アニーママ奮闘記

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 なんで、こんなボロボロのカラー?
 私はアニーよ。似合わないわっ!

 な〜んてね (笑)
第b章 血管周皮腫 − [癌年齢になったという事]

・・・ 前回up ”乳腺腫瘍?ーそんな事ない!” から1年程経っている内容です。
   この間に、Mダックス・モリーの出産があって、出産前日に動物病院を
   変えています。そのお話は、後日upします。 ・・・


2001年11月11日、アニー(7歳6ヶ月)の胸に5mm程のしこりを見つけた。
感としか言い様が無いが、手触りも変な感じ。
『何やろう、これ?脂肪種とちゃうなぁ・・。』 と、不安になる。

11月14日、病院へ行くと、先生は確認後、何も言わず注射器で吸い取った。
『悪い物は出なかったけれど、脂肪種とか、そんなのではありません。
 どうします?はっきりさせますか?』

”脂肪種ではない”との言葉に、早、涙が浮かぶ・・。

『はっきりするという事は、手術をするって事ですよね?
 ・・・ 少し様子を見ても良いですか?』

『良いですよ。でも大きくなるようなら、手術した方が良いと思います。』

アニーは今、月に1度、関節の注射を打ちに行っているので、その時に、
先生に確認してもらう事にした。
『あまり、触ったらいけませんよ。刺激されて、大きくなるから。』

12月10日、関節の注射の日。
『少し小さくなってますね。手術はしなくても良いでしょうね。』
すごく嬉しくて、やっぱり、すぐに手術はするべきではない!って思った・・。

2002年1月22日、関節の注射の日。
胸のしこりは、大きくはなっていないが、小さくもなっていない。
『遊離してきてますね。取りましょう。
 心配し続けるより、はっきりさせた方が良いでしょう。』
この言葉に素直に同意した。

1月28日、全身麻酔の日帰り手術。
胸のしこりの他に2箇所、首と腰に、2mm程の小さいしこりもあったので、
麻酔時間の関係で、取れそうなら一緒に取ってもらう事を先生にお願いした。

モリーの帝王切開の時も感激・尊敬したものだが、数時間後に
迎えに行った時には、もういつもの状態に戻っていたアニーだった。
最小限の麻酔量で、細かい綺麗な縫い口で、手際良い手術なんだと心底思う。

胸の結果は、病理検査待ちだが、他の2箇所のしこりは、私にとって、
青天の霹靂!というものだった。

毛の固まり(笑)で、病名を付けるとしたら、毛包炎(?)。
毛は、毛穴から外に出ているけれど、毛穴が塞がっているので、毛が外に出れず、
皮下で毛の固まりとなって、膨れていたものらしい。

『へっ?』 ・・・ 見せてもらったが、乾燥した毛が本当に固まっていた・・。
こんな話、聞いた事もなかったし、もうびっくり!
最近、シャンプー間隔が長くなっていたので、毛穴が汚れで詰っていたのか?と
心配したけれど、先生は優しく否定してくれた(笑)。
歳というのも関係ないらしい。
重い心が、元気そうなアニーを見て軽くなり、毛の事で更に軽くなった(笑)。

数日待って出た胸の結果は、血管周皮腫。

   皮下に生じた境界不明瞭の腫瘤。
   主として楕円形核の長い紡錘形細胞が多数増殖している。
   細胞配列は波状指紋状などで血管を中心とした渦状構造も多く認められる。
   血管周皮腫である。 
   細胞異型の有無はこの腫瘍についてはあまりいわない習慣があるが、
   ありそうに見える。
   膠原繊維の産生、浸潤増殖性がある。
   
   よく知られているように再発が多い腫瘤です。
   気を付けて何かあったら早めに対処する必要があります。

う〜ん、所見は、あまり良く解らないけれど、悪性っぽいって事だよね。  
再発が多くて、これは取らなければならない物という事。

7歳から老犬で、癌年齢だとも言う。
今回の手術で、3箇所もオハゲを作って、

『アニーちゃん、可愛そう。身体を一杯切り刻まれて・・。』と、
こんな感じの事を何人の人に言われただろう。

そうだよねぇ。避妊手術・誤診手術・今回と、7年で3回の手術。
しかも今回は3箇所にメスを入れた。

でも、その時々で一生懸命考えて、アニーに1番良いと思っての事。
『分かってくれているよね。アニー♪』

身体にメスを入れた回数が多い分、アニーには長生きしてもらわなくっちゃ!
私に出きる事は、早期発見だけ。
年齢的なものもあるから、いつも手術というわけにはいかないだろうけれど、
ようやく巡り合った信頼できる今の先生と相談しながら、頑張るんだ〜♪

−−−つづく−−−
    
補足:手術の有無に関係なく、皆、長生きして欲しいと思っています。

(2003年5月28日 up)

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