アニーママ奮闘記

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(前日 アニー11歳2ヶ月)

(処置後アニーを労わる?モリー)
第l章 7度目の胃拡張 − [初めて留守中に・・]

今年は過酷な1年だと覚悟していた・・。
でも、元旦以来、胃拡張(胃捻転)は陰を潜め、もう7ヶ月程も起こっていない。
頻繁な下痢も足の痛み止め薬を完全に止めたお陰か、腸に良いと教えてもらった
天彌サラサというサプリメントのお陰か、ここ2ヶ月間は無い。
足も身体全体も、すごく調子が良い元気なアニーだった・・。
2月の大阪・成田山に、アニー達の首輪を持って行き、1万円の護摩供養もしたし、
もう、2度と胃拡張(胃捻転)が起こらないような気がしていた・・。

今までの胃拡張(胃捻転)は、10歳前後からでもあり、加齢が1番の原因だと思う
のだが、ストレスが引き金になると私は考えている。
シャンプー後に2回、部分シャンプー後に1回、オフ会後に1回・・どれも何故か
その2日後に起きている事が多い。
もっとも獣医さんは、『直後に起こるのは分かるけれど、2日後というのは・・?』
と言うのだが、予防注射をしてもその2日後に下痢とか・・、普段と変わった事が
あると、その2日後が危ないのだ。
なので、シャンプーもせず、お出かけも控えていたのに・・。

2005年7月28日、この日は、とても暑かった。
夕方18時半頃からのアニーの散歩は、外に出ると、今夏1番の蒸し暑さを感じた。
ムワッとアスファルトからの熱気がいつにも増して強く感じる。
一瞬、止めようかな?と思ったのだが、その後も忙しいし、行ってしまった・・。
アニーは好きな人に会えば、必ず甘えるのだが、この日は会っても愛想もなくて、
チラッと横目で見ただけで通り過ぎる。
排泄だけは済ませて、早々に家に帰りたがった・・。

クーラーが効いた居間のいつもの場所に横になったアニーに、
『アニー、すぐに帰って来るからな。待っててや〜。』と、声をかけて
Mダックス・モリー&シンノスケの散歩に出かけた。
家の前まで帰って来ても、家の前で友達犬と遊んでいた・・。
私の声は、よく通るので、家の中のアニーにも分かっていたと思う。
きっと、早く自分の元に帰って来て欲しい!と思っていたと思う。

玄関に入ると、アニーが居間の庭に出る扉を掻く音が聞こえた。
『アニー!どうしたん!?』と、慌てて居間に入ると、すでに様子がおかしい・・。
庭に出すと、ウロウロしながら草を少し食べ、『オウェー』と、お腹からこみ上げるが
何も吐かないという胃拡張の症状。既に左右脇腹辺りがかなり拡張している。

病院へTELしている間に、アニーは居間に戻って来て、居間で大量のウンチをする。
早く胃に溜まったガスを抜かないと、手遅れになるので、ウンチの細かい欠片まで
取っている時間も無くて、車でアニーと病院に向かった。
後ろ座席のアニーは、オナラと吐き気を繰り返し、いつものように落ち着きが無い。
『アニー、もうすぐ楽になるで。もうちょっと頑張ってや。』
とても苦しそうで、何回経験しても、この車の中が辛くて、涙が溢れる・・。

病院に着いたのは、19時半頃だろうか・・。
まだ5頭程の患犬がいたが、アニーはすぐに処置室へ入る。
『またいつものように、全身麻酔して、口からカテーテルを入れてみます。』

待合室のテレビはいつも24時間動物専用チャンネルの”アニマルプラネット”
が映っている。癌の手術中のワンコの映像だ・・。
外に出て、携帯電話で主人に連絡を取り、またボンヤリとテレビを見る。

20分程だと思う。処置を終えた獣医さんが出てきて、
『抜けました。今、麻酔を覚ましていますから、もうちょっと待ってて下さいね。
覚めたら、このまま家に連れて帰ってもらいますから。』

4回目の胃拡張の時に、後ろ足に麻酔の影響が数日残った事もあり、
すぐに連れて帰るのは、とても不安だが、診療時間が20時までの病院でもあり、
仕方が無い・・。

『頭と前足は、しっかりしてるんですが、まだ後ろ足がフラつくので、
僕が車に抱っこして乗せますわ。家の方で降ろせますか?』
『友達に手伝ってもらうので、大丈夫です。先生、スイカは消化に悪いですか?』
『この子の場合は、もう全然分かりませんわ。普段と違う物をあげる時は
気をつけて下さいとしか・・。』

車を駐車場から処置室前に回して来ると、抱っこされているはずのアニーが
先生と歩いている・・。
『案外、後ろ足しっかりしてますわ。』と苦笑いをされている。
アニーは車にも自分から飛び乗った・・。

丁度時間が合ったので、そのまま主人を駅まで迎えに行き、主人も一緒に
家に帰り、アニーを家の中まで抱っこして入る事ができた。
まだ、後ろ足が少し心もとないが、絶食なのに晩御飯を欲しがる・・。
食卓にへばり付いて、貰うまでは、絶対に寝ない、目が爛々なアニーなので、
仕方なく、ティスプーン1杯だけ、缶詰をあげた。
ほんのちょっとでも食べれると納得なアニーなのだ(汗)

翌日は、もう、ほぼいつものアニーに戻っていた。
ヘソ天で寝て、ピンポンの音に反応して、勢い良く玄関に走って行く・・。
そんな姿が嬉しいけれど、変形性関節炎でもある後ろ足がまだ心配なのに・・。

アニーの胃拡張(胃捻転)は、ストレスから・・と思っているが、
今回の原因はなんだろう?
1日3回の食事で昼食後6時間以上経っている・・。
前日にこの写真(上)を撮る為に、いつもよりかなり多く食べさせたスイカのせい?
家の前でMダックス達と遊んでいて、なかなかアニーの元に戻らなかったストレス?
あまりの暑さによる身体の変調?そのストレス?

去年なら、スイカも食べさせはしなかった・・。
7ヶ月も起こらなくて、体調が良いので、つい甘くなった・・。
去年より今年は、更に年老いているのだから、リスクも大きいはずだった・・。
いろいろ反省しなきゃ・・。

原因は分からないけれど、とにかくアニーはまた助かった!
アニーの運の強さ、毎回確実に助けて下さる先生にただただ感謝です。

先日、バニ友と交わした約束。
老衰になるまで・・アニーに頑張ってもらわなくっちゃ♪

−−−つづく−−−
(2005年7月29日 up)

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