ロンドン旅行記 〜ピカデリー・サーカス編・1〜


<10/10・夕方>

ホテルに戻り、帰りがけに例のスーパーで買ってきたヨーグルトを食べて一服し、身軽になってからAMP「シンデレラ」の公演のあるピカデリー・サーカスに向かって出発しました。
今日は結構時間があるので夕飯までの時間をお店を見てまわる事にします。

昨日と同じくエロスの像のところに出て、あたりを見回します。
すると、イギリス人かな?という感じのハイ・ティーンの男の子から声をかけられました。エロスの像の前で写真を撮って欲しいと頼まれ、何故私ってこう海外でも写真撮影の依頼が多いんだろうと不思議になりました。
一枚撮ってからカメラを彼に返します。一人で来ていて、しかも通りすがりの人に写真を頼むなんて友達がいない寂しい子なのかなぁなどといらぬ心配をしながら横断歩道を渡り、チョコレートがおいしいという「プレスタット」に行くべくジャーミンストリートを目指します。

王室御用足しという「プレスタット」のチョコを目指して歩くこと数分。
地図では分かりやすいはずなのに、どこまで行ってもプレスタットは現れません。おかしい・・・・こんなに遠いはずはないのに。
教会を通り過ぎる頃には段々探せる自信が無くなってきました。同じ通りをいきつもどりつしているうちに、ふとアーケードになっているビルを見付けました。もしかしてここの一軒なの?と思って見てみると、少し奥まったところに、小さな「プレスタット」があったのです!
「プレスタット」一軒でお店になっていると思い込んでいたのが原因で、見付けられなかったのです。

何でこんな分かりにくいところに・・・・と思いビルの中に入ります。小さな小さなお店の中をのぞくと、おばあさんが一人、はやばやと店じまいをはじめていました。ここまで来て何も買えないなんて悲しすぎる!とばかりに「すみません」とむりやりお店に入ります。でも、まだ閉店時間ではないはずです。

ガラスのケースに入ったトリュフチョコは既に白い紙がかけられていて売ってくれそうにありません。仕方がないのでケースの上にあるビニールの袋に入ったアーモンドをチョコでコーティングしたものを二つとにかく購入しました。

後10分早かったらもっとゆっくり選べたのにと思い、でもまあとにかく買えて良かったと思い、再びエロスの像の方へ向かいます。

まだ夕食には早いので、次はタワーレコードに向かいました。その近くにあるジャパン・センターを見ながらタワーに移動します。一階はロックやポップスのフロアーで、地下はビデオなどの映像ものを売っています。上の階にはジャズやクラッシックのCDが売られています。
友人はダイアナ元妃の追悼CDを購入し、私はビデオを探すべく地下に降りました。

しかし、そこには映画ビデオしかないのです。やたらスターウォーズの全巻そろったダースベーダーの顔が半分になったパッケージが目だっています。その他には「ウォレスとグルミット」の全巻パックもありました。
「ウォレスとグルミット」ああ、欲しい!と思いつつも、かなり重たいパッケージを劇場に行く前に買う気にはなりません。でも欲しい・・・・と後ろ髪ひかれながら見つからないバレエのビデオを探して歩き回ります。
これはないなと思い、店員さんに聞くと「クラッシックのフロアーにあるよ。一番上のフロアーに」と言われました。

ではという事で、クラッシックのフロアーに移動。スウィングドアを開けて中に入ります。
噂には聞いていたのですが、イギリスのCDは日本と価格がほとんど変わりません。CDは買わないでおこうと思い、小さなビデオコーナーへ。日本と同じくバレエとオペラのビデオがつづけて置いてあります。見ると「ペンギン・カフェ」がダンス・ブックスよりも安い値段で置かれていました。
ちょっとだけがっかりしながら、AMPのビデオを探します。望み薄だとは思っていたのですが、やはりそこにも探しているビデオはありませんでした。 もう何処にもないのねとがっかりしてタワーの階段を降りていきます。

時計を見ると、6時ぐらいになっていたので、夕食を食べにピカデリーという名のイタリア料理店に向かいました。

(注)イギリスのビデオは日本とは違う方式をとっているので、日本で見る場合には、専用のビデオデッキが必要です。

・上の写真はピカデリー・サーカスのエロスの像です。(著者撮影)

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