アニーママ奮闘記

ホームページへ戻る


   (胃捻転2日前のアニー)


救急病院の先生が言われた
胃捻転予防の注意点。

☆フードはふやかす!

☆生野菜はダメ!

消化が悪く、胃の中で
ゴロゴロと何日も
回っている事がある。

食べさせたければ、
細かく微塵切りにして茹でる事!

☆白米はダメ!

ネバネバが胃に長く残る。

☆大豆類はダメ!

お腹の中でガスが発生する
と言われている。

☆アニーの好きなリンゴ!

食べさせたければ、
すってあげる事!



・大阪府堺市
・大阪府箕面市
・京都府久世郡
・神奈川県平塚市
・神奈川県横浜市 にあります。

いざという時の為に
電話番号&住所など
把握しておいて下さいね!

−−−−−−−−−−−−−

その他の注意点。

☆食前食後の激しい運動は
しない事!


☆食後すぐに、多量の水を
飲まない事!


☆食事回数は1日2回以上に
する事!

(アニーは3回だったんだけど・・)
第g章 胃捻転! − [夜間救急病院へ]

2004年5月1日(土)。
この日は、ご近所さん達とのBBQの為に、アニー(10歳直前)は、
16時頃に晩御飯を食べた。

そして、その9時間後の夜中1時頃、アニーの吐きたそうな音で目が覚める。
私はアニー&モリーと一緒に寝ているし、胃拡張2回の経験もあり、
敏感になっている。

庭に出たがるが、草を食べるので、出さない!
『アニー、ここで吐きぃ!』
1回吐いて、私が吐いた物をチェックしていると、綺麗なウ○チをした。
その後も、庭に出たがり、手で扉やカーテンを必死で掻く。
出してはイケナイのに、アニーに負けて、庭に出すと、やはり草を食べ始める。
居間に戻ってくると、吐きたそうにするが、吐けない状態が数回続く。

『また(左右横腹が)腫れてきた!電話や!!』 とパパが叫ぶ。
『服、着替えといて。お金も入れといて。』と言いながら、電話をする。

お世話になっている近所の2件の病院は繋がらず・・。

『あかんわ!堺(夜間救急動物病院)に行こう!』
『大東(夜間動物病院)の方が近いで。』
『堺は、スタッフもたくさん居て、設備も整ってるって言うとったやん。』
『近い方がええやろ。大東や!』

アニーを車に乗せ、車を走らせてから、大東に電話をする。
『胃捻転は無理です。ウチは手術の設備が無いんです。
他に行ってもらえますか?』
次に堺に電話をするが、2件共、とっくに私の携帯電話に登録していたのを
忘れていて、夜中に間違い電話をしてしまった・・(汗)

『すぐに来て下さい。夜間救急病院なので10万円程かかりますが、
良ろしいですか?』 と、確認される。
その後、先生に変って、『今の状態を聞きたい!立てる?』
先生の声に緊張感を感じた・・。

でも、前回の胃拡張の時に、
『立って、歩いて病院に来れる状態なら、ほとんど大丈夫。助かります。
でも、立てずに運ばれて来るようでは、まず、助からない。』
と、獣医さんから言われていたし、今回も絶対大丈夫!
だと確信はしていた・・。

高速道路も空いていて、家から40分程で着いたのだが、
その間、後ろ座席のアニーは、立ったり座ったり、動き回る。
ウ○チもしたくて、窓をカリカリ掻く。
『アニー、そこでしぃ。かまへんから。』

車の中でも何回か下痢便をし、病院の中へも下痢便を撒き散らし、
オナラを連発しながら、入って行った・・。

初めての夜間救急病院。
診察室には、診察台が数台(5台ぐらい?)あって、
泣き顔の飼い主さん達が犬達に付き添っていた・・。

アニーの状態を説明して、まずはレントゲンを撮る。
『あ〜!捩れてる〜!これね〜。』
老犬の捩れと若い犬の捩れは違う特徴がある事や状態の説明を受ける。
『救急病院なので、やる事が限られてるのよ〜。ここでできる事、
まずは、麻酔して口から管を入れて、胃に溜まったガスを抜きま〜す。
その後にレントゲンを撮って、その後の事はまたそれから!』

待合室で処置を待つ。
その間に、アニーの横の診察台で点滴をしていたワンちゃんが旅立った・・。

(じーと待っていられなくて、私一人外に出て、携帯からHP掲示板に
報告を入れた・・。心配させちゃって、ごめんね。皆さん応援ありがとう。)

処置が終わり、床で伏せをして、点滴をしているアニーの側に行く。
覚醒はしているが、まだ足に力が入らず、立つ事はできないらしい・・。
すぐに、処置後のレントゲンの説明を受ける。

