ロンドン旅行記 〜マダム・タッソー編・3〜


<10/9>

てくてくと歩き回る事数十分。辺りはだんだん怪しげな世界へ。ここからは撮影禁止のプレートが壁に掛かっています。すると、狭い通路の突き当たりにヒットラーが立っていました。

どうやらこの先は恐怖の部屋エリアになる様です。階段を降りるとやっぱり出ました、ホラーゾーン。拷問の部屋に切り裂きジャックのコーナー。ここではジャックに惨殺された死体なんかも作られていて、暗闇の中、お腹を裂かれて内蔵の出た死体がぼんやりと見えています。その他にも絞首刑の再現コーナーや、ギロチンとそこで処刑されたマリーアントワネットを始めとする人々のさらし首etc・・・・とにかくここは血生ぐさいゾーンなのです。

結構気持ちの悪いエリアを見ながら、ロンドン・ダンジョン(拷問や惨殺、疫病といったホラーじみたものだけをテーマにしたろう人形館)に行く予定を組んでなくて良かったなぁとしみじみ思いました。

遂にマダムタッソーも終わりに近づきました。次の部屋にはディズニーランドのホーンテッドマンションで乗る様なカートが行き来していました。それに乗り込み、いよいよ仕上げの部屋に連れて行かれました。

まず天井付近にエリザベス女王らしき人が現れました。時代はシュークスピアの頃でしょうか。横を見ると道化達が居ます。ここに来て初めて動く人形達の登場です。カートはくるくるとまわり、どんどん人形達の間を通り抜けていきます。気づくとカーニバルのようなシーンになっています。気球のようなものもあります。どうやらここはイギリスの歴史を大ざっぱに駆け抜ける部屋のようで、時代はどんどん現代に近づいていくのです。

遂にパンクが登場、最後は遊園地のメリーゴーランドのような世界になり、最後まで統一性があるようでないスタイルを貫き通し、マダム・タッソーは終了しました。

カートを降りると今度はカフェテリアとお土産コーナーです。
休憩所にはお客さんを装った人形なんかも居て何だか怪しい雰囲気。どれが人間でどれが人形という錯覚に陥りながらお土産コーナーへ移動。

ここはとりあえずロンドンで売っているお土産グッズを取りそろえました!というような品揃え。タッソーならではのものは余りありません。そこでテディーベアのマグネットを購入。
出口は何処だろうと探していると、何とここにはマドンナが!お土産担当はマドンナなのねと思いながら壁を見るとそこにはロック・サーカス(ロックスターのろう人形館)の宣伝が。どうやらマドンナはロック・サーカスの広報係りだったようです。

タッソーについてから約2時間後、私たちは漸く外にでました。そこにはまたまた長蛇の列が。ここはどうやら一日中混んでいるようでした。

もうお昼だなぁと思いながら再びベーカーストリート駅に戻り、今度はとても楽しみにしていたシャーロック・ホームズ博物館へ。足取りも軽く向かったのでした。

・上の写真はマダム・タッソー最後の部屋の動く人形です。(著者撮影)

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