アニーママ奮闘記

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       少し興奮して、
     お口に泡ブクブクですぅ・・。

     (写真提供:バニダリママ)


先日の学会は、
アメリカの有名な獣医さん
(名前聞いたけれど・・汗)の
胃捻転の話で、

 ・ドライフード1種類だけを
 食べてる子はなりやすい。
 他の物(缶詰でも良い)を
 混ぜる方が良い。

 ・テーブルフード
 (ちょっと人の物をあげる)を
 食べてる子の方が、なりにくい。

 ・食後の運動は、
 胃捻転と関係が無い。

 ・高い位置から食べさせると、
 空気が入りやすいからダメ。

一部ですが、
このようなお話があったそうです。

(食後の運動は、やっぱり怖いと
 私は思いますが・・。)
第j章 5度目の胃拡張 − [・・・・・。]

2004年12月3日(金)は、とてもショックな1日だった・・。
シャンプーさえしなければ、胃拡張(胃捻転)にならないと
思っていた(思いたかった・・)・・。
でもこの日、5回目(今年に入って4回目)の胃拡張(胃捻転)になった・・。

朝6時半に朝食を食べ、10時頃から、ゆっくり近所を歩くお散歩をして、
居間で寝ていたアニー(10才6ヶ月)だったが、
お昼12時頃に、いきなり立ち上がり、『オウェー』と、吐こうとする。

前回8月29日から、この日まで、こういう事が4回あったのだが、
その4回は、フードを変えたくて、少し他のフードを混ぜた為の吐き気
のようで、直後に実際に吐いていて、事なきを得ている。

だが、今回は変った物は何も食べてはいないし、吐こうとするが、吐けない。
『また、胃拡張になるんかなぁ?でもシャンプーもしてへんし・・。』
と、不安になる・・。

庭に出たがるので、庭に出すと、ウロウロしながら草を食べ続け、
オシッコと綺麗なウンチを少しする。

病院へTEL。
『また、アニーに吐き気があるので、見てもらいたいんです!』
『またいつものように拡張してますか?』
『まだ拡張はしてないけど、するような気もするし・・。』
『すぐに来て下さい。先生に言っておきます。』

TELを切る頃に、アニーが居間に戻って来たが、もう左右に拡張している・・。
吐き気が出てから、5・6分の事だ・・。

『アニー!大変や〜。早よ病院へ行こう!』

Mダックス達が、アニーだけを連れて遊びに行くと思うのか、必死に吠えたてる。
『静かにしぃ!お姉ちゃんが大変やねんから!!』

病院までは、15分。
後ろ座席のアニーが、ウロウロしている・・。
運転をしながら、そんなアニーを見ながら、涙が溢れてくる・・。

『アニー、いいよ。そこでしぃ。』
私のokサインを待っていたかのように、数回、少量の下痢便を撒き散らした・・。

シャンプーをしていないのに、胃拡張(胃捻転)をおこした・・。
2月・5月・8月・12月3日と、ほぼ3ヶ月毎だ・・。
今回は、理由づけも出来なくて、頭が少し混乱している・・。

病院へ着くと、
『今回は、拡張がキツイなぁ。今までで1番腫れてますね。
 胃を固定しても、胃捻転は防げるけど、拡張は別ですわ。
 いつものように全身麻酔して処置をしますから。』

--------------- 処置中 --------------

主人の携帯にTELをするが、留守電になっている・・。
1人で、待合室で待っていると、いろいろな事を考え、また涙が浮かぶ・・。

途中、先生が出てきて、
『管が通ったので、一応ガスは抜きました。
 でも今回は、胃の捩れも強いような感じなので、危ないかもしれません。』

『・・・。危ないんですか・・?』

『開腹手術をするかもしれませんので、ちょっと待ってて下さい。』

--------------- 処置終了 --------------

『大丈夫そうです。16時半頃、迎えに来てもらえますか?』

『前回の後、足の調子が悪かったでしょう。
 麻酔の影響が股関節に長く残るんじゃないかなって、ちょっと思うんです。
 早く家に帰ると、動くし足を痛めやすいかなって。
 夜まで預かってもらえませんか?』

『そうやね。この子は股関節がかなり悪いからね。じゃあ19時半に来て下さい。』


主人と一緒に19時半前に迎えに行くと、
処置室(?)から直接外に出たようで、病院の建物の外から、玄関の方に
先生と歩いて来るアニーがガラス戸越しに見えた。
尻尾を上にあげ、先生を少し引っ張って、笑い顔で歩いて来る元気なアニー♪

『先生、ありがとうございます。何回も命を助けてもらって・・(涙)』

3ヶ月毎に胃拡張(胃捻転)が起こるのは、偶然だという・・。
でも、私としては、また次に3ヶ月後に起こると仮定して、その少し前に、
注射とか点滴とか薬とかで、身体のガスを抜くとか、何か予防ができないのか?

と聞くと、今(薬2種類飲んでいます)以上にやる事は何も無いという・・。
ただ、先日の学会の胃捻転の話を教えてもらった。(左枠参照)

若い頃には、人の物も食べていたアニーだけれど、今は消化も悪くなっている
ので、人の物をあげる事は、怖くてできないけれど、ふやかしているフードに、
缶詰を必ず混ぜるようにしました。
後は・・早食いを直す以外は、思いつかない・・。
フードを変える事も、嘔吐&下痢を繰り返し、結局はアニーの負担になるので、
諦めました・・。

先日、MママさんHPで、
”スイスではバーニーズを『3歳までは幼犬、6歳で良犬、9歳で老犬、
10歳からは、神からの贈り物 』” という言葉を見つけました。

この文章を読んだ時、アニーが10才を超えた事の感謝や感激と、
本場スイスでもバーニーズは短命なんだ・・という寂しさと、
いろいろな複雑な思いもあり、涙が溢れてきました・・。

『でも、神からの贈り物というのなら、度重なる胃拡張(胃捻転)で
アニーに苦痛を与える事なく、残り少ない犬生(長く生きても後数年という意味)
を、どうぞ穏やかに過ごさせて欲しい・・。』
と、願う事は、贅沢な事でしょうか・・?

尤も、いつ起こるか分からないので、私の犬無し外出もかなり減って、
アニーと一緒に過ごす時間は増えたから、意味のある事なのかな・・。

今回の胃拡張(胃捻転)は、当日の夜から、まるで何も無かったかのように
元気で、足にも全く影響はなかったアニーなので、とてもショックな事だった
けれど、その事だけが救いです。

災害も多く、アニーにも1年間で4回も全身麻酔をかけさせてしまった
2004年も、後僅か・・。
明けて2005年は、どうぞ穏やかな年でありますように・・。
−−−つづく−−−
(2004年12月29日 up)

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