奈良県酒造組合連合会会員名簿


酒の神が宿る大和の国

大和は国のまほろば古代より政治経済、文化の中心的役割を果たしてきた奈良県は
日本酒の分野でも、その歴史、技術両面で清酒産業の最も重要な働きとその地位を
保ってきました。
醸造の特殊用語の「菩提元」等、奈良県ゆかりの社寺の名前が今なお残り、古語辞
典による「大和酒」「奈良両白」など高級酒産地であったことが伺い知れます。

 奈良県の社寺の中でも、酒との縁が最も深いのが桜井市にある三輪神社です。
ご神体は大和三山のひとつである三輪山で、古来三諸山、三室山などとも呼ばれ
「みもろ」すなわち「酒のもと」、酒の神様としての信仰からの呼び名であるとも
言われています。

毎年11月、杉の舞が奉納され、杉の葉を球状に束ねた「杉玉」
「酒ばやし」が作られ、これを奈良県下の酒造家に賜ります。この「杉玉」は、古
酒屋さんの軒に商標としてかける習慣があります。この他にもお酒にゆかりの地も
多く、奈良市の春日大社には酒蔵があり今もここで神社酒として造られています。
酒は神にお供えするもの等として社寺にて造られ貴族、上流階級にしか飲まれなか
ったものです。

また、明日香村には「酒船石」という巨石があり、これは長さ5.3メートル、
最大幅2.27メートルの花崗岩に丸いくぼみや溝を刻んだ石で、酒の
醸造に使われたのではないかという説もあります。


日本酒の種類と特徴

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