アニーママ奮闘記

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第h章 またしても胃拡張 − [またシャンプー後!]

4回目がありませんように・・と、祈ったのも束の間、
またアニーが胃拡張(捻転は確認できなかったが、軽く捩れただろう・・と)
になってしまった・・(泣)

2004年8月24日(火)、このところ雨が続いていて、ぬかるんでいる庭の一角に
アニー(10歳3ヶ月)が伏せてしまい、胸の白毛がドロドロになった。

『アニー、汚いぃ〜!おいで〜。』

過去2回、シャンプー2・3日後に胃拡張&胃捻転をおこしているアニーである。
でもそれは、2回共、消化の悪い犬ケーキとセットで起きた事!
前回以来、怖くてシャンプーもできずにいたが、消化の悪い物は、何一つ
食べてはいないし、胸だけを簡単にシャンプーするのであれば、大丈夫!
・・・と、頭で整理して、アニーとお風呂場に直行した。

手早く胸&足をシャンプーして、リンスもしなかった。
何枚ものバスタオルと、厚手キッチンペーパーを使ってタオルドライをして、
軽くドライヤーもかける。

『これで、大丈夫♪』

しかし、翌朝1番のウンチは綺麗だったものの、朝のお散歩中のウンチは
水便だった・・(泣)

『えっ!なんで〜。胸だけのシャンプーやのにぃ・・。』
と、信じられない気持ちで病院へ行く。
3日間の整腸剤と、当日の絶食で、すぐにウンチは元に戻ったし、アニーの
様子もいつもと変わりない・・。

ところが!整腸剤を飲み終えた2日後、29日(日)にまたしても、
胃拡張になったのである。

この日は、パパが早朝から車で、兵庫県までゴルフに行っていた。
お昼12時。
2階でゴソゴソしていると、1階から 『オウェー』というアニーの声!
急いで1階に行くと、また 『オウェー』と、お腹の底から込み上げて来るが、
何も吐かないという、胃拡張時の前ぶれだ!

『アニー〜!ちょっと外、歩こう。』

庭に出すと、草を食べてしまうかもしれないので、家の外を少し歩く。
オシッコだけで、ウンチはしない・・。
家に戻ると、伏せをして、少し落ち着いた・・。

『車を確保せな・・・。』
何人かの友達の顔が浮かぶが、前回は車の中で下痢便を撒き散らしている
アニーである。また、今回も車の中で、粗相をする可能性が大きい。
4回目ともなれば、少し冷静にいろいろ考えられるものだ・・。

最初にTELしたバニ友・アルママが、すぐに家に来てくれる事になる。
アニー家から車で15分の所に住んでいて、バニ(アニーにも)に慣れているし、
同じ動物病院に通っているし、犬専用の車があり、万が一、粗相をしても寛大
・・かなぁ・・なんて思い、お願いした・・(汗)

次いで、病院にTEL.。
『まだ、拡張はしていないんですが、すると思うんです。
 前もって、見てもらいたいから、30分後には、行きます。』

そうこうしている内に、またアニーの様子がおかしくなってきた・・。
何も吐かないが『オウェー』を連発しながら、ウロウロして、
部屋の中でいきなり、綺麗なウンチをする。

ウンチの始末をした後、
タオル・トイレシート・新聞を用意して、門の所でアルママ到着を待つ。
待っている間に、やはり、アニーの左腹(胃の辺り)が腫れてきた!

車の中でも、吐こうとするが、何もでなくて、ウロウロする・・。
病院までは15分。その間、粗相はしなかったが、病院に入るなり、
待合室で、下痢便を撒き散らす・・(汗)

