子連れハワイ旅行記2005 その8



5日目の朝です。明日の朝は日本に出発するので、実質的に今日が最終日です。
本日は、ワード地区にある
「ディキシー・グリル」というレストランで、
昼食にバーベキューリブを食べるのと、アラモアナSCで子供服ならびに、
「ホノルル・クッキーカンパニー」でおみやげ用のクッキーを購入する予定。
・・・なのですが、なんかすごく雨ふってるんですけど(汗
眼下のカラカウア通りに目をやりますと・・傘さしてるよ!
初めて見たよ、ワイキキで傘さしてる人!
果たして、どうなることやら最終日・・・



よーく見たら、虹の上に、もうひとまわり大きな薄ーい虹が。


朝は相変わらずあーちゃんが寝坊で、妻も身支度に時間がかかるので、
みやーんだけ朝食を買いに出かけます。けっこう降ってるので外には行かず、
ABCストアで、昼食に影響しないように軽めの朝食を調達。
パンとヨーグルトと100%フルーツジュースです。ラナイでの食事は諦め、部屋で食べました。
妻も買い物から帰って食事を終えたので、あーちゃんを起こしてごはんをあげます。
お出かけの準備を整えて、さあディキシーグリルに出発です。
雨の中を・・・


傘なんて用意してないので、小雨に降られながらワイキキトロリーを待ちます。
あーちゃんは抱っこ紐を使用し、タオルを頭からかけてガード。
やっと到着したワイキキトロリーに乗り込むと、ドライバーがなんか言ってます。
今満席で、子連れは座れないから、降りて次のに乗れ」。
またかよ!
そんなに子供が嫌いかワイキキトロリー(怒
英語がわからないので文句は言えませんが、ドライバーを睨みつけてやると、
それでも「降りろ降りろ」とジェスチャーしてきます。
おまけに、日本人ばっかりの乗客も、一人も席をゆずる気配はなく、むしろ
「早く降りろよ出発しねーじゃねえか」的な目線を送ってきます。
うしろにも、雨に濡れたまま乗車を待っている列が・・・
やむなく、一度乗ったトロリーから下車しました。
前回と同様、ガラガラの後続車がすぐにやってきて乗れたものの、
次の旅行からは絶対にワイキキトロリー乗らないというか
OLIOLIトロリーのJTBでしか来ないと心に誓うみやーんでありました。


アラモアナSCでトロリーを一旦下車して、「イエローライン」に乗り換えです。
このイエローラインが少しややこしく、アラモアナSCを中心に、
8の字を描くようなコースになっています。
つまり、一度「ダイエー方面行き」として出発し、
戻ってきたら「ワード方面行き」になっているという具合です。
アラモアナの乗り場で係員に聞いてみると、あと20分後に来るとの事。
このイエローライン、ダイヤが30分に1本なのです。
あれ、早く来たなと思ったら案の定「ダイエー方面行き」です。
きっかり20分待って、ようやく来た「ワード方面行き」に乗り込みます。
ここまで来れば、あとはひとつ目のバス停である、ワード・ゲートウェイセンターの
「スポーツ・オーソリティー前」で降りれば、ディキシーグリルは目の前です。



トロリーを降りて横断歩道を渡ると、もう「ディキシー・グリル」です。
とても目立つレンガ色の店舗で、道路に面したオープンテラス席があります。
ワイキキではけっこう降っていた雨も、こちらではとっくに止んだようでした。
時間は13時を回ったぐらい。店内も空いているようですので、早速ゴーです。
入り口でウエイトレスさんに「ジャパニーズメニュー?」と聞かれたのでイエスと答え、
好きな席を選んでいいと言うので、オープンテラス席を選びました。
あとは「May I have baby's chair?」とお願いすると「Sure!」との事。
店内はこんな感じで、ポップでカジュアルな雰囲気でいっぱいです。



席に着くと、あーちゃん用に、小さなバスケットにポップコーンを持ってきてくれました。
昨日のザ・チーズケーキ・ファクトリーといい、気がきいててうれしいサービスです。
さらに、キッズメニュー表の紙は、裏面がパズルになっていて、時間つぶしもできます。



まずはお決まりの、ドリンクから注文。頼んだコーヒーが来たら、料理の注文です。
本日のお目当ては、「トラッシュ・カン・ビュッフェ」というメニュー。
大きなブリキの、ペール缶のフタのような皿に、「スノークラブというカニ1匹・スペアリブ・
チキンレッグ・白身魚フライ×2・サラダ・フライドポテト・豆の煮込みスープ」などがセットで
乗っかっているという、チョー豪快な一品。どんな感じかというと、ホラこの通り!



