ロンドン旅行記 〜マダム・タッソー編・1〜


<10/9>

「マダムタッソーは混むから、開館10分前に行ってすいてるうちに入ってしまおう!」
と言っていたのに、私たちがそこに着いたのは開館から30分もたった10時半でした。

ああ、出遅れたと思いながら長い長い列に並びます。ロンドンの冷たい風が吹き抜ける中、ひたすら待ち続ける人の列。ここがこんなに混んでるなんて、もしかしてロンドンってこういうアトラクション系の所って少ないの?とか好き勝手な事を言い、遠足で来たらしい小学生の集団がスムーズに入館していくのを羨ましく思いながら待つこと30分。途中「世界中の有名人と写真がとれるのはここだけ!」と書いたポスターを見つけ、凄いコピーだねと話す。

漸く入り口に辿り着きました。中に入るといきなりパバロッティとホームアローンに出ていた頃のマコーレー・カルキンそしてマダム・タッソー本人の人形がディスプレイされています。
本当にそっくりだなぁと横目でみながらその左右に作られている階段の右側を登りました。混雑を解消するためチケットブースは階段の上に作られ、受付は2カ所に別けられています。階段を登り始めてもなかなか進まない行列・・・・暇なので天井を見上げてみると12星座の様なものが描かれています。結構遊園地っぽい作りだなぁと思いながら、イギリスの小学生達は何故ここに遠足にくるんだろう・・・・と不思議になりました。
漸くチケットブースに辿り着き、プラネタリウムとのセット券ではなく、ろう人形館だけのチケットを頼み£8.75を払いました。

チケットを買うとその奥にあるエレベーターに乗るように言われます。そこに数人で乗り込むとエレベーターは上昇を始めました。ドアが開いたそこに居たのはいうまでもなくろう人形。ビクトリア調?の貴族らしき人達が椅子に腰掛けています。人の波にそってそのまま右の部屋へ。すると今度はウェイターらしき人があらわれ、そのバックに広い部屋がひろがっていました。その部屋へいく通路は凄い人でなかなか前に進めません。何故?と思って見てみると、通路の端にアーノルド・シュワルツネッガーが立っていました。ここは撮影ポイントだったのです。

シュワちゃんとの写真は確か有料ですが、かなりの人が群がっています。それを尻目に私たちはどんどん先に進みました。大きな部屋に入ってみると、これが何だか変な作り。あたりは暗く夜のセットで、天井にはちょうちんが・・・・パーティーという設定なんでしょか?周りには豪華有名人が写真が撮りやすいような格好で立っています。クロコダイルダンディーの俳優がワニを持って立っていたり、デービット・カッパーフィールドが天井から吊るされていたり。ゴルチェがいたり、とにかくバラバラなのです。ゴルファーあり、俳優あり、ミュージシャンあり、マジシャンあり・・・・何だよく分からない部屋だなぁと思いながら次の部屋に進みました。

するといきなり現れたのはガラスケースに入った千代の富士。彼だけ何故かガラスケースに入っています。化粧まわしのせいかな?と思いつつ、マダム・タッソー唯一の日本人は千代の富士だったのかぁと驚く。
その千代の富士をかわきりに、辺りはすっかりスポーツの部屋になっていました。コマネチらしき女の子が平均台の上でポーズをとっていたり、スケーターがいたり。そこを通り抜けると今度は工房のような部屋になりました。

・上の写真はマダム・タッソーろう人行館入り口です。(著者撮影)
 左からルチアーノ・パヴァロッティ、マコーレー・カルキン、マダム・タッソーです。

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