ハウステンボス見てある記:長崎浦上天主堂


自宅を出発して10時間。午後3時過ぎに長崎市内に到着。グラバー邸に行くにはちょっと時間が 足りず、以前に行けなかった「浦上天主堂」を目当てに平和記念公園をサーチ。その駐車場に入ろうと すると、スーツを着た”上品そうな?”おじさんが、
「もう少し進んで←の看板を左に曲ると無料の駐車場がありますからどうぞ」
とご親切な案内を頂き、「長崎は平和だなぁ・・・」と変に感心してその指示のように進むと、 そこは「XX鼈甲??」という大きな看板がある土産物屋さんの駐車場でした。
到着早々に土産物を物色する気にもなれず、お言葉に甘えて無料駐車場のみを利用させて 頂きました。

「平和記念公園」で「記念写真」を撮り、ソフトクリームを買って休憩。以前来たとき(高校の 修学旅行だから30年以上前の話ですが)は、たしか、公園といってもただの広場に手を大きく 広げた記念像があっただけのような記憶があるのですが、今は、記念像の周りは水をたたえた 御影石のプールで囲まれており、広場もきれいに舗装されており、公園の記念像の反対側には 噴水があり、周りもきれいに花で飾られています。

「浦上天主堂」は公園の先を下ると、向こうの高台にありました。ここの記憶(修学旅行の)は 全くありません。そのときはまだ再建されていなかったのかなぁ...
教会の中に入ると、見学出来るのは、入り口と出口のあいだだけで、せっかくのきれいなステンドグラスの窓や、教会の雰囲気を味わうことが出来ません。日本の社寺のように「拝観料」を取らないのは 結構なのですが、本来の教会の意味が半減したような気分になりました。
(以前、ヨーロッパに行ったとき、所かまわず教会を見てまわったのですが、あの有名なパリの ノートルダム寺院ですら自由に中に入れ、その見事なステンドグラスの大窓を撮ることも出来 ていたのに...)

とにかく、絵葉書を買って次はどこへ行こうかとぶらぶらしていると、ちょうど天主堂の向かい あたりに「ホテル」のような建物があり、その中で写真展をしていたので覗きに入りました。 説明をよく読んでいなかったので、しかとはわかりませんが、法王か枢機卿が来られたときの 記念式典の写真展で、館の係りの人から「カレンダー」をいただきました。その人の話ではこの 建物は「大司教館」だそうで、大司教が住んでおられる所だそうです。家内が「長崎に来たら どこを見ておけばいいですか?」というような事をその係員に聞くと、「26人の殉教徒の像が 長崎駅にあるので、それを見ておくように」との案内。「26使徒てどういういわれがあるのか?」 というような事を聞くと「学校で習ったでしょう!」ときついおしかり。私もあまり記憶にないの ですが...まぁとにかく長崎では今年の11月にこの「26使徒」をテーマにしたオペラが上演 されるそうです。

長崎市内での観光は以上のようにほんのちょっとだけでしたが、街のあちこち、橋の欄干や、 公衆便所の窓にまで、ステンドグラスが使われており、豪華な印象を受けました。


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