女教師小説
女教師小説
転落の始まり
疲れていた。クタクタだった。
マンション5Fの自室に入ると、奥の寝室のベッドに
スーツのまま倒れ込んだ。
早坂家の車で送られている最中も緊張が抜けず
身体を固く身構えて、後部座席で揺られていた。
ようやく、ホッと出来る場所に帰ってきて
緊張が一気に抜けて、抜け殻のように横たわる。
シーツのひんやりした感覚がとても気持ちが良い・・・。
車の中でも続いていた微熱がまだあるみたい。
火照った頬を擦り付け、熱を冷ます。
気だるさが全身を覆っていて、寝着に替える気力も残っていないよう。
汗をかいた身体がシャワーを欲しているけど
明日の出勤までに身奇麗にすればいい・・・。
ぼんやりと考えながら、スーツの上着を横になったまま脱ぎ取る。
ブラウス越しにシーツの冷たさが伝わって
その心地良さに思わず身体をシーツに擦り付けていた。
あの子・・・、なんのつもりだったのだろう。
枕を引き寄せ、顔を埋めながら数時間前の衝撃を考える。
思春期の性の暴走の一言で片付けられるなら
私の身体が無事なはずはない。
性に目覚めた頃は、経験を積んだ中年のいやらしさと違って
直接的な接触を求めるはずよ。
それなのに、あの子は私の身体には何もしなかった。
性の対象と見ていないの?
実際の私の身体に魅力を感じなくて・・・??
ううん、そんな事はないわ。
女として自慢するわけではないけれど
あの子は私の事を「奇麗」と言ったし
欲望をたたえた瞳で見つめてもいた。
なのに、何もしない・・・。
あの盗撮写真とテープがあれば
短絡的に私を脅して、身体に触るくらいの事は
出来たかも知れないのに。
突然、その時になって私は愕然とした。
そうよ! まだ部屋の中にはカメラと盗聴機が仕掛けられているかも!?
あの子は、カメラを外したなんて一言も言ってないじゃない。
沢山の痴態写真を見せられて、もうこれ以上撮られる事はないと
勝手に思い込んでいただけだった。
今もどこからか、この寝室を
ベッドに無防備で横たわっている私を
カメラが狙ってるのかも知れない!
途端に身体に緊張が走る。
身体を左右に動かして、スカートが乱れていないか確かめる。
幸い、裾は捲くれ上がってなくて
お尻を丸出しでうつ伏せになっている状態じゃなかった。
幾分か緊張が緩んでホッとする。
でも、カメラを探し出してどうにかしないと
お風呂もトイレもいけないのには変わりは無かった。
だけど、今はどちらも翌朝まで後回しに出来る状態なので
この2ヶ所は、明日早く起きて探す事に決める。
寝室にあるだろうカメラは・・・?
このまま眠ってしまえば、特に痴態をさらさずに朝を迎えられる。
あんな恥ずかしい写真に比べれば
多少、太ももを露にして寝返りをうつくらい
どうでもいい事のように思えた。
身体の緊張を再び解いて、シーツの海に沈み込む。
微熱はまだ収まっていなかったけれど
これは今日の出来事に少し興奮しているだけだわ。
このまま、何も考えず落ち着けば
5分もしないうちに寝入ってしまえる・・・。
そう繰り返し思いながら、うつらうつらしている私の耳に
電話の呼び出し音が飛び込んできた。
・・・!
一瞬、ビクっと現実に引き戻されたけれど
留守電にしている事を思い出し、そのままにして再び目を閉じる。
誰だろう?? こんな遅い時間に、しかも日曜の夜・・・。
長電話をかけてきそうな友人のリストを思い起こしてるうちに
呼び出し音が止まり、留守電に切り替わる。
「はい、只今留守にしています・・・」
イタズラ電話防止の為に入れている、機械の音声が留守を告げている。
間もなく、メッセージが終わり相手の声がテープに吹き込まれる。
「紀子先生・・・」
電話機からの声がぼんやりしていた私の頭を叩いた。
あの子・・・! 早坂君!
言い知れぬ恐怖感が襲い、思わず身を強ばらせる。
「先生・・・、おやすみなさい」(ガチャリ)
えっ? それだけ・・・?
