Annieのママ奮闘記

アニーのママへのお便り(あなたからのメッセージ待ってま〜す)t-nakano@kcn.ne.jp

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第5章 ひとときの平和 − [犬ってかしこい]

既に、アニーは『お座り』は出来ていた。
”しつけねば!”と気合が入った私は、パパが会社に行っている間に、しつけ本を読んで
『待て』をしてみたら、なんなく出来た。
パパが会社から帰ってくるなり 、『見て〜。私が教えてんでぇ〜』と披露した。
『お前もやるなぁ』なんて、おだてられ、次の日に『お手』、さらに次の日に『おかわり』。
毎日、1つずつマスターしていった。
(毎日1つずつは、少し大袈裟かな?でも、そんな感じだった・・)

フードを前にお座りして、一筋のヨダレを垂らしてる姿は、ケ・ナ・ゲ。
お手をする姿は、イ・ジ・ラ・シ・イ。

『ふ〜ん。犬ってかわいいんだぁ』
『へぇ〜。犬ってかしこいんだぁ』

と、妙に感心して、毎日がおもしろかった!
パパは、『アニーがかしこいんや!』と言っていたが。

さぁ、いよいよ、お散歩だ!
リードをつけて外に出た。
『えっ!お散歩がイヤなの?』・・・お座りをしたままで、引っ張ってもビクともしない。
2日目は、少し歩いた。近所の犬が、アニーが前を通ると軒並み吠えた。

びっくりしながら、お散歩したね。
初めての外の世界。恐かったんだね。

予防注射が終わってなくてもママがアニーを胸に抱いて、外の世界を見せる事、音を聞かせる事を
いっぱいした方が良いと知ったのは、アニーが大人になってから。
空気感染で病気になる事もあるけど、抱かれて外の世界を見る事の方が重要らしい。

こわごわ、お散歩する事が何日続いたのか思い出せない。
もちろん、オシッコすらしなかった。
家に帰って来て慌てて庭でオシッコする日が続いた。

『犬を飼って良かった』と思った。
でも、この平和な日々は長くは続かなかった・・・。
−−−つづく−−−

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