『胃のガスはかなり抜けて、胃も小さくなったのよね。
なったけどぉ!まだ胃が捩れてるみたいなのよねぇ・・。
またガスが溜まるかもしれない!
救急病院だからね。やれる事が限られるのよ〜。
ガスを抜くだけで、胃が自然に元に戻る事も多いのよ。
戻るように、祈って〜!!というしか無いんだよねぇ。ほんと、祈って〜!だよ。
でもさぁ。草を相当食べた?
管に草がひっかかっちゃって、もっとガスを抜きたいんだけど、どうも草がさぁ。
何回も管の太さも変えて、やるんだけど、これ以上は無理!
変な草を食べるんじゃぁない!草も選んで食べてよねぇ。』

優しく怒られました・・(汗)

更にガスを下からも抜く為に、(点滴と)浣腸もする。
『アニー、頑張って胃を元に戻しや・・。』と、頭を撫でていると、
『頭を撫でるんなら、お腹を撫でてあげて〜。ガスを下から出すのよ〜。』
と、見るからに頼もしい先生の声・・。

点滴が終わったけれど、浣腸の効果は全く無い・・。何も出ない・・。
『足がまだふらつくかもしれないけれど、気をつけて、散歩に行ってみて。』

明るくなった外をゆっくり散歩をするが、何も出ない・・。
アニーの身体は、左腹だけまだ少し腫れているような気もする・・。

で、また3度目のレントゲン。
2回目よりも3回目の方が更にガスが抜けて、胃が小さくなっていた・・。
夜間救急病院では、ここまでで、レントゲン写真&紹介状を貰い、
奈良の病院で、続きをみてもらう事になる。

ガスはかなり抜けたものの、まだ胃が捩れている状態で車で移動。
またガスが溜まる可能性もあり、夜間救急病院へ行く時よりも、
不安一杯だった・・。

7時頃、家に戻る。
車の中では落ち着いていたアニーだったし、
身体の膨らみもないようだ・・。もう、大丈夫だ!と思ったし、
病院が開くまで時間があるので、オシッコをさせて、仮眠を取った。

9時頃、近所の獣医さんからの電話で目が覚める・・(案外呑気・・笑)。
その時のアニーは、ヘソ天で寝ていたので、その事も伝えると、
『胃が捩れていたら、そんな状態では寝れない。
多分、戻っていると思いますよ。』との事。

それから仕度をして、病院へ行く。
レントゲンを撮ると、救急病院での3回目の写真よりも、また更に胃の
ガスが抜けていて、胃も小さくなっていた。

『胃は捩れていませんよ。元に戻ってますね。』
『良かった〜!!!』

アニーは本当に運が強い子だと思う。
今回は、レントゲンでしっかり胃の捩れが確認できた胃捻転!
もし、昼間だったのであれば(前回は昼間)、即、開腹手術をして、
胃を壁にくくりつける手術も行われていただろう。
そして、夜間救急病院があったから、アニーの寿命は伸びた・・。

前回と今回では、発生2日前の状況が似ている。
前回は、犬ケーキを食べた翌日に美容院でシャンプーをして、その2日後
に、胃拡張になった。
今回は、自宅でシャンプーをした翌日に犬ケーキを食べて、その2日後に
胃捻転になったのである。

この事を救急病院の先生に聞いていた。
『あ〜!あるかも〜!シャンプーは犬にとって、すごくストレスがかかるのよ。
老犬は特に、ストレスから胃腸の働きが悪くなって、そういう時に、
消化の悪い物を食べると・・う〜ん。それだ〜!それかもよ〜。』との事。

『老犬になると、ちょっとした事で胃腸の働きが悪くなるからね。
老犬は、背骨から小さい骨が出てくるんだけど(アニーは7歳時に確認済)、
それがちょっと当るという事でも胃腸の働きが悪くなるのよ。』

アニーが胃捻転になった原因は、特定できない。
でもこれからは、少し神経質に食事制限をしていきます。

1cm角程に切ったリンゴ、サクサク本当に美味しそうに食べてたなぁ・・。
犬連れカフェでも、犬ケーキ&かぼちゃの犬バーグが好きやのになぁ・・。
お目目爛々の嬉しそうな顔が浮かぶけれど、止めなきゃね。

奈良の獣医さんが、
『繰り返すのは、胃の出口に何かあって、通りが悪くなっている事も
考えられますが、胃カメラを飲みますか?』とも言われました。
でも、血液検査もコレステロール値が高い以外は、他は正常値で、
シャンプー&犬ケーキが原因と思いたい!私としては、
検査でアニーの身体に負担をかけたくもないので、断りました。

また4回目があるのか?実は、ビクビクしているんです(笑)
でもアニーの寿命が、もっともっとあるって信じています!

−−−つづく−−−
(2004年6月9日 up)

homeindex前へ次へ