とてつもなく拍子抜けだった。
どんなイヤらしい言葉が浴びせられるのか身構えて
場合によっては、電話に出てお説教をしようと思っていたのに。
持ち上げていた頭を、枕に乗せ戻して溜息をつく。
「悪気は、なかったのかしら・・・」
早坂家で強要された仕打ちを、私は肯定的に考えていた。
思春期の情緒不安定〜。
直接行動は取れないくせに
好きな人の写真を盗み撮りして、悦楽にふける〜。
そう考えると、彼の今日の行為も
中学生の可愛い過ち〜と取れない事もない。
彼の場合、興信所に大金を払える立場にいたから・・・。
お屋敷に住んで、自分だけの完全な個室を持って
自由に振る舞えたから、あんな事が出来たのよね。
うつぶせになったまま、目を閉じる。
混濁しかけた意識の中で
普段、学校で見せる彼の屈託のない笑顔が浮かんだ。
「そうよ、基本的には良い子なんだわ」
そんな子が、あんな・・・・・。
想像の彼を見つめる私の視線は
なぜだろう、太ももが剥き出しの半ズボンの上をさまよっていた。
ズボンは見つめるうちに、みるみる大きく膨らんで
立派なテントを張って私に向って力強く自己主張をした。
はっ!となって目を開ける。
やだっ、私ったら何を想像しているの!
彼の行為を良い意味に解釈しようとしてるのに
教師の私が、彼の男の部分を強く想うなんて・・・!
微熱が益々上がっているよう。
身体の芯が炭火のようにジワジワと燃えている。
この感じ、自分では分かっている。
私、興奮している・・・。
昭彦さんに抱かれた時に初めて感じた感覚。
優しい抱擁に身体の力が抜け
優しい愛撫で身体に火が付けられる、あの感じ・・・。
彼が大学を出てから、疎遠になっても
時々、なにかのきっかけで目覚め起きて
その感覚は切なさを身体いっぱいに満たして止まない。
昭彦さんとの距離が遠い今
そんな時は自分自身が恋人になっていた。
興奮した身体を静める為、自分で愛撫を繰り返し
満たされるまでベッドの上で声を殺して慰める・・・。
あの人に会いたいと願ったのに
初めて会えなかったあの時、あの夜から覚えた悪癖。
その前兆が、今身体の中で燻り始めていた。
「んっ・・・んんっ」
思いがけない身体の変調に、身じろぎして抵抗する。
中学の男の子を妄想して興奮するなんて!
だけど、身体は
そんな私の理性の抵抗にはお構いなしだった。
うつ伏せでシーツに押し潰された胸がよじれる度
じんわりした切ない快感が湧き起こってくる。
一番重みを受けている胸の頂が、はっきり感じられるほど
もう固くシコっている・・・。
「んっ・・・はぁんっ」
妄想を消そうとした身じろぎが
いつのまにか愛撫をおねだりする、はしたない行為にすり替っていた。
だめよ・・・、このままじゃ!
官能の渦に飲み込まれてしまうのは明白だった。
触ってもいないのに熱く火照り始めている腰が
自然にシーツに擦り付けられるのを理性で堪えて
横向きになって身体を丸める。
胸と腰へのシーツとの摩擦が無くなって、気持ちが幾分落ち着く。
でも、身体が縮こまった分
こんな時、いつも火照りを収める悪戯な手が
思わずどこにでも、欲情を満たそうと伸びようとする。
くの字に曲げた両足がお互いに擦れ合って
より刺激を求めようとする。
だめっ、こんな事しちゃだめ!
気持ちと裏腹に、身体の各部分が勝手に動き出して止まらない!
胸の前で抱えるようにクロスさせて耐えている腕が
横にこぼれた胸の膨らみを挟み付けるように揉みしだく・・・。
固く閉じた太ももが、それを包み込むストッキングの肌触りで刺激されて
よりいっそうの摩擦を求めて、もそもそと動きよじり合わさる・・・。
あの人に愛撫されてるような甘い優しい刺激が押し寄せる。
「はっ・・・んんっ、はうっ・・・」
自分で聴いてもゾクゾクする甘えた鼻声が漏れ出した。
いつもなら、この声でより興奮して
さして時間もかからず、はしたなく絶頂を迎えてしまうの。
でも、今日は・・・今はだめ!
