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 博物館新館南側の庭園の中にある八窓庵はもともと興福寺の大乗院にあったもので、明治25年に移されたものだそうです。古田織部好みと伝えられる名茶室です。茅葺入母
屋造の屋根で前面に土間庇がある田舎屋風のたたずまいです。名前の通り、八つの窓がありますがこの八は法相宗の八識をあらわすのだとか。興福寺に伝わる法相宗の教義では眼、、耳、鼻、舌、身、意という六感に末那(まな)、阿頼耶(あらや)という二つの無意識を加えるそうです。いかにも奈良らしい茶室の名前です。
床しい茶室では時折釜が掛けられ、お茶会も催されています。 |
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