アニーの主治医は他の患犬を診察中だったが、獣医さんが4・5人もいる
病院なので、処置は早く、助かる。

『あ〜、拡張してますねぇ。前回と同じように、全身麻酔で口からチューブを
入れて、ガス抜きをします。拡張始めてから何分経ってますか?』

『吐こうとしてからは、45分で、膨らんできてから15分です。』

        ・・・アニー処置中・・・

この間がいつも嫌だ・・。でもアルママも一緒に居てくれたので、
ずーと喋っりぱなしで、気が紛れた・・。

        ・・・処置終了・・・

『胃捻転でしたか?』

『ガスが一杯で、確認できなかったけど、軽く捩れてたと思いますよ。
ガスは、もうほとんど無いけれど、胃がまだ捩れてたら、またすぐにガスが
溜まるからね。16時まで預かって、様子を見ますわ。
溜まったら、今度はもう、開腹手術をさせてもらいます!』

一旦、家に戻ったが、迎えに行く約束の16時まで病院からTELは
無かったので、再びガスが溜まる事もなかった!と、安心して、
今度は近所の犬友・ビビクリママに車を出してもらい、病院へ行く。

私が診察室に入ると、アニーが病室から走って入って来た。
元気なアニーの顔に、ホッとする。

『良かったなぁ。アニー♪』

今回もまた寿命を延ばしてもらって、獣医さん達には感謝で一杯だ。
アルママ&ビビクリママにも心から感謝!ありがとうございました♪

病院へ行く度に勧められている、胃を固定する手術について、
今回もお話があった・・。

『やっぱり胃を固定する手術をした方が良いと思いますよ。
こんなに何回もガスが溜まって、その度に麻酔をかけたら、かえって
可愛そうですわ。』

『でもね、先生。固定しても胃拡張には、なるかもしれんでしょう。
そしたら、やっぱり全身麻酔でガス抜きをする事になるでしょう?』

『う〜ん・・。軽く捩れてるから、こうなると思うんですよ。
固定したら、拡張もしなくなると思うけどなぁ。』

今は腹腔鏡を使う手術ができるという。
ただし、アニーの病院では、腹腔鏡を使うが、ほんの少し開腹手術には
なるらしい。
いつもの処置よりは、麻酔も多くなるけれど、胃捻転をおこした開腹手術で
胃を固定する手術を一緒にするよりも、通常の健康な胃の時に予防として、
腹腔鏡を使う固定手術をする方が良いとの事だ。

アニー(10歳3ヶ月)がもう少し若ければするだろう。
今のところ、今年に入って3回目の胃拡張(胃捻転)とはいうものの、
いずれも開腹手術はしないですんでいる。
もちろん、開腹手術をしたのなら、この年齢でも固定手術は一緒にする。
でも、予防の為に、開腹手術をする勇気がない・・。

何よりも、今回もシャンプー後だ!!!という思いが私にある・・。
最近、聞いた話だが、2回胃捻転で開腹手術をしたゴールデンが、
やはり2回共、シャンプーの後だったらしい・・。
ますます、シャンプーさえしなければ・・と、思いたいのである。

ただ、胃拡張・胃捻転予防としては、いろいろ気をつけてはいるが、
早食いは治らないし、フードも変えたいと思っている。

8歳の時に、絨毯をお腹の中に24日間も隠し持って以来、
療養食ヒルズw/dを食べている。
腸に優しく合ってはいるが、カロリーが少ない分だけ、体重を維持するのに
量を多く食べないといけないのが難点で、このフードにしてから、胃拡張を
起こしてもいて、やはり気になる・・。

別のフードを少し混ぜながら、様子を見たりもしているが、
吐いたり、下痢便になったり、オナラが多く出たり、今のところ、w/d以外を
加えると、どうもイケナイ・・。フードを変える事が出来ない・・。
なので、規定量より少ない量を食べさせているので、体重減少も続く・・。

アニーは子犬の時から、胃腸が繊細な子だった・・。
なかなか合うフードが無かったし、少し量を多く食べると下痢になったし、
ササミは大丈夫でも、鳥胸肉だと吐いたしなぁ・・。

今、10歳を越えて、ますます繊細な胃腸になっていて、悩みは尽きない・・。

すっかりガス抜きが出来て、家に帰ったアニーだが、今回はその後にも
少し心配する事が続いた・・。

−−−つづく−−−
(2004年10月4日 up)

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