アニーママ奮闘記

アニーのママへのお便り(あなたからのメッセージ待ってま〜す)t-nakano@kcn.ne.jp

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第10章 パパの予感? − [阪神大震災]

4年前、アニーが8ヶ月頃の95年1月16日。アニーをシャンプーした。

ここのところ、パパは 『ベッドでアニーと一緒に寝たい!』 と言い続けていた。
その頃、アニーは、2階立入り禁止で、夜、パパと私は2階。アニーは、1階居間で寝ていた。

この日は、シャンプーした後という事もあって、何度もパパは、
『今日だけで ええから、一緒に寝かしてぇ!』 と、しつこく言う。
『もぉ〜、しょうがないなぁ〜。今日だけやでぇ。』 と、私は折れ、
パパのWベッドと私のSベッドをくっ付けた。
でもアニーは、パパのベッドのベッドカバーの上だけ、私のベッド進入禁止と約束した。

夜、アニーは、遠慮がちにパパの足元あたりで初めて寝た。

そして・・・数時間後の未明、95年1月17日 5時46分・・・阪神大震災。

グラグラと来る直前、アニーは飛び起き、ベッドから降りた。
私が 『どうしたん?』 と言い終わる頃、グラグラ〜〜!!
パパも私もベッドを出て、しゃがんで3人で肩を抱き合った。

奈良の我家は、神戸の比では無いが、揺れは大きく長い。恐かった!
揺れが納まった後、1階へ降りて行ったら、居間の天井の電器の傘が1つ床に落ちて割れていた。
唯一の被害だが、落ちていた所は、昨日までアニーが寝ていた所。

『・・・・・。ベッドで寝てて良かったね。』 って、しみじみパパと言った。

パパは、時間が経つにつれて得意顔。今日だけ一緒に寝る約束だったのに
『また地震が来たら、どないすんねん。いつも一緒に居とかなあかん。』と、
その日以来、ず〜とパパとアニーは、1つベッドで寝ている。

遠慮がちに足元で寝ていたアニーも、何日か後には、パパのお腹あたりで寝るようになり、
今はパパと顔を並べて寝ているのである。

私のベッドは、今も進入禁止。ベッドカバーの上というのは守られてはいるが、ベッド掃除が大変!
ベッドで愛犬と一緒に寝たいと思ってる人は辞めておいた方が良いかも・・。

震災後、避難用リュックを用意している。
首輪・リード・食器・ビニール袋・水・フード・・・アニー必要道具一式が入っている。
−−−つづく−−−
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