土地に柵する馬鹿がいる

土地に柵する人がいる つながる大地のその上に
杭打ちつける馬鹿者は 一体何をする気だろう

たったひとつの柵の為 むこうとこちらにわけられて
挨拶でさえ許されず 近づくだけで殺される

土地に柵する人がいる 通ってゆけばそのままで
何て事もなかろうに そこに柵をするなんて

つながる大地のうえなのに むこうの悲しみ目をつぶり
むこうの争い背を向ける 一つの柵でこうなのか

土地に柵する人がいる どちらの側からいったとて
柵まで来ては逆戻り 今日からそんな日が続く

つながる杭に無造作に 鉄条網がからみつき
そして死体も無造作に 柵と一緒に絡みつく

拓郎が高校生の時に作った歌です

戻る