WRC栄光の3連覇

第9章〜チームオーダー〜
95年WRC第7戦カタルニア・ラリー、ここまでのドライバーズランキングは1位、J・カンクネン62P、2位C・マクレ―55P、3位D・オリオール51P、4位C・サインツ50Pと1位から4位まで、僅か12P差の中でひしめき、タイトル争いはますます混迷を深めていたのである。こうして開幕したカタルニア・ラリーここでの勝者がチャンピオンに近づく。「地元のスペインが誇る英雄C・サインツ」がスタートから全開アタックで首位に、片や初タイトルに意欲を燃やすマクレ―が僅差の2位につけてスバルは1-2体制と順風満帆に見えた・・・だが、「チームオーダー!?」そうだここにきて我々にはドライバーズ、メイクスのダブルタイトルの可能性が見えてきた」そこで「監督として君達にこのままの順位でゴールするようチームオーダー」を命じる!・・マクレ―にとっては思いもよらぬチームの決定だった。
コリン、我々はチャンピオンになれるチャンスを逃す事が出来ないんだ。なぜならスバルがチャンピオンになることは市販車を造っている日本の社員を含めて世界中のスバル関係者の夢だからなんだよ、との粘り強い説得に「・・・わかりました・・」こうしてマクレ―は意図的にペナルティを受ける事に、この結果スバルは1-2-3フィニッシュという歴史的な快挙を達成したのである。しかし激震が・・・ラリー終了後にトヨタの「ターボスキャンダル」が発覚!トヨタの95年度のメイクス、ドライバーズの両ポイントが剥奪されたのである。これによりドライバーズタイトル争そいはサインツとマクレ―の2人に絞られ、メイクスもトップの三菱とわずか2ポイント差に迫った2位のスバル、両タイトルは最終戦RACで決する事になったのである。

続く