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成人式は今でも20歳が主流で定着 −6年前の「民法改正(18歳成人)」は“3者(官僚・有識者・マスコミ)の談合”によるもので民意に反していた−

 一昨日8日は祝日「成人の日」でしたが、新聞がどの様に報じているか見てみると,全国的に
法律上の18歳ではなく、20歳が新成人として祝福されているというのが現状のようでした。

 
18歳成人が定着しているか,それとも今でも主流は20歳成人かを見るために、「成人式 20歳」と「成人式 18歳」をキーワードにして、今年1月の読賣新聞の記事を検索してみました。
 その結果は下記の通りです。

キーワード「成人式 20歳」で検索
検索結果:全106件の内下記の通り
 今年1月になってからの記事13件 その内見出しに「20歳」と明記しているもの10件、「18歳」と明記しているもの0件
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木村カエラ、“
20歳の時に撮ってもらった写真”が「全然変わらない」と話題…新成人にメッセージも
19:27

「股下85センチ」で話題の
20歳・藤川らるむ、成人式コーデに賛否「これは反則」…整形も公表
15:10

衝撃!りんたろー。17年前の
成人式の姿に驚き!「ちゃんとチャラい」「城田優に似てる!」「イケメン」
11:35

Snow Man佐久間大介、
20歳のラウールを祝福 新成人へ「焦らず、ゆっくり、自分のペースで」
2024/01/08 13:20

井本彩花、晴れ着姿で
20歳の誓い「誰かの『頑張れる理由になれる人』『憧れの人』になれたら」
2024/01/08 05:00

20歳それぞれの一歩 小1で被災 亡き友に思い■帰還へ決意 
2024/01/08 05:00

二十歳の門出 決意胸に 
2024/01/08 05:00

20歳の門出 笑顔で祝う 
2024/01/08 05:00

20歳 未来に思い
2024/01/08 05:00

成人の日 人口減の時代を切り開こう
2024/01/08 05:00

柱がぐにゃりと曲がり家が崩れ落ちた…屋根の下に閉じ込められた
20歳、成人式で「生きてるって実感」
2024/01/07 22:13 能登半島地震

石川県内の
成人式、12市町が中止…会場が物資受け入れ場所・ライフライン復旧せず
2024/01/05 21:34 能登半島地震

「僕が見たかった青空」の
20歳メンバーが成人式 お酒デビューの西森杏弥は「高知の女なので強いかも」
2024/01/05 18:17
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キーワード「成人式 18歳」で検索
検索結果:全79件の内、今年1月になってからの記事5件。その内見出しに「18歳」と明記しているもの0件 「20歳」と明記しているもの4件
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AKB48、「
二十歳のつどい」恒例の世代命名に「これからトップに立つ(辰)世代」
2024/01/08 12:00

井本彩花、晴れ着姿で
20歳の誓い「誰かの『頑張れる理由になれる人』『憧れの人』になれたら」
2024/01/08 05:00

20歳の門出 笑顔で祝う 
2024/01/08 05:00

成人の日 人口減の時代を切り開こう
2024/01/08 05:00

柱がぐにゃりと曲がり家が崩れ落ちた…屋根の下に閉じ込められた
20歳成人式で「生きてるって実感」
2024/01/07 22:13
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 6年前の民法改正で成人の定義をそれまでの20歳から18歳に変更された経緯は不透明です。

H93民法改正(18歳成人)、成立してから問題点を報道するのでは遅すぎる、立法の過程に問題 −所有者不明土地問題に続く、国民不在の“問題官庁”法務省−

H159 誰にも歓迎されない18歳成人 −民法改正がこんなことで良いのか− (kcn.ne.jp)

 この民法改正は議会で提案されたもので無く、法務省から提出された法案で、民法という基幹的法律で直接国民に影響があり、他のいかなる法案よりも民意を十分反映させる必要があるにも拘わらず、そのような手順を踏みませんでした。

 マスコミも法案提出時より以前に十分な情報を読者(国民)伝えるべきであったにも拘わらず、伝えられる事が無く、法案提出後さらに改正案可決成立後になってから詳細が報じられたに過ぎません。
 
問題点らしきものが報じられたのも可決成立後でした。これは一応批判らしき事をしたというアリバイ作りであって、読者・国民にとっては“後の祭り”の報道でしかありません。

 法案作成過程の議論でも、法案提出後の国会審議の過程でも民意を反映された形跡はありません。いや、それよりも議会(衆・参委員会・本会議の審議過程)の審議は報道されることも少なく、盛り上がりに欠けるものでした)

 
官僚と官僚が指名した“有識者”、それにマスコミを加えた3者の談合(有識者達の会議は非公開)によって「国民を排除して」成立した法律と言うのが実態です。

 このような経過を経て成立した
“18歳成人”は、当初より国民の間で“不評”でしたが、6年経過した今になっても、定着するどころかますます国民(新成人)と各自治体に無視されています。これに対して今のところ「3者」は何も言えずにいますが、言えば反撃に遭うと思っているのでしょう。制定の経緯にあってはならない“国民無視”です。

 「18歳成人」については法案審議中も、改正成立後も
世論調査は有りませんでした。談合に加わった「3者」の責任は厳しく追及されるべきです。
 このような実態は“18歳成人”問題に限りません。日本の政界ではこのような
“正体不明の有識者”を交えた、国民無視の“3者の暗躍”が日常のこととなっています。

令和6年1月10日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