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博物館の新館と本館の間を抜けて春日大社参道を左に曲がると博物館敷地の東南隅に西洋の面影が宿る木造和風建築が見えます。博物館の施設のひとつで仏教美術資料研究センターです。明治35年に奈良物産陳列所として建てられました。現在は仏教美術に関する調査、研究資料の作成、収集、整理、保存などが行われています。西洋建築は古都の景観に調和しないという景観論争がおこり、全体は平等院鳳凰堂にならうことになったのだといいます。正面には唐破風の車寄せが風格を湛え、窓にはイスラムの様式も取り入れた特徴ある木造和風建築。天井が高いために音の響きがよく時折コンサートなどにも利用されています。 |
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