ロンドン旅行記 〜到着編〜


<10/8>

搭乗ゲートを進むと、日本人とイギリス人の男性二人(スチュワード)が待っていました。
「Good morning」と言いながら、これからしばらくはこの挨拶で朝が始まるんだろうなと思いつつ、座席を目指して中へ進みました。

エコノミーは横3・4(5?)・3の配列で座席が並んでいます。私たちの席は先頭を向いて左側の3人掛けでした。
既に乗り込んでいた通路側の人に立ってもらい、漸くシートに座りました。結構前後の幅が狭いなぁと思いつつ、手持ちぶさたなので機内誌を見始める。
すると、友人の隣に座っている50代ぐらいの女性が声をかけてきました。その人と話しを始める友人の横でひたすら雑誌の記事を読む私。 聞くとはなしに聞こえてくる話しによると、彼女は四国の人で早朝家を出発して関空にやって来たらしく、これから娘さんが住むロンドンに2週間ほど滞在するという事でした。アンティークが好きらしく、盛んにマーケットの話しをしています。

そこへスチュワードがオレンジジュースを持って現れました。出発前のドリンクって珍しいなぁと思いつつ早速飲み干す。そしていよいよフライトの時がやってきました。
本当に晴れてて良かったと思いつつ外を眺め、もう結構飛行機にも慣れたなぁとゆったりかまえていました。そろそろ揺れるか?とか耳が痛くなるか?とか覚悟していましたが、いっこうにそれは訪れません。ブリティッシュ〜に乗るのは今回初めてだったのですが、操縦の上手さは驚きでした。とてもスムーズなのです。(JALが揺れ過ぎるのか?)快適だなぁと思いつつ安定した空の旅が始まりました。

心配していた機内食にも和食があり、味もまたまた今まで乗ったどの飛行機よりもいいのです。これは驚きだ!と感動しつつ結構ご機嫌で過ごす私。いつも襲われる気圧の変化による足のむくみも、足にあらかじめ湿布を貼っておいたお陰でそうひどくはなっていません。ただ一つ気になったのは、機内が結構寒い事でした。特に通路側は風が来るようで、出発時に色々と話しかけてきた女性は、前のあいている席の窓側に移動していきました。(満員に近いのに何故か私たちの前だけあいていました)

映画は日本語吹き替えは嫌だし英語で聞くほど興味のあるものでも無かったので無視を決め込み、ひたすら雑誌と睡眠に時間を費やす。でもさすがに「Mrビーン」のドキュメントが始まった時にはヘッドホンの袋を開けました。

2度の機内食を食べ終え、そろそろ着陸の時が近づいてきました。イギリスの入国書類を書き終え、そろそろシートベルトのマークが出るのかな?と思っていると、イギリス人スチュワードがグーフィーの様な犬の姿で登場。両耳に靴下を引っ掛けて犬の耳のようにだらりと下げ、鼻にはスポンジのドーナツ型になったものをひっかけ、頭にはスチュワーデスから借りた帽子(幼稚のお帽子みたいなもの)をかぶっています。すまして通り過ぎる彼らを乗客は凝視し、次にはクスクス笑い始めました。

13時間のフライトは嫌気がさしはじめた頃に終わり、またまたスムーズに着陸。遂にロンドンにやって来たのです。機内の窓から見るロンドンは機内放送通りの曇り。雨まで降っているという空は、イメージしていた通りのグレーでした。

・上の写真は飛行機の窓から見たどこかの国の空です。(著者撮影)

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