君うるわしのかんばせ

君うるわしのかんばせを
我が枕辺に近づけて
熱きくちびる重ねよや
時うつろひて過ぎぬまに
花紅に萌ゆる時
今ひたすらの愛の中

君かぐわしの黒髪を
我が肩先にふるわせて
熱き吐息に酔いしれよ
胸の炎の消えぬまに
花咲き誇るつかのまに
今ひたすらの愛の中

君やわらかきその胸の
うす紅に染めながら
愛のうねりにのまれよや
熱き柔肌醒めぬまに
花色あせ枯れるなら
今ひたすらの愛の中


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