歌の意味は、「今日までの雑念を振り切って、天皇の御盾となって、
門出しようとする自分である。」の意味。
醜(しこ)の意味は「すさまじいこと」。しかし、ここでは、謙虚の意味でつかわれている
のか。「集」の中では、へりくだる意味に使われていることが多いようである。
作者は今奉部与曽布(いまたべのよそふ)で下野の防人。
位は火長(くわちょう)。「火」とは十人の兵士のこと。だから、十人の兵士の長。
この歌は、かって、軍国意識高揚のため、事ある毎に引用されたとのことである。
(絵はがきですので、画伯の説明はありません。説明は上田欽一の蛇足です。)