Annieのママ奮闘記
アニーのママへのお便り(あなたからのメッセージ待ってま〜す)t-nakano@kcn.ne.jp
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第6章 『ジキルとハイド』なアニー − [後悔の日々] お散歩に行き出すとママの生活がまた大きく変った。 ママに近所のお友達がいっぱい出来た事が特にうれしく、アニーに感謝している。 『バーニーズ』 という犬を全く知らない人ばかりで、でもチビバニのかわいらしさと いったら、思わずWAN好きさんは、ニコニコして寄ってきてくれる。 『かわいいね。』 『ぬいぐるみやね。』 『セントバーナード?』 ・・・・・ 会う人、会う人に声を掛けられた。 2回目以降に会うと 『また大きくなったね。』 『どこまで大きくなるの?』 人との新しい出会いは、とっても楽しかったが、お散歩にも慣れてきたアニーは、 リードをつけたとたんに、リードの先を噛み、『ウッ〜!』と言いながら、頭を∞字に グルグル回す。 家の中ではとってもオリコウさんなのに外に出ると狂暴化していた。 リードを咥えて、ひっぱりながら後ろ向きに歩くアニー。 わさびやカラシを塗ってもダメ。怒ってもダメ。 『リードで犬を叩け』 としつけ本に書いてあって(今のママならこんな事は絶対しない!) 叩いた事もあるがダメ。全然、言う事を聞かない。 100mも行ったら、リードを離し、普通のお散歩になるのだが・・・。 おまけにしばらくすると、お散歩の時だけでなく夕方になると家でも狂暴化していった。 『ウッ〜!』 と言いながら、ママに体当たりで襲ってくる。噛みにくる。 ママは服はボロボロになり、アザだらけでアチコチ痛く・・・。 毎日、夕方が恐かった! お散歩が憂鬱だった! 『こんなんイヤヤ〜! 犬なんか嫌いや! もう返して来てぇ〜』 とパパに叫んだ。 夜、パパが帰ってくる頃には、かわいくておとなしくておりこうさんのアニーに戻っている ので、パパは 『大袈裟やなぁ。』 と狂暴アニーを信じない。 ママがなめられていたのだろうが、とにかく『大嫌い!』 でWANを飼った事を後悔した。 この頃、『ジキルとハイド』 なアニーだった。
−−−つづく−−−
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