あの子のカメラが、盗聴機が私の痴態を
盗み見聞きしているかも知れないのよ!
知らなかった時ならいざ知らず、分かっていて
自慰行為を見られるなんて・・・!!
でも、どうしようもなくなってきた本能が理性を説得する。
何度もオナニー姿を撮られているのよ。
今更、お嬢様振っても仕方がないじゃない!
理性が言い返す。
知らなかったのよ!
あの子の視線を感じながら続けるなんて出来ないわ!!
本能が提案する。
じゃあ、見られないように
布団をかぶってすればいいじゃない!
このままになんて出来ない
明日学校で生徒に欲情するよりましでしょ!
最後の言葉が理性を説き伏せた。
そう、もう止まらない・・・このまま朝を迎えるなんて出来ない。
そろそろと、布団を引き寄せその中に収まる。
声を上げなければ、その中で何をしているのか分かりはしないわ。
敏感になっている部分を強く刺激しないように
ゆっくり指を身体に這わせる。
「はぁ・・・ああぁ・・・」
身体が待ち焦がれていた指先の愛撫が与えられると
声を出さない誓いはあっけなく破られてしまった。
胸をゆっくりと、両手で左右から寄せ上げる。
どこから沸き上がるのか分からない、甘美な刺激が体中を駆け回る。
気持ちいい・・・もっと、お願い。
心の中の恋人におねだりすると、両手は指先で膨らみを揉みしだき始めた。
「ああっ、いい・・・、続けて、もっと」
小さな声で彼に語り掛ける。
自分の手が彼の物となって、優しく胸全体を包み愛撫し続ける。
胸ばかりでは、飽き足らず擦り合わせ続けいていた太ももの奥から
じんわりと熱い滴が溢れ出すのが分かる。
レースの入った薄手のショーツを濡らし
ストッキングにまで染み出しているのみたい。
腰を撫でながら、右手でスカートのホックとファスナーを外し
足で器用に脱いだスカートをベッドの端に追いやる。
胸がはだけたブラウス
ストッキングとショーツ1つの下半身を露にして
恥ずべき行為を続ける・・・。
こんな格好の先生を生徒が見たら・・・。
頭の中の妄想は、いつの間にか相手が恋人から
教え子へと摩り替わっていた。
こんな姿でいるだけで、あの子達、きっとどうにかなっちゃうわ。
ブラウスのボタンは全て外され
白いブラから零れる胸元をのぞかせ
下半身はストッキング、そして股間に張り付くように
レースの入った小さなショーツがストッキング越しに見えている・・・。
体育の授業で私は、そんなはしたない姿で指導をしているの。
生徒達は、もちろん半袖と半ズボン。
赤い顔をして、私を盗み見るように授業を受けている。
そんな子達にわざと見せつけるように
胸を揺らして、足を大きく広げる私・・・。
何人かは、前屈みになって股間の膨らみを隠そうと必死。
私は、そんな子に近づいて直接指導をする。
身体を密着させた個人レッスン。
生徒の荒い息遣いが間近で聞こえる。
身体を熱く火照てらせて、興奮に震えているみたい。
抱きしめたくなる気持ちを押さえられなくて
ブラのフロントホックを外して
その子の背中に直接胸を押し当てるの。
固くなった胸の蕾を、この子は感じているのかしら。
そのまま前屈みになって、股間を覗き込む。
両手で隠し覆っていても
その上からでも、はっきりと分かるほど元気を漲らせているアソコ。
先生にちゃんと見せて・・・。
耳元で囁いて、手を添えてゆっくりと隠していた両手をどかせる。
目の前に飛び込んできたソレは、とてもたくましくて
中学生の物じゃないくらい大人。
こんな物を隠していたなんて・・・。
驚きを抱きながら、裸の胸を彼の背中に押し当てて、そっと手を伸ばす。
指が触れる間もなく、その子の身体がビクンと震えた。
構わず、指を絡めて優しく握る。
密着した身体から感じるこの子の鼓動と同じ物が
指先からも力強く感じ取れる。
時折、ピクピク頭を震わすソレは
私が今触っただけで、もう限界を迎えているみたい・・・。
いい子だから、もう少し我慢するのよ。
空いていた左手をそっと濡れている自分の股間に這わせる。
ストッキングを脱ぎずらし、ショーツの中に指を入れる。
生徒のと同じくらい熱くなったアソコが
たっぷりの淫汁で出迎える。
先生もあなたと同じなの・・・。
濡れた左手でその子の手を導いて触らせる。
頬を擦れ合ったその子の横顔が驚きでいっぱいになる。
ぎこちなく指を動かし、どこから熱い汁が溢れ出しているのか
確かめようとしている。
その指の動きに喘ぎ声を上げ、はしたなく腰を揺らす女教師。
指の愛撫に高まってきた興奮を、そのまま生徒の股間にも伝える。
ズボン越しに握り締め、上下に揺すって擦り上げる。
生徒の荒れた息のピッチが早くなる。
もう少し・・・もうすこしなの。頑張るのよ!