ゲンナリするあーちゃん。なんでそんな変な顔を・・・

写真ではスノークラブが半身ですが、もう半分はみやーんの取り皿に移動済。
ちなみにこのメニュー、2人前が基本セットなので、2人以上でないと注文できません。
3人以上の場合は、追加料金で対応してくれます。

では早速ということで、まずはスノークラブから。ちゃんと殻を割る器具もついてます。
よく日本の食堂や旅館で出てくる、生臭いベニズワイガニの味を想像しながら食らいつくと、
えっ!?
全然生臭くないやん、っていうかオイシイやんこれ!
みやーんはスペアリブ目当てだったのですが、臭みのないカニ本来の甘みにすっかり夢中。
他のメニューに目もくれず、あっという間にスノークラブ半身をたいらげてしまいました。
このスノークラブはおすすめです。この値段で甘いカニ食えるとはラッキーでした。
続いて白身魚フライに挑戦。こちらも、肉厚でウマイです。タルタルソースもグー。


そしていよいよマイ・メインディッシュ、スペアリブに挑みます。スペアリブ専用のナイフで、
あばら骨に沿って切り分けていきます。2人で分けても、6本以上食べれそうです。
しかもうれしいことに、
6種類の異なる味のバーベキューソース
ボトルで持ってきてくれるので、いろんな味が楽しめるのです。当然、全種類試します。
1本づつ素手で掴んでかぶりつくわけですが、あばら骨から肉がスッと離れて、とても食べやすい。
で、肝心のお味はというと、写真でもおわかりのとおり、やわらかい豚のあばら肉と、
しっかり漬け込まれたソースが、もう絶妙で絶妙で。ウマイです、ほんとに。
スノークラブもいいですが、やっぱり肉!バーベキューソースがたっぷり染み込んだリブは、
やっぱり最高です。6種類のソース全てを試して、こちらもあっという間に完食。


と、ここでまた新たな伏兵が。
豆の煮込みスープが、なんともまたウマイではないですか!
チリビーンズとか言うんですか?西部劇の映画なんかでよく見かけはしますが、アレってこんなに
うまかったのかと、今さらながらびっくりです。ちょっと濃いめの味付けが実にいい感じ。
とはいえ、さすがにこれだけ食べた後では、全部食べられるわけがなく、
サラダとポテトと豆スープは半分ぐらい残してしまうという、
アメリカ旅行のお約束パターン
これだけ食べて、お代は51ドル。安くはないけど、内容を考えると大満足でしょう。


スペアリブで汚れてしまった手は、店内奥の手洗い場で洗うことができます。
ここの手洗い場は、なんと足でペダルを踏んで水を出します。ナイスアイデアです。
二人とも手を洗って、ウエイトレスに支払を済ませて席を立ちました。
この店を初日に知ってしまったら、たぶん3回は通ってたと思うぐらい、大満足なお店でした。
もし次にハワイに来たら、間違いなく通うことになるでしょう。


ディキシーグリルを出た一家は、ワード・ゲートウェイセンターの「ロス・ドレス・フォー・レス」に
立ち寄ってあーちゃんの服を物色しましたが、、あまりいいものがなくて退店。
そのままワード・ウェアハウス前のトロリー乗り場で、20分ぐらい待ってから乗車。
今回は降ろされることもなく乗車できました。で、アラモアナSCで下車。

時刻は14時ぐらいでしょうか。あーちゃんもお腹すいてないだろうし、現金も余ってるしで、
またもやあーちゃんの子供服ショッピング開始。
「GAP KIDS」「ジンボリー」
「オールド・ネイビー」「チルドレンズ・プレイス」
などでセール品を買いあさります。
安いものは8ドル、高いものでも20ドル弱なので、100ドルちょっとで7着ほど買えました。
戦利品は、ざっとこんな感じです。











