20日目(2月14日)
7時起床、というよりバスが着いたので強制的に起こされた。場所もよくわからない。とりあえず場所の確認が必要だ。
しばらく歩いていると場所もわかり、サヤーム・スクエアへ行く。若者の町らしく、朝から若者がいてにぎわっている。日曜日だからだろう。だが、7時半は早すぎてほとんどの店はやっていない。唯一やっていたマクドで朝食を取る。朝食の間にどうするかを考えた結果、ファランポーンへ行って電車の切符を買おうということになった。
テクテク歩くこと役一時間半、日差しが強い事もあってかなりつかれた。エースは切符を買う必要はあるが、僕はバンコクにいるつもりなのでホテルの予約をしようと考えた。2年前にエースも泊まった事のあるバンコクセンターホテルがファランポーンのごく近所にあるので、そこでチェックインしてみた。950Bと普段の生活水準からすると大金だが、最後はリッチに行こうと思っていたので奮発した。
で、ホテルにかばんを置いて駅に戻る。エースはまだ切符を買っていなかったので一緒に買いに行く。ちょうど良いことにチェンマイ行きの切符を買ったときの人がいたので手伝ってもらう。すると、もう1,2等は完売で3等しかないという。12時間ぐらいの旅なので3等はきつい。で、食堂にいって考え直すことにする。
で、食堂で考えていると、なんとトレッキングでいっしょだったデロリンらしき人物が一人でいる。これは・・・と思ったがエースは違うと言う。だが、僕にはそうとしか思えなかった。さらに決定的に智チャンも現れて、声をかけたというか両方同時に気づいた状態になった。またすごい偶然もあったもんだ。さらにさらに、なんと泊まっているホテルまで同じなのだ。ここまで偶然が続くと運命的なものすら感じてしまう。彼女達は昨日アユタヤ慣行にいくらしい。僕もいっしょにと誘ってくれたのだが、うーむ、どうしたものか。次の日の16日はサヤーム・スクエアとかとにかく買い物デーにする予定なのだ。何を買うかも考えておかないといけないなー。
ワットプラケオとかに観光に行くと言って彼女達は去って、また、エースと思考タイムである。だが、僕にとっては完全に人事扱いである。僕がこうしろという権利もないし、決めるのはエースである。アイデアぐらいは出すが、決定はエースが自分でしないといけない。それに一人旅になるのだから、こんな所で人の助けがあってはいけないのだ。で、なんとかツアー会社の助けを借りて、バスのチケットを購入。現地のツアー会社を使うのはエースが考え、エース一人でしたのでこれは人の助けではない。
6時にツアー会社からバスターミナルまで送迎してもらうことになったらしく、一旦僕のホテルに戻り、エースはシャワーを浴びた。厳密には交渉中に僕が先に帰ってシャワーを浴び、その後エースが尋ねてきたのだった。
そう言えば朝から何も食べていなかったのでめちゃめちゃお腹が空いている。このホテルは中華街が近いので、安い中華料理でも食べようかと思っていたが、旧正月のため、中華街自体が死んでいる状態だった。しょうがないのでファランポーン駅内のケンタッキーで食べる。・・・・またファーストフードを食べてしまった。重たいものを連続で食べたくなかったのだが失敗してしまった。
その後、ダラダラと部屋で日記をかきつつ話した後で、エースが出発するツーリストまで一緒に行く。とうとうエースともお別れだ。エースが来てくれなかったら孤独の中で一人旅を止めていた可能性も在るし、チェンマイへいってトレッキングすることもなかっただろう。全ての幸運の第一歩がエース到来といっても過言ではない。心からありがとうと言いたい(実際には照れて言えない)
本来ならエースがバスに乗るのを見送るのが普通だが、なぜか僕がトゥクトゥクに乗るのをエースが見送るということになっている。「また日本でな」と軽い言葉でお別れした。エースのこれからの旅が安全で面白いものになるのを祈る。
トゥクトゥクでカオサンに到着、今日薄雲さん(大学の友人)と会えるかどうかわからない約束を日本でしてあったのだ。で、一応指定しておいたレストランで夕食を一人でしていたのだが、一時間以上待っても現れない。これは無理だったようだ。エースと会えたのが幸運だったのだろうか。海外の町の一角ですれ違うなどよく考えれば奇跡的だ。ま、エースとは情報交換が多かったから可能だったのかもしれない。
あきらめてホテルへ。今日は久し振りに一人で寝る。これも久し振りだとうれしい。一人旅のよさをもう一度かみ締めることが出来た。今回のたびでは一人旅の長所・短所を思いっきり体験することが出来てよかったな。
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