子連れハワイ旅行記2005 その1


それは、何気ない休日の、ふとした一言がきっかけだった。

去年生まれた娘が元気良く遊んでいる。ようやく10ヶ月を超え、特に大きな病気もなく健康で、
ミルクの催促以外では泣かないし、つたい歩きも完璧になってきたのを見ながら、

「もうそろそろ海外旅行とか大丈夫なんとちゃう?」
とつぶやいたみやーん。

間髪入れず、頭の中はどんどん先走って暴走。
「赤ちゃん連れならやっぱり定番のグアムかいやしかしグアムといえば沖縄に毛が生えたも同然それならむしろ前回行ったオーストラリアはどうだろう時差はほ とんどないぞだがフライトがきついなケアンズでも8時間以上ゴールドコーストなら乗り継ぎもあるだったらアジアかそいつは即却下という方向で・・・」

ふと一息ついて我に返ると、娘のとなりにもう一人。だれだっけ
嫁だ
「そうか嫁もいるんだな。こいつも妊婦時代から数えると、もう2年もがんばっているワケ だし、
ちょっとはのんびりさせてあげないと。娘も小さいワケだし、だったら
テーマはのんびりに決定だな。
のんびりといえばリゾートか。リゾートと言えばやっぱハワイか。
よしハワイで海見ながらのんびりに決定〜!」と、ハワイツアー2005が決定したのでありました。

10ヶ月の子供を連れて海外旅行などとは、ネットではバッシングをくらう事もあったりするワケですが、
実際に自分が10ヶ月の子を持ってみて思うことは、「大きな病気もない健康な子供なら、
そんなに神経質にならなくても大丈夫っぽい」という感じ。
ただしウチの場合、娘のあーちゃんが非常に旅行向きだったとは思います。
「人見知りしない」「健康そのもの」「よく笑う」「ミルクの催促以外では泣かない」
「外出時はウンチを我慢する」「哺乳瓶を吸わせると寝る」「好き嫌い全くナシ」などなど。
とまあ、こんな娘だから出来た旅行ではありますが、以下のような条件のもとで計画を立てました。

1.フライトは日本の航空会社・夜出発の便とする
  (日本語対応がしっかりしてて、子供が寝やすい時間に飛ぶ)
2.オプションツアーは、日中催行のもの。夕方より遅くなるものは却下
  (バスに乗りっぱなしではなく、1時間おきに休憩が取れるもの)
3.そのかわりホテルからの眺めにこだわる
  (
バカと煙は上層階のオーシャンビューと 昔から言うし)
4.嫁ものんびりできるように、コンドミニアムは使わない
  (コンドミニアムで家事したら、妻の休息にならない)

これらの条件をもとにツアーを選んで行き、最終的に今回は近ツリのお得プライスなツアーにしました。
ホテルは
旅行会社のツアーデスクが入っているホテルという選択基準で、
新婚旅行と同じく
ハイアットリージェンシーワイキキ。眺望もお墨付きだし。
フライトは
日本航空(最近いろいろあって 不安ではあるけど)にしました。

本音を言うと、全日空&JTBで行きたかったのですが、JALの不手際のせいで全日空は現在満席。
しかも、関空発ホノルル行きのANAはユナイテッドとのコードシェア便であり、
乗務員もユナイテッドになるというので、 結局JALしか選びようがないという事に。
さらに追い打ちをかけるように、現在8月下旬なワケですが、仕事の休みが9月末〜10月頭しか
取れそうにないということで、
空席のあるツアーに滑り込み状態だったというのが実状。
まあアレですね、教訓としましては、予約はなるべく早めにしましょう
(当たり前
特にハワイ旅行は、JTBでないと
最強の交通手段「OLIOLIトロリー」に乗れないという
痛手を負うことになります。実際、今回はこれで
痛い目にあいました。その話は本編で。


さて、ハワイ旅行の予約も済ませ、いよいよ旅行の準備です。
モーハワイさんなど、いろんなペー ジで子連れ海外旅行の基礎知識を身につけ、
いろんな旅行用品を用意しました。以下は、特別に用意した物の一覧表。

