ロンドン旅行記 〜スーパーマーケット編〜


<10/8・夜>

ロンドンの人はあまり料理をしない。という記事を読んだことのある私は、さぞかしレトルト食品が多いのだろうと、興味津々でスーパーに入って行きました。

まず入り口にはお決まりの買い物カゴが積んであります。でもこれは金属製で既に結構重い・・・・水を買うだけだからとカゴは持たずに中に進みました。
すると最初に現れたのは日本のコンビニのお弁当売り場にあるのと同じような保冷棚。そこにはなんとお寿司が!しかも「おてもと」と日本語で書いたお箸つきではありませんか。かなり色の悪いマグロがごはんと分離してパッケージの中で踊っています。なぜここにお寿司???イギリス人はお寿司がすきなのかっ?!それにしてもこの色・・・食中毒がでるんじゃないだろうかと心配になりながら奥へ。
すると今度は充実したサンドイッチの棚が登場。漸くロンドンらしくなってきたと思いながら更に奥へ。野菜コーナーは結構小さく、一方やけに乳製品が充実しています。ヨーグルトと牛乳だけで一列以上の棚が使われているのです。日本では考えられない種類の多さに驚きました。ヨーグルト一つをとってみても、どれを選んでいいのか分からないぐらい同じフルーツ入りの違うメーカーの商品が並んでいるのです。それにお菓子がまたまた充実。

更に進むと、ついにレトルトというか、調理しかけの食品群があらわれました。
鶏の丸焼きになる前の、形を整えられてスパイスをまぶされたチキンがパッケージの中でうずくまっています。後はオーブンに入れるだけなのでしょう。オーブン行きを待つ鶏の入ったパッケージが積み重ねられています。・・・・何だかグロテスクです。
他にもラザニアやグラタンなどもオーブンに入れる前の状態で並んでいます。 焼けばローストビーフらしきものも置いていました。これだけ充実しているという事は、やはりここの人はあんまり料理をしないんだなぁと実感させられるコーナーでした。

8時近くになったスーパーは結構混んでいました。
目的のミネラルウォーター(2リットル入り£0.85)を持ってレジの長い列にならびました。待っている間暇なのであたりを見回してみると、イギリス人男性の背の高さに、ここで初めて気が付きました。カフェでは座っている人が多かったのでわからなかったのですが、こうして立って並んでいる所を見ると、驚くべき背の高さでした。
どうりでロイヤルのバレリーノで背の高い人が多い訳だと勝手に納得して観察していました。そこでふと隣の列をみると、すらりと背の高い色白でスレンダーな男性に目が止まりました。髪はAMPの「SWAN LAKE」の群舞の白鳥たちのように短く切られていて、耳にはピアスをしています。なんという事はない格好をしているのですが、とにかく目立つのです。このまま舞台にたっていてもおかしくないと思いながら思わず見とれてしまいました。
後で友人も彼に気がついていたという事が分かったのですが、二人ともあの人はきれいだったという事で、珍しく意見が一致しました。もしかすると劇場街にあるお店だったので、本当にダンサーかアクターだったのかもしれません。

ようやく支払いが終わり、日本と同じような白いビニールの買い物袋(セルフサービスで無料)に水を入れ、再び智子さんと3人で夜の街を歩きはじめました。

 迷子になりやすい私を心配して、智子さんはホテルの近くまで送ってくれました。 日曜日の朝9時に再びホテルのロビーで待ちあわせてウィンザー城に行く約束をし、その日はそこで智子さんとわかれ、私たちも漸く長い一日を終えたのでした。

・上の写真はヴィクトリア駅周辺の街です。(著者撮影)

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