ロンドン旅行記 〜バッキンガム宮殿編〜


<10/9・午後>

ヴィクトリア駅を出る前に少し情報集めをしておこうとインフォメーションセンター「i」に立ち寄りました。
中にはもちろん世界各国からやって来た観光客がいます。 ショップにもなっていて、お土産もここで買えるのですが私たちは観光地のパンフレットを集めてまわりました。カウンターでは今晩の宿の予約手続きをしている人や、観光バスの手配を頼んでいる人がいます。
もちろんここでミュージカルなどの舞台のチケットも買えます。その為ここには舞台のリーフレットも置いていて、思わず色々手に取ってしまいました。でも、まだ観光の途中である事を考えると手荷物を増やすのは良くないので、なくなく置いて行くことにしました。
後で分かったのですが、舞台のリーフレットはロンドン中どこでも入手出来ると言える程、そこら中に置いてありました。

「i」の様子も分かったので、いざバッキンガム宮殿へ。
途中店の壁にディスプレイしている花の入れ換えをしているパブに遭遇。花屋さん達が手際よく作業をしています。
脚立にのって店の外壁に赤いきれいな花を飾っていきます。「花の入れ換え」と言っても日本で考えるのとは規模が違い、外壁全体を飾りたてる「入れ換え」なので、歩道までもが花と葉で埋まっています。
それをよけながら振り返ってみると、パブの玄関にはロイヤルの看板が・・・・・完成した姿を見てみたいと思いながら更に宮殿の方に歩いて行きました。

バッキンガムまでの 最寄りの駅はヴィクトリア駅なのですが、歩いてみると案外遠く感じられます。
その途中には観光地である事を示すようにお土産やさんが並んでいるのですが、得に目立つグッズはロイヤルファミリーのポストカードでした。
ダイアナの顔の形にくりぬいてある彼女の顔のアップのカードや、ちょっと油断している隙に余り格好の良くない仕草を撮られてしまったチャールズ皇太子(彼は自分のズボンのファスナーの内側に手を突っ込んでいたのですが)。いかにも写真を撮りますよと言われて撮ったという感じのエリザベス女王などなど。とにかくこの付近のお土産やさんはロイヤルグッズが目だっていました。

目標が大きい為か迷わずバッキンガム宮殿に到着。曇ってきた空と風が何だか寂しさを醸し出しています。
観光客もまばらで、ホットドックスタンドのおじさん達も店じまいをしはじめていました。これが衛兵の交代の時なら観光客で埋め尽くされているのでしょうが、午後になった今、こんな観光スポットにしては閑散としています。それに宮殿の見た目も豪華と言う事はなく結構地味に見えます。今の王室を表しているような勢いのなさがただよっています。

強い風に吹かれながら、今や無用の長物となってしまったオレンジジュースの容器を足下に置き、とりあえず写真を撮り始めました。しかし、風が強すぎてジュースの容器が飛ばされてしまいます。途中どこにもゴミ箱がなかったので仕方なく持ち歩いていたのですが、これからは絶対ゴミ箱がないロンドンでは後々困るものは持ち歩かないと決め、バッキンガム宮殿の前でジュースの容器と追い駆けっこをしてしまいました。

一応宮殿の写真は撮り終えたので、広場をぐるっと一周してみる事に。
途中写真を撮って欲しいとなに人か分からないカップルに頼まれ、イタリアに引き続き何で私はよくシャッターを押して下さいと頼まれるのだろうと疑問に思いつつ、宮殿をバックに写真を撮ってあげました。
そう広くはない広場を一周し終える頃、強風に煽られた雲が凄まじい勢いで姿を消し、あっという間に青空が姿を見せました。日本ではなかなかお目に掛かれない天気の変化に驚きながら、再びヴィクトリア駅へ。

先ほどのパブはすっかり衣替えが済み、美しくなっています。
駅に着いた時、清掃係の人を発見。その人が持っているゴミ箱を目ざとく見つけた私は彼に駆け寄り、捨てさせてくれるように頼みました。漸く手ぶらになり、安堵しながら今度は次の目的地ウェストミンスター大聖堂に向かいました。

・上の写真はバッキンガム宮殿です。(著者撮影)

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