タイ:バンコク旅行記
Part4:地理的印象について


地理的印象について

日本とタイとは、2時間の時差があり、大阪ーバンコク間は5時間余り です。

水上観光で、船(といっても、20人乗りくらいの細長いボートに、強力 なバイクのエンジンをつんだようなもの)でチャオプラヤー川を遡上、 水上マーケットを見物(買い物?)しました。
売り主は、幅60cmくらいで、 長さ5mくらいのボートを器用に操り、我々の乗った観光船に横付けし、 いろんなものを売りつけて来ます。(主に、果物類が多いのですが、シー ズン的にズレていて、あまりいいものがないそうで(現地の案内人の話)、 なにも買いませんでした。)





その、水上マーケットに行くまでの光景が印象的でした。というのは、 雨季が終った直後で、あちこち洪水で氾濫しており、川沿いの住宅などは 殆ど浸水したままの状態です。この状態はいつ回復するのか、わからない 状況だそうです。というのも、バンコックは、海抜0mだそうで、どこを 向いても山がありません。そのため、水の流れる傾斜がなく、おまけに 下水道も貧弱?なためだそうです。今、バンコクの生徒・学生は1ヶ月 の洪水休み中です。


おかげで三島由紀夫の小説「あかつきの寺」のモチーフになった「暁の寺院」 も閉鎖中で見物できませんでした。










下水道で思い出しましたが、バンコックのトイレは(もちろんホテルの水洗 トイレの事です)ウンチを拭いた紙をそのまま流してはならないそうです。
出発前にタイの観光案内などで、「タイ式トイレは、使用後、そばのバケツ に入っている水で洗い、拭いた紙はゴミ箱(汚物入れ)に捨てる」ということ をあらかじめ知っていたのですが、これはホテル以外のことと思っていまし た。
バンコックを出発するまで、従って室外では用便をたしなまないように していたのですが、出発前に妻がホテルのロビーのトイレ(チェックアウト 後だったので)を利用してから私に耳打ちするには、 「タイではどこでも紙を流してはだめなようよ。便器の横の汚物入れに 使用後の紙が捨ててあるわ!」
私 「........!」

# 実は、2日めの夜中に大変な腹痛と下痢に悩まされ、一晩中トイレに通 いずめで、トイレット・ペーパーをまるまる1ロール分を一晩で使って しまいました。もちろん、その都度トイレに流していたわけで.......
今ごろ、バンコクの洪水の影響がさらに悪化しているかも!

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