子連れハワイ旅行記2005 その2


平成17年9月26日、いよいよ出発当日です。
搭乗予定の飛行機は
22:10離陸予定のJAL078便です。
関西空港22:10発→ホノルル空港現地時間11:00着の、
約8時間のフライトとなります。

当日は、
家を出発する時刻を17:30と決め、それまではいつも通り過ごしました。
「赤ちゃん用のバシネットを確実に取りたい場合、先着順なのでなるべく早くチェックインするべし」という
ウワサもあるのですが(未確認)、娘の負担を考慮して、時間通りに集合することとしました。
タイムテーブルは、以下のようなものでした。

17:30 家を出発
      ↓
18:00 関空行きリムジンバスに乗る(車内でミルクをあげたらすぐに、あーちゃん熟睡)
      ↓
19:30 空港到着
      ↓
19:40 近畿日本ツーリストのツアーデスクにチェックイン
      ↓
20:00 JALにチェックイン

あーちゃんを抱っこひも状態でJALのチェックインに並んでいると、JALの社員さんが、
「ベビーカーお持ちしましょうか?」って声をかけてくれました。せっかくなのでお願いすると
スーパーなどにある
赤ちゃん用カートを持ってきてくれました。気が利いてます。

JALのチェックインを済ませて、チケットを受け取ります。気になる座席は・・・
えー、どのあたりなのかサッパリわかりません。窓際が希望ですが、ひとまず運を天に任せます。
搭乗時間までけっこう余裕があるので、関空内のみやげ屋などを見てまわり、軽く食事してから、
21時頃に出国手続きを済ませて、
「キッズルーム」に向かうことにしました。
が!キッズルームの前に来てみると、なんかシャッターが降りています。
その横の表示には、
「営業時間9:30〜18:30」


なんじゃこりゃー!
この営業時間では、関空発ハワイ便は、全てキッズルーム不可ということか。
研究不足とはいえ、予定外の事態にガッカリしていると、あーちゃんがミルクを欲しがり始めました。
全員でベンチに座って、ミルクタイムです。動き回っても疲れるだけなので、ガイドブックを見たり、
あーちゃんと遊んだりしながら21:30まで時間を潰しました。
歩ける子供なら、この時間に歩かせて疲れさせるという手もアリですが、あーちゃんはまだ歩けないので、
この時間はけっこう苦痛でした。

21:30過ぎに、そろそろ搭乗開始かなという事で、搭乗ゲートまで向かうことにしました。
ゲートに到着すると、すでに長蛇の列になっています。搭乗口のJALの社員さんに、ベビーカートを
返却したところ、
赤ちゃん連れだと優先搭乗できるので搭乗口付近で待機するようにとの事。
むむ、これがウワサに聞いていたアレかとニンマリ。
その後すぐに、ビジネスクラスの乗客と一緒に、赤ちゃん連れ家族も搭乗を開始しました。


さて、いざ座席へと向かいます。果たして窓際はゲットできるのでしょうか・・・あれ?
えー、ひとまず、
バシネットは確保できたようです。しかし、あまり評判の良くない、
「スクリーン前の座席」をゲットしてしまった模様です・・・しかも、4人掛けの左2席。
そうなると、隣の乗客が気になります。赤ちゃん連れにロコツに嫌な顔されたらヤダナ〜と思っていると、
なんか若いカップルがやってきました。ちょっとバカップル風味です。
最初は警戒していましたが、こちらに不満があるようでもなく、自分たちだけで楽しんでいるようなので、
特に問題なさそうです。ひとつだけ問題があるとすれば、
おさわりしすぎなところぐらいでしょうか。

バシネットが珍しくてイロイロ触っていると、アテンダントさんが来て、
「バシネットは、離陸後
シートベルトサインが消えている時のみ使用できます
離陸後、組み立てに参りますが、シートベルトサインが点灯したら、
赤ちゃんをヒザの上に移動
して下さい。」と説明を受けました。
事前にそういう情報を仕入れてなかったので、ちょっとビックリです。
ということは、離着陸時はおヒザ抱っこなワケですね。
ん?
えー、そこのバカップル、あんた達はおヒザ抱っこいいから。頼むよホントに。

