アニーママ奮闘記
アニーママ奮闘記
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第ａ章 乳腺腫瘍？ − ［そんな事ない！］ ・・・ 前回ｕｐ ”避妊手術ー複雑な思い” から数年経っている内容です。 モリーを我家に迎えた時に、開院して３年程の家から１番近い動物病院に 変えています。 この間のお話は、後日ｕｐします。 ・・・ ２０００年１０月下旬、アニー（６歳５ヶ月）の第３・４乳区間左側に見つけた小さいしこりは、 １０日間程（だったと思う）で、１ｃｍ程になった。 ２０００年１１月１０日、その手触りから、『脂肪種だわ。でも一応見てもらっとこ。』 と、 軽い気持ちで病院に行った。 『先生、脂肪種だと思うんですけど・・、これです。』 と経過を説明。 だが、先生は、短期間で大きくなった事を重要視。 『乳腺腫瘍かもしれない。』 と言う。 『え〜、ヒート２回で避妊手術もしてるし、脂肪種じゃないんですかぁ？』 『ヒートが２回も来てたら、なる確率はゼロではありません。乳腺腫瘍を疑う方が良い。』 『先生！この手触り、絶対、脂肪種やと思うんですけど・・。』 食い下がる素人な私に先生が断を下した。 『乳腺腫瘍です。明日、手術しましょう。早い方が良いですね。』 『・・・。注射器で吸い取って、まず調べてもらうわけにはいきませんか？』 『注射器で吸い取って、良性だとしても悪い所が隠れてる場合があるから、 それは、あまり意味がないんですよ。』 『・・・。どんな手術になりますか？』 『できれば左側の乳一列とそれに付いてるリンパ節を全部取りたい。』 『えっ！そんなぁ・・。それは・・、そこまではでけへん・・。』 『じゃぁ、最低でも下から２つの乳とそれに付いてるリンパ節１つを取りましょう。』 『・・・。脂肪種だという事もありますよね？その部分だけを取って、悪性っぽかったら その手術に代える事はできませんか？』 『それは出来ません。見た目に良性ぽくっても組織検査に出してみないと分らないし、 数日後にまた麻酔かけて手術も出来ないし、やるなら、最初から、やらな。』 レントゲンも血液検査も何も無く、話をしてる内にどんどん恐い話になって、 不安が広がる。 『よく考えて、手術するなら明日昼頃に来て下さい。早くした方が良いと思いますよ。』 最後まで、念を押された。 全く思いもしなかった結果に、家に帰った後、友人に相談したり、ネットで調べたりした。 夜中までいろいろ調べてくれた友人もいて、心から感謝している。 『１ｃｍのしこりで、今日行って、明日手術なんて、絶対おかしいよ。 その先生、お金に困ってない？』 『絶対、他の病院へ行け！』 『他の病院へ行きぃ。』 皆、口を揃えて、他の病院へ行く事を勧める。 私もそうしたい！！そうしたいのだが、 ・明日手術と言われて、朝から他の病院へ行く時間が無い。 ・行った病院が正しいかどうか解からない。 ・Ｍダックス・モリーのお産を予定していて（まだ先の話だが・・）、帝王切開の 確率が高いモリーなので、１番近い病院を変えたくない。 ・お世話になってる先生に悪い・・。 ネットで見た乳腺腫瘍の子の写真は、アニーのとは全く違う。 食欲旺盛で元気もあるし、１ｃｍ程のしこりだけ・・。 でもこれが早期発見で良かった！って事かもしれない・・。 １晩悩んだ末に、他の病院に行かず、手術を受けた・・。 結果は、良性の脂肪種。 『凄く危ないと思ったんです。良かったですねぇ。何ともなくて。』 と先生は言った。 だが、先生は後日、私の友人に 『僕は、アニーちゃんに悪い事をしました。』 と言ったという。 素人な私からすれば、誤診。 脂肪種なのに、乳２つとリンパ節１つを取って、傷痕は２０ｃｍ。 手術費は１０万円弱。 ・・・ あんまりだ・・。 脂肪種で良かったと、もちろん思う。 だが、疑っていたのに、他の病院へ行かなかった私自身に腹が立つ。 アニーに悪い事をしたのは、勇気のなかった私だ・・。 アニーの事を１番に考えるべきだった・・。 先生には、何も文句は言わなかった。 術後もしっかり見てもらわねばならないし、モリーのお産もあるし・・。 ただ、その後、病院の入口を入る時、引きつる私の顔を治すように ほっぺたを２・３回軽く叩くようになった・・。 この誤診は、私が最初に脂肪種だと先生に言った事が悪かったかもと言う友人がいる。 だから先生は意地になってしまったかもしれないって・・。そうなのかな？ でもそれでは生命に携わる職業人として、度量が狭いと思うけど、 そういう先生も世の中にはいるかもしれない。 この点も今後、気をつけようと思う。 −−−つづく−−−
・・・ この後もこの病院にはお世話になるのですが、モリーの出産予定日を超えて、出産前日に他の病院にようやく変わりました。・・・ home／index／前へ／次へ |