股間の膨らみは限界まで反り返り、私のアソコを串刺しにしているかのよう。
すぐに二人で絶頂を迎える。
ああっ!イクっ・・・先生、イクの〜!
あなたも一緒にイッて! 先生と一緒に・・・っ!!
白濁した熱い液体が勢いよくズボンの隙間から発射され
手の平いっぱいにかかった。
「はあぁっ!! 先生にかけて!
あなたのアレをいっぱいかけてェ〜っ!!」
自分の絶叫で我にかえった。
布団は投げ出され、シーツの上で足をV字に広げ、仰向けになっている私・・・。
ブラウスのボタンは全て外れ、ブラも押し上げられて
両の乳房が剥き出しで宙を向いている。
下半身は、ストッキングもショーツも脱がされ
片足に引っかかっている。
そして、アソコには両手が添えられ
一番敏感な個所と熱い蜜壷に指が突き立てられ
ビクビクと脈打って締め付けられていた。
わたし・・・こんな格好で・・・!
妄想は、行為の初めのささやかな決意を吹き飛ばして
最悪の淫らな姿で絶頂を迎えていた。
見られているのに・・・あの子に見られているのに!
ぐちゃぐちゃの頭の中で、アソコを大写しにされた自分の姿が
スライドのように繰り返し現れ消えていく。
絶望感でいっぱいな理性をよそに
貪欲な本能は、まだ行為の余韻を引きずっていた。
「ううっ・・・はぁぁぁん!」
剥き出しのクリトリスを名残惜しそうに撫で摩る指先。
2本も突き入れられたアソコは、まだ締め付けを緩めない。
「いやぁぁ! 見ないでっ! 先生を見ないで〜!!」
理性が我に帰ってカメラの向こうの彼に叫ぶ。
しかし、消えていない欲情は指の愛撫を止めようとしなかった。
ずぶ濡れのアソコを指で蹂躪して、蜜壷に溜まった淫汁を
溢れ出させシーツを濡らした。
「ああっ! いやっ、こんなの、ああぁん!!」
言葉とは裏腹に、腰が跳ね宙に浮く。
まるでカメラに犯されたいように、くねらせ、求める。
「はあぁっ! ああっ! あン、あン、あン・・・!!」
指のピストン運動が始まり、喘ぎ声と腰の動きとがシンクロする。
「ううっ! 助けてっ、先生を助けて!!」
現実が妄想に飲み込まれて、その中で私は生徒達に犯され続けていた。
何人も、何人もの硬直したそそり立つ中学生のアレが
教師の私のアソコに突き立てられ、膣内に精液を撒き散らしていく!
「あああっ! 生徒のが・・・ああっ、いっぱいなの!
先生のアソコ、いっぱいにして〜っ!!」
思い切り足を広げ、妄想のアレを受け止めながら
私は2度目の絶頂を迎えた。
白濁した精液の海に飲み込まれていくように
頭の中が白くなっていって・・・意識が途切れた。
<転落の始まり・終>
<次章「受辱のレッスン」>
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