WRC栄光の3連覇

第6章〜初優勝〜
93年WRCは新体制「555・スバル・ワールドラリー・チーム」のシーズン突入。開幕戦でC・マクレ―が2位に入り悲願の初優勝が見えていた。5月アクロポリス・ラリー第1レグ 2人はメンバーの期待に答え初日1-2でフィニッシュしたのである。よ〜し「勝てる!」これで初優勝を確信したスタッフ達、しかし「なにっ〜リタイア!」初優勝を意識したのか・・マクレーは岩に接触、バタネンはコースアウト・・・共にラリーを終えてしまった。「WRCで1勝する事がこんなにも難しいのか・・」「これがラリーなんだよ・・」実力だけでは絶対に勝てない「運も味方につけなければ・・・」「だから1度勝って勝利の女神をこちらに向けさえすれば、あとは勝ち続けることも出来るのだ」まずは1勝することだ!そして、その時が・・・8月のニュージランド・ラリー、次戦からWRCの申し子と言われる「インプレッサ」の投入が決定。「レガシィの最終戦で初優勝」がチームの合言葉だった。すべてのワークス・チームが揃った戦いは、今までとは空気が、何かが違っていた・・・素晴らしい!スバルのA・バタネンがNZ名物「アイアンロード」を芸術的なドラフトで走破して行く。バタネン第1レグをトップで通過。アクロポリスに続くバタネンの好走に、「今度こそ初優勝」と誰もが予感した・・・・しかし第2レグ快調にトップを走るバタネン・・が、草原の小石にヒット!マシーンにダメージを受け、まさかの「リタイア」!まっ、またか!「我々には勝利の女神が見向いてくれないのか」・・・あっ、あれは〜マクレ―マクレ―だっ!なんと、最長ステージでベストタイムをマーク・・バタネンに代わってトップの座に踊り出たのだ!マクレ―の頑張りが続く。その後2位に下がったが第3レグで再びトップの座を死守している。しかしマクレ―を猛烈に迫撃するマシーンが、F・デルクールだ、フォードのデルクールが凄ましい勢いでその差を7秒まで追い上げてきたのだ。マクレ―は捕まえられるのか、「頑張れ!頑張れマクレ―」その願いが通じたのか「マクレ―も負けていません!」2つのSSでベストタイムを叩き出し、遂にタイム差は28秒に・・・そして歴史に残る場面が・・ゴール前に陣取ったスバルのスタッフの目に・・ブルーのマシーンが・・・あっ、マクレ―だっ、C・マクレ―初優勝ッ!!ワークス勢の大接戦となった厳しいラリーを見事に制し、ついに念願のWRC初優勝をスバルにもたらしたのだ」やった〜ついにレガシィが優勝だっ!
「ついに成し遂げられたWRC初優勝」ここから「555・スバル・ワールドラリー・チーム」の快進撃が始るのであった。

続く