今やハワイツアーの定番オプションと化する一方、ブームが収束しつつあるワイケレアウトレットセンター。当然みやーんも、流通業に関わる者として避けて通るわけにはいかないとばかりに、当時オープンしたばかりのワイケレに行って参りました。何しろこのワイケレ、ハワイ州初の米国本土型の本格アウトレットセンター(郊外立地・直営店舗・大規模面積展開で、広範囲からお客を集めることで在庫を処分するショッピングセンター)の形態をとっていたことから、オープン前から注目を集めていたのだ。更にみやーんを刺激したのは、サングラスハット(レイバンを扱っている)とローカルモーションが出店していたことだった。偉そうに流通業のプロを気取っても、結局目当ては物・もの・モノ!
しかし、そこはみやーん、ただのミーハーではない。普通ならオプションツアーを組み込むか現地でワイケレツアーを申し込むのだが、みやーんはABCストアでゲットした例のガイドブックを活用し、"The BUS"に乗り込み、1回乗り換えもして、さっそうと登場・・・と、うまくいかないのが旅の面白いトコロ。まずはアラモアナのバスターミナルに現れたみやーん、ガイドを片手にバスに乗り込み、「とらんすふぁーちけっと、ぷりーず!」と運転手に告げて乗り換え用チケットを受け取り、ダウンタウンにある乗り換え地点のアラバイバスターミナルを目指すが、ここで問題発生!「か、神様ー、どこで降りたらええのでございますかぁー、うるうる…」何とみやーん、降りるべきバス停がわからなかったのだ。目印はホノルル美術館なのだが、どれが美術館なのかわからないのだ。それらしい建物がいくつか通り過ぎた時、みやーんの目に、見てはいけないモノが飛び込んできた。といっても、それは町中を下半身だけ裸でジョギングするエキセントリックランナーのおじさんではない。それは、米国本土を中心に、ハワイでも展開するスーパーマーケット"SAFEWAY"の店舗であった。「あっ、セーフウエイや!い、行ってみたいー!」と思う間もなく、みやーんは”降ります”用の紐を引っ張っていた。そして気がつくと、みやーんはセーフウエイの中で、売り場見学を楽しんでいた。「へー、入り口のジュースの自販機がアメリカンなタイプですにゃー。お値段は、と…にゃんと、39¢!」思わずジュースを買って、ジュース飲み飲み歩いていくと、どうやら運良くアラバイバスターミナルが見えてきた。なんて運のいいみやーん。しかし、運がいいのもここまで。なぜなら、1時間に1本のワイケレ行きバスが、あと100mというときに発車していったのだから・・・
遠い遠い異国の地で一人寂しくバスを1時間待たされたみやーんは、ようやくワイケレに到着。赤土が道路の端々に浮いている振興高級住宅地の真ん中にあるワイケレの眺めを楽しみつつ、早速ローカルモーションへ。Tシャツ2枚を計19ドルでゲットしてレジで支払いをすると、見た目は性格ワルそうなスポーツ刈りのニイチャン店員Aがカタコトの日本語で「オミヤゲ?」と聞いてきたので、「いえーす」と答えると、「ほな兄ちゃん、みやげ渡す時のために袋2枚いれとくわな」てな感じの事を英語で言って、ローカルモーションのロゴ入り袋を2枚入れてくれた。実はメッチャええ店員Aだったのだ。「さんきゅー」と言って店を出たが、非常にうれしかった。サングラスハットでも、レイバンのサングラスを39ドルでゲット。ここまでは、さすがワイケレ、と言う感じだったのだが・・・続いて回ったリーバイスあたりから、妙なことが。どこに入っても、サイズがLとかLLばかり。日本人に合うサイズのSやMがほとんど無いのである。どうも、日本人の団体ツアー軍団に、すでに買い占められているようだった。人気のブランド程この傾向が強く、結局今日の戦利品はTシャツ2枚とサングラス1つ。正直に言うと、ここで一日つぶすのは無駄!せいぜいオプションツアーで半日程度、冷やかし半分で行く程度にするべきでしょう。ま、それなりに楽しかったけどね・・・