9日目(2月3日)水曜日

 今日でおだやかだったホアヒンでの日々ともお別れして、またやたらうるさく、排気ガスのえげつないバンコクへ戻る。なるべくならいたくない町だが、待ち合わせの場所でもあるし、仕方ない。どの道、どこへいこうともバンコクは通るのだ。

 朝10時ごろに長く世話になったMOD GUEST HOUSEをチェックアウトして、いつも行っていたレストランで朝食を取る。このレストランとも今日が最後だ。軽くお別れを言ってバスターミナルへ。バスはまだない。11時半のバスを予約していたが11時にはもう着いたので、それに乗りたかった。が、乗客が思いのほか多く、30分待つことになった。30分後バスへ。想像していたよりはきれいな感じだったが、寒い。エアコンバスは寒いと聞いていたが、これほどとは・・・加減というものを知らないのだろうか。

 バスに乗ってから30分ぐらいしてから、外はかなり雨になっていた。最近やたらと雨が多いところを見ると雨季なのは確実だ。ま、バスに乗ってるんだから関係ないだろうと思ったら関係あった。なんと雨漏りしてきたのである。しかもご丁寧に僕の頭のちょうど上である。運の悪さもここまできたらあきれていしまうほどである。文句を言っても笑うだけで何もしない。席を替わるにも全席満席だったから替わりようがなかったとはいえ、謝るぐらいはしてほしかった。しょうがないのでハンカチで水滴をふき取りながら雨がやむのを待つ。うーむ、バスも恐るべし・・タイはやはり恐るべき国である。

 バスが着いてからカオサンまでトゥクトゥクに乗る。どう考えてもかなりの距離があり、高額をいわれることを予感していたが、これが60Bだという。ホアヒンへ行くときファランポーンまでより安い。うーむ、中には良心的なドライバーもいるものだ。こうなってくると適正価格というのがどの程度かわからない。

 とにかくカオサンについた。久しぶりで懐かしい感じだ。とりあえず今日の宿を探さないと行けない。どういうのでもいいから決めてしまうことが必要だ。どうせ、その宿には一泊しかいないはずだからだ。で、探しているが、いい感じの宿はほとんど駄目なようだ。で、かなりやばそうなゲストハウスに入っていく。で、何を考えたかそのベッドしかない部屋でOKしてしまった。4時過ぎだから、まだ探せただろうに。。。って自分のことなんだけど。 まあ、どんなのでも決まったから、次はインターネットをしにいった。もしかしたら、どこに泊まっているとかいうメッセージがエースからあるかもしれないし、日本語でカキコミやメールもしたかったからだ。一時間弱もかけて、いろんなところにカキコミをしたり、メールを書いたりした。久しぶりに日本語が見れるのもいいし、海外でこんなことができるのは本当についている。

それを終わって町をさまようと、なんとエースがむこうから歩いてくるではないか!!まあ、いるとは思っていたが、こうもあっさりと見つかるとは・・・・びっくりである。だが感動もあって、思わず握手してしまう。向こうにとってはタイ2日目だが、僕はもう9日目である。めちゃめちゃ懐かしいといった感じだ。しばらくまともに日本語をしゃべってなかったので、とにかくしゃべる。タイに来てから思う事もいろいろあったからしゃべることはいくらでもある。それにエースは一度4人でタイに来たこともあるから話しが通じる。いやー、いっぱいしゃべったら気持ちいい。うっぷん晴らしができたようだ。それから、お互いの部屋のひどさを自慢し、レストランで食事をした。どうも僕はお気に入りのレストランで、エースも前日食べていたらしい。偶然というのはあるもので、席もおなじようだ。一人で入りやすい店というのはやはり感覚的にあるのだろうか。ビールを飲みながら軽い食事をしたが、ちょっと物足りない。で、屋台で何か食べようかとうろつく。途中、閉店間際の店に入って、閉じ込められそうになったりしながら探していると、やきそばみたいな屋台を見つけたので、そこで10B(40円)の食事をする。これがまた安い割においしい。満足して二人は別れて寝にいった。9時過ぎだが、僕の部屋にはトイレもシャワーもないので、日記を書いたらそのまま寝ることにしよう。嫌だが、共同のシャワーを使うよりましだ。これを写真に撮ろうかと思ったが、えげつないので止め(笑)

9日目終了

10日目

トップ