E48
ニューヨーク・タイムズ紙が日本に浴びせる罵詈雑言


 12月5日の読売新聞は、「日本の右派、歴史を粉飾」NYタイムズが批判」と言う見出しで、次のように報じていました。
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「日本の右派、歴史を粉飾」NYタイムズが批判
2014年12月5日11時14分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141205-OYT1T50039.html?from=ytop_ylist

 【ワシントン=今井隆】米紙ニューヨーク・タイムズは4日付の社説で、「安倍政権に勇気づけられた日本の
右派政治勢力」が、いわゆる従軍慰安婦問題など第2次世界大戦中の不名誉な出来事を否定しようと「脅迫キャンペーン」を実施していると批判した。

 社説は「日本における歴史の
粉飾」と題し、安倍政権が行っているのは、歴史の修正を要求する勢力に迎合する「火遊び」だとして非難した。
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 記事は非常に短く、要旨だけを報じているように見受けられますが、社説である以上こんな簡単な文章ではないはずだ、何の根拠もない記事ではないはずだと思い、他を探してみましたが、見つかったのは、「右派が脅迫キャンペーン」=慰安婦問題で安倍政権批判−米紙社説」と言う見出しの時事通信の記事だけでした。
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「右派が脅迫キャンペーン」=慰安婦問題で安倍政権批判−米紙社説  (時事)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412/2014120500075&g=pol

 【ニューヨーク時事】4日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、従軍慰安婦問題に関する社説を掲げ「安倍晋三政権に
鼓舞された右派政治勢力が脅迫キャンペーンを展開中だ」と批判した。安倍政権は歴史のごまかしを求める勢力に迎合する火遊びをしていると訴えた。

 「日本の歴史
粉飾」と題する社説は、日本の右派勢力が朝日新聞の慰安婦記事取り消しにつけ込み、アジアの女性が性的に虐げられた歴史的事実を否定するため、執拗(しつよう)に朝日新聞非難を続けていると主張した。
 ニューヨーク・タイムズは3日付の紙面でも日本国内の朝日新聞非難キャンペーンを取り上げた記事を1面に掲載した。慰安婦問題についてニューヨーク・タイムズは、元慰安婦の
証言などから強制連行があったとする見方を一貫して取っている。 (2014/12/05-09:18)
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 残念ながらこの記事も、読売とほとんど変わらないぐらい短く、安倍政権非難の
根拠理由は何も具体的に示されていません。被害者の発言(証言ではありません)だけで人を有罪には出来ません。韓国は自ら認める「偽証大国」です。
D118 わが隣人(韓国人)は大嘘つき
D138 「証言」の要件を満たさない“慰安婦証言”

 これが一流新聞の社説でしょうか。これでは
韓国の新聞と同じレベルです。
「右派」、「脅迫」、「粉飾」、「歴史の修正」、「火遊び」などの過激な言葉を相手に浴びせるだけで、何の説得力もありません。露骨な朝日新聞擁護の姿勢が見受けられますが、朝日新聞だって、何の根拠も示さずに非難の対象者に罵声を浴びせることは無いと思います。

 翌日の12月6日の産経新聞は、「『慰安婦否定へ脅迫運動』 NYタイムズが日本批判」という見出しで、次のように報じていました。
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12月6日 産経新聞 【ニューヨーク=黒沢潤】
安倍政権が“火遊び”…「日本における歴史のごまかし」の題で社説 NYタイムズ
http://www.sankei.com/world/news/141205/wor1412050021-n1.html

 米紙ニューヨーク・タイムズは4日付の社説で、日本の右派勢力が第二次大戦中の慰安婦問題を否定するため、「
脅迫キャンペーン」を展開していると批判した。

 「日本における歴史の
ごまかし」と題した社説は、アジアの戦地で女性を虐待する制度があったことを主要な日本の学者らが「歴史的事実として確立している」と強調。日本で今、こうした出来事を「戦時中の敵がでっち上げた嘘」とみなす政治的な動きが力を持ちつつあるとし、1993年の「河野談話」を見直す機運があるとも指摘した。

 社説は、安倍晋三政権が
国粋主義的な熱情をあおり立て、戦時中の歴史の修正を要求する勢力に迎合する「火遊び」をしていると論じ、中国と韓国からは批判され、米国では「不満の対象になっている」とした。
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 この産経の記事は読売、時事より若干詳しくなっていますが、
根拠は「主要な日本の学者としているだけで、やはり具体的には示されておらず、韓国人の“証言”が根拠ではないようです。そう言えば、「性奴隷」、「強制連行」が、「虐待」、「制度」に修正されています。

 この変化は日本国内の動きを反映したものと見られます。今日本の学者の間では見直し機運が高まっています。「主要な日本の学者」などという具体性に欠ける曖昧な表現しかできなかったことは、彼等の主張には
何も根拠がないことの裏返しと考えるべきです。

 この乱暴な記事を見ると、ニューヨーク・タイムズ紙は
相手が日本だと冷静さを保てないようです。それは一体なぜでしょうか。自分の言っていることが嘘だからと考えるのが一番妥当だと思います。韓国人と同じです。

平成26年12月20日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