●ブルース・リー映画の魅力
TVゲームでも同じなのですが、いくらCGや金かけた大爆発シーンを使っても本
当に面白い作品というのはそういうものに影響されるものでは無いと思うんです。
PS2の劇空間プロ野球よりも大昔にやったゲーセンに置いてあった単純な野球ゲ
ームの方がたぶん遙かに面白かった・・という様なものです。
ストーリーなんてシンプルなものでもいいのですが、全体としてがっちりまとまっ
ていて単純明解に楽しめるものが一番です。
そういう意味でもリーの完成作品4本は奇跡とも思える程全てがパーフェクトに面
白いものに仕上がっています。
何十億円かけても及ばない圧倒的な迫力が画面からひしひしと伝わって来るものば
かりなんですよね。
本当に面白いのは超人でもスーパーサイヤ人でも無くて普通の人間があたかも超人
の様に活躍するといった様な所でしょうか。。
う〜〜〜〜〜ん・・うまく表現出来ないなぁ。。
例えばシュワルツネッガー。。この人の映画も面白くて大好きなんですけど、あん
なのは僕たちには出来っこないやい・・というのがあって、そういうのでは無くて
リーの映画の場合は何となく鍛えれば同じ様になれるのではないか?と錯覚をさせ
てしまわれる様なそういう凡人にも夢を見させてくれる何かがあったのです。
だからみんなアチョ〜って叫んでヌンチャクを振り回したんですよね。
トルネードランチャーなんて大袈裟な物では無くて、僕らも持てるヌンチャクだっ
たからこそなんです。
とにかくどの作品もが「痛快」の代名詞の様に感じます。
最も凄いのはそれが四半世紀経った今でも全く色褪せずに、子供の頃に感じた興奮
を大人になった今でも感じさせてくれる事だと思っています。
当時、子供から大人まで全世界がアチョ〜になった事が時代の流れさえも越えて今
だに強烈なインパクトを持ち続けているというのはブルース・リー以外にちょっと
思い当たりません。。


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