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ガキの頃しか見れない夢もある。
 
それは21世紀の始まりの話。
2001年にTVアニメ開始とともに爆発的なブームを起こした玩具があった。
「ベイブレード」
記録的な玩具売り上げはもちろん、全国大会、世界大会までやってしまったこの玩具に日本中の子供たちが熱狂した。
 
おなじみ、リキヤ、カンタがコレクションの世界を飛び出し競技玩具の世界で大暴れ!
もちろん目指すなら夢は大きく日本一!
 

 
おもちゃ屋にベイブレードを探しに行く。売り切れ。入荷未定。
限定品、新製品はおろか通常品にさえベイブレードを求め朝早くから長蛇の列。整理券配布。即完売。
公式大会、参加512人の募集に3000人を超える応募。
普通の大会さえも200人を超えることがあった。
 
そんな事が当たり前の時代があった。
「そう言えば並んだ、並んだ。」
このページを見てあの頃を懐かしく思い出している親御さんや当時子供だった方も多いのでは・・
 
当然、我が家のリキヤ、カンタも欲しがる。
しかしどこを探しても売り切れ状態の中、たまたま入手した友達より譲ってもらう。
やっと手にしたベイブレード。ドランザーS、ドラシエルSだった。
私がベイブレードを見たのはこの時が最初だった。正直感想・・なんじゃこりゃ?
そしてバトル。スタジアムなんか手に入らないから洗面器の中でまわしてたっけ。
出張が多い私はそれからは気を付けて店を探してみた。特にまだTV放送がない地方では結構ある。
だんだん増えていくベイブレード。
この頃からジョイントに幅が出て親子共々楽しくなってきた。
そんな時、本を買って応募すると必ず限定のベイブレードが買える。こんな情報が・・
コロコロコミックである。
しかし付録のポスターを見て愕然とする。「ええ?こんなに種類があるのか?」
根っからコレクターの私はこの時火が付いちゃったんだと思う。「欲しい!」
そんな感じでオークションなんかでも探してみた。
この時に気になったのが大会賞品。カッコいい!「欲しい!」
 
そんな時、兄弟バトル、友達バトルに飽きたリキヤ、カンタが言う。
「大会に出たい。」
知らない相手と・・もっと強い相手と・・もっと凄い相手と・・
 
これが4年間にわたって続く長い長い旅の始まりとは知る由もない。
 

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