何もしたくない

何もしたくない
こうしてうつぶせになって
背中にやわらかい陽を感じながら
目を閉じて
足の裏を時々冷たい風がすべってゆく
胸のあたりでコツコツひびく
心臓の音でしか
生きていると確かめられない
頭も身体もジーンとしびれて
ボク生きているのかな
ボク死んでいるのかな
何もしたくない


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