めぼしい子供服屋さんを制覇したので、フードコートに向かいます。といっても食事ではなく、
「ホノルル・クッキー・カンパニー」でおみやげのクッキーを買うのだそうです。
お店は、マカイマーケットの端っこにあるキヨスクみたいな売店でした。
売っているのは基本的にクッキーだけなのですが、フレーバーがいろいろあります。
プレーンタイプや、真ん中にドライフルーツが乗ったもの、コナコーヒー味もありました。
また、値段もそれぞれ異なっていましたので、詰め合わせで購入する場合は、
どういう組み合わせなのかをチェックする必要があり、妻の優柔不断も手伝い、
想像以上に時間がかかりました。結局、我が家用に缶ボックス・おみやげ用に箱入りを買いました。
缶が4種類アソートで15ドル前後、箱は3種類アソートで10ドル前後でした。





ひととおり買い物を終えて気が付くと、もう16時になっていました。あーちゃんが少しぐずったので、
マカイマーケットでミルクをあげ、ホテルに戻ることにしました。
トロリー乗り場は予想通りの行列で、案の定1回乗車拒否を喰らって、2本目のトロリーに乗りました。
もう怒る気力も湧いてこないよワイキキトロリー。
君はそんなにも子供が嫌いなんだね。
でもね、
僕はそれ以上に君が嫌いだよワイキキトロリー
もう乗ることもないだろう、さようなら、ワイキキトロリー・・・
と、思考が遠いところに行っているあいだにホテル前に到着。


いよいよハワイ最後の夜なので、豪華な食事といきたいところですが、絶対に行きたかったところは
全部行けたのと、さすがに暴食しすぎたのか胃がもたれてて、二人ともあまり食欲がありません。
しかも、あーちゃんのミルクが、残り少なくなってきてしまいました。それならばということで、
「フードパントリー」で、あーちゃんのミルクを買おうということになりました。
フードパントリーは、ワイキキのホテル街ではほぼ唯一のスーパーマーケットです。



果たしてスティックタイプの粉ミルクがあるかどうか不安だったのですが、しっかりありました。
16パック入りで、14ドルでした。アメリカ製なので、分量が日本製のものと違うようですが。
離乳食も、ガーバー社製のものがとてもたくさんあり、試しに買ってみました。
ターキーライスという味で、99セント。
ついでなので、マウイシュガーなど我が家用のおみやげも買いあさります。
妻が晩ご飯もここで軽めに買って済ませるというので、そうしました。
せっかくのハワイ最終夜をもったいない気もしますが、確かに胃もたれしてるので、
パンとヨーグルトを買ってホテルで食べることにしました。



アメリカ製のスティックタイプ粉ミルク。あーちゃんは普通に飲みました。

こちらもあーちゃんはとってもおいしそうに食べてました。

マウイ島産のさとうきびで作った砂糖。3ドル60セント。


ホテルに戻って、ディナータイムです。すごく質素なはずの食事を、ラナイから眺める夜景が、
とても豪華に演出してくれます。やっぱり高層階はこういうときサイコー。
とはいえ、明日の朝にはハワイを出発するので、少し感傷的です。


最後の夜も、当然ハイアットショップスをうろうろしました。「ハイアットゴルフ」というお店で、
両親用にSONY OPEN GOLFのロゴが入ったゴルフウェアを買いました。3着で240ドル。
その後、ABCストアで買い物をして、キモビーンでコーヒーを買って部屋に戻りました。
しかし、のんびりしてはいられません。明日の早朝6時にスーツケースのピックアップがあるので、
今夜のうちに荷造りをほぼ終了しておかねばなりません。
おむつの消費量が大幅に予想を下回ってしまい、ムーニーMサイズ74枚入りが半分も減っていないので、
あーちゃんの子供服もぎゅうぎゅうに押し込み、0時頃までかかって荷造りを終えました。
手荷物のチェックも終えて、1時過ぎにようやく就寝しました。