種類 内容 購入店舗
紙オムツ ムーニーMサイズ 74枚入り アカチャンホンポ
おしりふき ムーニーのおしりふき アカチャンホンポ
ウエットティッシュ 筒型タイプとポケットタイプ 100均ショップ
粉ミルク スティックタイプ 西松屋
離乳食 肉エキス等を使用していないもの アカチャンホンポ
哺乳瓶 紙コップ型の使い捨て哺乳瓶 楽天ケンコーコム
電化製品 DVDが見れるノートパソコン
電化製品 セサミストリートのDVDソフト Amazon.co.jp
ガイドブック 「子供と行くハワイ」 Amazon.co.jp

まず、紙オムツは、現地で売ってるものが評判悪いようなので、アカチャンホンポで
お徳用パッケージを買ってきて、パッケージのままスーツケースに放り込みました。
基本的なケアグッズはともかく、
「離乳食」と「哺乳瓶」はけっこう難問でした。
あーちゃんはまだ離乳食が中期程度なので、用意する必要があります。
ハワイ(アメリカ)は現在、
肉類ならびに肉エキスを使用した食品は輸入禁止
なので、メーカー製の離乳食の、原材料を激しく吟味して、15食ほど用意しました。
ただし、最悪の場合、税関で没収という可能性もあるらしいのです。イザとなったら、
ワイキキのフードパントリーというスーパーに、米国製の離乳食が豊富にあるらしいので、
それを買い求めるという事にしました。

また哺乳瓶は、飛行機などでは洗浄が難しいので、
「使い捨て哺乳瓶」なるものを購入しました。
これは、本体部分が使い捨て紙コップになっていて、フタと乳首部分だけ洗浄すればいいという、
飛行機旅行にはとても重宝する逸品です。
紙コップの内側に目盛りも印刷してあって、お湯の計量も大丈夫です。楽天で売っています。



参考リンク(楽天・ケンコーコム)
ほ乳コップのめーる 紙コップ6個入
ほ乳コップのめーる 専用紙コップ 12個入

また、あーちゃんのぐずり対策として、飛行機にデジカメとノートパソコンを持ち込みました。
「デジカメにあらかじめあーちゃんを何枚か撮影しておいて、ぐずりそうなら見せる」とか、
「ノートパソコンと、お気に入りのDVD(ウチならセサミストリートとか、
NHK教育の幼児番組を録画したもの)」を用意して万全の体制で臨みました。
往路は夜便だったので大丈夫でしたが、復路は昼便だったので、これらが大活躍しました。
機内で、2時間分ぐらいは時間を潰せましたので。
また、ホテルでもあーちゃんが退屈しないように、毎晩1時間だけ見せてましたが、
その間にコッチの用事(荷物の片づけ等)を済ませられるので、とても重宝しました。
それに、デジカメでバンバカ写真を撮っても毎日データをパソコンに移せるので、
撮影枚数が気にならないし毎晩画像チェックも出来るので、とても便利でした。

ただモバイルノートじゃないタイプだったので、かなり重たかったです。


あと、絶対にオススメなのが、「地球の歩き方 子供と行くハワイ」というガイドブック!
おなじみ地球の歩き方シリーズの、子連れ旅行に特化したガイドブックです。
子供を連れて旅行するための基礎知識から子供服の店やサイズの選び方まで、
そりゃもうものすごく参考にさせて頂きましたとも!
アマゾンさんなら送料も無料なので、必要な方はこちらのリンクをどうぞ。

また、旅行会社にリクエストしたものは、「無料ベビーカー」・ホテルに「無料ベビーベッド」・
飛行機に「バシネット」と「チャイルドミール(幼児食)からベビーミール(乳児食)への変更」でした。
JALの場合、10ヶ月の子供にはチャイルドミールが付くのですが、これにはほとんどオマケがつきません。
しかし、ベビーミールを頼むと、「特製スタイ・飛行機型スプーン・それらを入れる特製バッグ」がもらえるのです。
もともとあーちゃんは離乳食がまだ中期だったので、丁度いいやとばかりに変更しました。
そうしてゲットしたグッズの画像はコチラ。





なお、ベビーミールとチャイルドミールの違いは、JALのホームページに写真付きで載ってま す。