少し落ち着いたところで周囲の様子を伺うと、左右の窓際席も、赤ちゃん連れのファミリーです。
仲間がたくさんいるようで、正直ホッとします。

そんなこんなでJAL078便、いよいよ離陸に向け動き出しました。
あーちゃんには、気圧変化の耳キーン対応で、ちょっとだけ麦茶を入れた哺乳瓶を吸わせます。
みやーんはというと、海外旅行出発時のドキドキ状態真っ最中。
そして飛行機は、キーンという高周波のエンジン音と共に、無事離陸。
あーちゃんも、特にぐずることもなく、みやーんのヒザの上で哺乳瓶をチューチューしてます。
いつもと特に変わらない様子で、みやーんたちも一安心。

離陸後、シートベルトサインが消えて、いよいよバシネットの出番です。
アテンダントさんが来て、テキパキとバシネットを組み立て、毛布をセットしてくれました。

ためしにあーちゃんを乗っけてみると、まだ眠たくないようで、バシネットの上にあぐらをかいてます。
普段見慣れない目線で、両親と向かい合っているのが楽しいようです。
が、哺乳瓶を吸いっぱなしなので、少しするとゴロンと横になり、すぐに寝てしまいました。


しかし、このスクリーン下の座席は、「映画などの光がまぶしい」と不評だったので、
写真のように、寝ているあーちゃんの目隠し用に上着をかぶせて対処しました。

あーちゃんが寝付いたところで、非常にいいタイミングで機内食の登場です。
ひとまず妻とともに一息ついていると、他のファミリーにキッズミールが配られました。
ですがウチはあーちゃんが寝ているせいか、ベビーミールが配られませんでした。
実際、今もらっても困るので、何も言わずにスルーしておきました。

が、まだまだ安心はできません。あーちゃんは、夜中に必ず数回、ぐずり泣きをするのです。
これを止める方法はただひとつ!
「お母さんの抱っこ」だけです。抱っこを早くやってあげれば、
すぐにまた眠ってしまいますが、もし時間がかかってしまうと、
本泣きになってしまうのです。
しかし妻は徹夜できない人なので、
みやーんが徹夜で監視役を務めることになっています。
結局、数回ほど、あーちゃんがふにゃふにゃ言い出したら隣の妻を起こして抱っこしてもらうという状況が
ありました。

ですが、ウチは全然簡単なほうでした。
左側の窓際席の赤ちゃんは、ウチと同じような状況で両親が寝ていたために真夜中に本泣きになって

手がつけられなくなっていましたし、アテンダントさんからも「他のお客様が寝ておられますので」と、
注意されていました。右側の赤ちゃんに至っては、同じく真夜中に本泣きしている所を、

後ろの座席に座っていたアメリカ人に文句を言われ、両親が平謝りしていました。

赤ちゃん連れ旅行の極意は、「夜泣きの対処法を決めておく事」だと思いました。
夜泣きを止める方法を親がちゃんと知っておくことと、交代してでも赤ちゃんを徹夜で監視することは、
他の乗客に迷惑をかけないためにも必要だと思いました。
もし自信がないのなら、最低限
夜中にアメリカ人と口げんかする度胸は身につけましょう

そんなこんなで、想像してたよりもすんなりと、朝を迎えることができました。
徐々に窓のブラインドが開けられ、機内が明るくなった頃、朝食が配られました。
しかし、あーちゃんのベビーミールは配られなかったので、アテンダントさんに、昨晩ベビーミールを
もらっていなかった事を告げると、すぐにミールを持ってきてくれました。
妻があーちゃんにミールをあげている間にみやーんが朝食を済ませ、
今度はみやーんがあーちゃんと遊んでいる間に妻が朝食をたいらげます。

その後、ビンゴ大会などがあり、みやーんも妻もハズレてしまいテンション下がり気味のところに、
いよいよハワイの海が見えてきました。もうすぐ着陸です!