ロンドン旅行記
〜自然史博物館編・2〜


<10/11・午後>

ここからは読んで、触って恐竜の事を知ろうというコーナーになります。
恐竜の足の断面図や、筋肉の説明、実物大の足の骨格や足跡の化石や、どこから出土するのかなどなど。部分的なレプリカも置かれています。
中には、恐竜の体はこんな手触りだっただろうという、触れるレプリカもありました。試しに子供たちの短い列に並んで触ってみます。ゴムで出来ているようで、ぺったりした感触。うーん、ちょっと気持ちが悪い・・・
最後の方では展示物が他になかったのか、世の中で売られている恐竜グッズが展示されていました。ゴムで出来たフィギュアのようなものは納得ですが、中にはレゴで出来た恐竜や紙製のものまであります。ネタぎれかしら?と思う頃、恐竜ブースの出口に到着。
恐竜関係のグッズを売る売店の横を通り、次に動物の剥製やレプリカが置かれている、ほ乳類のコーナーに移動しました。

東京上野の科学博物館と同じような展示が続きます。霊長類や猫科の動物、今や絶滅したらしい貴重な動物の剥製が陳列されているガラスケースを見てまわり、遂にガイドブックにはたいていここの写真が出てくるという部屋に辿り着きました。
シロナガスクジラでしょうか。大きなクジラのレプリカが部屋の真ん中にドーンと置かれています。

思わず「うわぁ」と口に出して驚き、もっとしっかり見るべく部屋の奥に移動します。何を食べたらここまで大きくなれるんだろうという疑問がわいてくる大きさです。ここまで育つクジラも凄いけど、これを捕獲する人間もまた凄いと思います。
部屋全体を見回すと、クジラのレプリカの上にクジラの骨格が展示されており、クジラの尾のあたりには、イルカのレプリカが空中を飛んでいるように数頭吊るされていました。そして、先ほどこの部屋に入る時にくぐった入り口付近には、キリンやサイ、そして象などの大型動物の実物大レプリカがあります。
この凄いクジラの写真を撮ろうとしますが、いかんせん部屋が小さくてクジラから遠ざかる事が出来ず、ファインダーに入りません。仕方なく諦め、この部屋の二階に移動しました。

二階はこの部屋の周囲をぐるりと囲む回廊になっています。つまり、二階は広いフロアーになっているのではなく、一階からの吹き抜けになっていて、先ほどのクジラが上から見えるのです。
回廊にある展示物は、海のほ乳類に関するものでした。イルカの説明などが続きます。

一階の展示物をのぞき込みながら回廊を歩き、遂にクジラの顔が見えるところまでやって来ました。
後ろのガラスケースには、ゴマフアザラシの剥製が置かれています。
クジラの顔なんて見たことがないので、期待しながら一階をのぞき込みます。すると、手すりの向こうに何とも情けない変な顔が現れたのです。何てまぬけなの・・・・だからクジラは横から書いた絵ばかりなのねと納得します。
さんざん笑ってから面白いので写真を撮り、丁度一周し終わったので、階段を下りて元のフロアーへ戻りました。クジラがあんな顔してたとはね、と語りながら今度はアース・ギャラリーを目指します。

アース・ギャラリーに移動する途中、ミュージアム・ショップを発見。どんな物を売っているのかと覗いてみると、やはりお子様向けのものが主流でした。かえるの傘や縫いぐるみ。絵本も多数置いてあります。
早々に切り上げ、ショップと同じ並びにあった鳥のコーナーへ入りました。ここには小鳥の剥製が大量にありました。考えようによっては気持ちの悪いギャラリーですが、美しい翼を持つ鳥たちは、正に芸術品。自然の神秘に目を奪われます。
さすがに疲れてきたので鳥のコーナーに置いてあるベンチで一休みしてから、漸くアース・ギャラリーに移動しました。

・上の写真は、自然史博物館のクジラのレプリカを正面から撮った写真です。(著者撮影)

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