ロンドン旅行記
〜ウィンザー編・2〜


<10/12・午後>

再びお店が並ぶ街に出て、今度はお土産を見て歩く事にしました。
まずは通りかかった時から見たかったニットウェアーのお店に入ります。ショーウィンドーにはタータンチェックのマフラーやダイア柄のニットが置かれています。
今はセール中らしく、店内は人で混みあっていました。一階は男性用のセーターとマフラーなどの小物、二階は女性用のセーターやタータンチェックのスカートやジャケットが置かれています。カシミア製品ももちろんあり、商品はどれを見てもイギリスという感じです。

そこで私と友人は二枚で£40という男性用のウールセーターを発見。二人とも父へのお土産は、ちょっと安すぎるけど物も柄もいいから、これでいいかなぁと話しあい、二人で一枚ずつ選んで購入しました。
それにしても、そこに積み上げられていたのは、同じ柄で同じサイズのタッグがつけられているのに、物によってサイズがかなり違うというのは不思議なセーターでした。手編みなのでしょうか?

時計を見ると電車の時間まであとわずかという感じになっていました。これは一本遅らせた方がいいという事になり、三人で時間を決めて自由行動をする事に。集合場所は今居るお店と決め、各自がウィンザーの街に出かけて行きました。

まず私は先ほどお昼を食べたお店の近くの雑貨屋さんへ。店内はお土産屋さんなので当然の事ながら、ポストカードやキーホルダーが並んでいます。そして、犬や猫の感じのいい置物が陳列されていました。
しかし、これはこの辺りのお土産やさんの定番のようで、どのお店にも置いてあるのです。あんまり欲しくないなぁと思い、隣の店へ。
ここにも入り口から商品が所狭しと置かれています。そこでテディーベアーがブラスバンドの格好をして、水の入ったガラスの中に立っており、逆さにすると雪が降るという商品を発見。これがとてもかわいいのです。ガラスを支える部分には、更に小さなテディーベアーが6体、兵隊さんの格好をしてついています。小太鼓、ホルン、トランペットなどを持ったくまの中からホルンを選び値段を見ます。すると何と£3.99。
これがこの値段?どこで作っているのだろうかと思いつつ、カウンターに移動します。インド系らしいお店の人に手渡すと、ちゃんと壊れないように発砲スチロールで固定し、箱に入れてくれました。お礼を言って外に出て、再び歩き始めます。

今度は先ほどのニットのお店を通り過ぎ、下に降りて行きました。そのブロックの角まで来ると、広い道に出ます。その道の向かいにはバーバリーがありました。こんな所にと思って見てみると、確認したわけではありませんが、どうも向こう側の一体はブランド店が並んでいるような感じでした。
この街はゆっくり来ても十分遊べる場所だと思います。時計を見るともう約束の時間まであまりないので、これ以上歩き回るのは無理だと判断し、横にある陶器のお店に足を踏み入れました。
店内にはウェッジウッドの食器や美しい陶器で出来た人形などの置物が陳列されています。ここもセールらしく、お客さんで賑わっていました。 どれを取ってもきれいですが、たとえセールといえども結構いい値がついています。
見学させてもらうにとどめ、時間が来たのでニットのお店に戻ります。

全員が揃い、今度は駅に向かいます。少しましになったものの、相変わらず吹く風の中、坂道を降りていきました。
その時、例のハーゲンダッツが目の前に。中を覗くとさすがに満員とはいきませんが、ちらほらアイスクリームを食べている人がいました。「見るだけで寒い!」と言いながら前を通り過ぎます。

来た時に「きれい!」と喜んだ駅前のお店の写真を撮り、数時間前に下り立った駅の構内に入ります。電車はもうホームに入っていました。
駅員の姿は見えず、またまた乗車前の検札はありません。再びいいんだろうか?と思い、まあ、私たちは往復の切符を持っているからいいんだけどと心の中でつぶやき、来たときと同じ形の車両に乗り込みました。

座席に座って間もなく、電車が動き始めます。買ってきたお土産やウィンザーのガイドブックを取りだし、三人であれこれ話します。
のどかな風景が窓の外をどんどん流れていきます。郊外に遊びに来て本当によかったと思い外を眺めます。
のどかな風景と温かい車内。しかし、私の風邪は先ほどの人形館の前での風のせいか、更にひどくなり、くしゃみが止まらなくなっていたのでした。

・上の写真はウィンザーの駅前のお店です。(著者撮影)

HOMEに戻る
ロンドン旅行記準備号に戻る
ロンドン旅行記インデックスに戻る