Annieのママ奮闘記

アニーのママへのお便り(あなたからのメッセージ待ってま〜す)t-nakano@kcn.ne.jp

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第1章 アニーとの出会い − [人生最大の決断]

パパから 「犬を飼おう!」って言われ続けて・・・年。
それまで犬や猫との共同生活の経験が無く、犬は”恐いもの”だった私は、ついにパパの懇願に負け、
”飼ってみようか?”という気になった。

1.そのかわり、私が選ぶ
2.散歩は会社に行く前と帰った後にパパが行く
3.お世話はパパ(いない時は私)がする
4.年3回の町内会のウンチ掃除はパパが行く
5.メスを飼う

と、固く約束をし、せっせと、パパはペットショップ巡りに私を連れて行った。
図書館へも行って、犬種本も借りた。本屋で立ち読みもした。犬雑誌(こういうものがあるとは知らなかったが)も買った。

そして、私が選んだのが”ウエスティ”!
(その当時の犬雑誌に特集記事があり、白くてかわいい。大きさもOK。飼いやすいと書いてあった)
幸い、近くのブリーダーさんで生まれたばかりの子がいるという。
「見せて〜」と言ったら、「母犬も小犬もまだ見せれないけど父犬を見せる」と言った。
家に連れて来てくれたら”かわいくて、きれい”だった。
パパが手を父犬の前に持っていったら”ウッ”と言い、噛みつかれそうになった。・・・不安がよぎった!!

父犬が帰った後、パパに「性格きついんとちゃう?(大阪弁・・私は大阪出身)」と、聞いたら、
犬を飼いたい一心のパパは、
「そんな事はない。大丈夫や。虫の居所がちょっと悪かっただけ。俺が変な所をさわろうとしたから・・」なんて事を言う。
”そんなはずはない!!” あれぐらいで噛まれそうになってたら・・・
考えたあげく、・・・キャンセル!!!
ブリーダーさん曰く、「初めて犬を飼う人にウエスティはあまり勧めたくはなかってんけど・・」
それなら、早く言ってくれ!− 犬も私も不幸になるではないか!

「やっぱり、犬は飼わない」と、言い出した私に、パパが必死に説得して、
「盲導犬になるし、ラブにしよう!−黒ラブ」と言う。
ペットショップ巡りでゴールデンは、いっぱい居たけどラブはいなかった。
(パパは本当はゴールデンが欲しかったけど隣家にゴールデンが居たのでやめた。)
ペットショップの人が、「黒ラブは、なかなか入らない。イエローはすぐ入る」と言うので、取り寄せてもらう事にした。
すぐと言うわりに1週間たっても連絡がなく、その間もペットショップ巡りを重ね、同じペットショップの別の支店で
「バーニーズは?ラブはやんちゃだよ。やんちゃ度は、ラブ・ゴールデン・バーニーズの順だよ。」と言われた。

”バーニーズ???”− 聞いた事も見た事もない!
「1週間後に♂が入るから、見にくれば?」と言う。−その帰り、図書館へ直行。
かわいくない! 大きい! 恐い! おまけに小犬の頃は恐ろしいほど元気と書いてある。−−とんでもない!却下!!

一週間後、「バーニーズ♂が入った」と、TELがあった。
私「いらない!」 店長「とにかく一度、見るだけ見においで!」
「あんな犬(犬の写真が悪い!と今でも思う)、やめとこな」とパパと私は意見が一致。でも、しぶしぶ見に行った。

”・・・・・・・・・かわいい!! ぬいぐるみみたい。写真と違う”

パパが「これにしよう。気にいった!」 私が「・・・・ウン(小声で)」

「本当に飼いやすい?ラブよりぜったい?犬初めてで飼える?」と、店長に質問責め。「ぜったい、大丈夫!」
「じゃあ、♀取り寄せて」で、決まり!

それから待つ事、5日間。いろいろ名前を考えて、”アニー”とした。
引き渡しは、金曜日にしてもらった。パパが休みの土・日で犬が恐い私は、アニーに慣れようと思っていた。
「どうぞ。取りに来て。」とのTELに、質問事項をいっぱい書いたメモとペンとクレジットカードを持って、
ドキドキ(ワクワクではない!念の為)しながら迎えに行った。

「ほら、かわいいでしょう!」
−−− 店長が指差したケージを見ると、先に入っていた♂とアニーが、はでにプロレスごっこをしていた。
前に♂を見た時は、ケージに一匹だったので、おとなしかったのに・・・。

”・・・・・・・・・やっぱり、恐い!”

店長が「はい。どうぞ」と、そのままアニーを差し出した。「えっ?このまま?箱に入れてくれないの?」
「抱いてあげて」 −−− 抱けなかった! (恐い・・・)

結局、私が運転して、パパが抱いて帰った。−−−−−1994年6月24日の事だった
−−−つづく−−−
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