イタリア旅行記  〜フィレンツェ到着編〜  

< 6/24・夜>

部屋にあったのはドーンと大きなダブルベッドが一つ。(ヨーロッパでは多いパターンの様ですが)
ツインじゃないけど、まぁ、大きいベッドだから大丈夫だなと私は思ったのですが、友達が一人じゃないとどうしても眠れないと言いだしました。
その後色々考えた末、ツアコンの部屋と交換する事に。(ツアコンはもちろん一人で泊まるのにツインだったのです)シャワーしかない(しかも固定)狭い部屋になったものの、とりあえずベッドは2つ獲得。安堵している友達をつれて集合場所のロビーへ移動。

7:20にロビーに集合して夕食へ。歩いて10分ぐらいの高台にあるレストランで名物料理の「ビステッカ・ア・ラ・フィオレンティーナ」を食べました。
ようするに炭火焼きビーフステーキなんですが、これがフィレンツェの名物料理です。まずパスタ、それからステーキ。これがすごく大きくてびっくりする。でも、食べてみると、脂身が少なく炭火と塩だけのあっさり味にレモンをかけただけなので、結構食べられました。(これがアメリカのTボーンステーキだったら無理だったと思いますが)

レストランは高台にあるので景色も良く、皆窓を開けて「いい風が入ってくるね」なんて喜んでいたのですが、気づくと皆蚊に刺されてました。(笑)

食後、ホテルに戻り電気がつかないスタンドと格闘する私。
コードが入ってないとか色々言って触っていると、「ジリリリリ」と大きな音が。もー、びっくりしました。感電しちゃうんじゃないかって。(笑)それがその音、何度も続くんですよ。
少し落ち着いてから、私は大丈夫、しびれていないと気づく。じゃあ、この音は一体何?と考え、結局外のブザーを鳴らしてる人がいるという結論に辿り着きました。

ここで、この部屋の説明をしておきます。
この部屋は庭に建っていて、全部で10部屋ぐらいある長屋形式なんですよ。平屋の。2部屋づつ外に一つドアがあって、そこを入ると2部屋の一つ一つのドアがある訳です。だから、一番外のドアは、隣の人と共有して、それぞれの部屋にもドアが一つづつある訳です。

それで、そのブザーは外の共有ドアに付いてるんです。
とりあえず出てみようと思いドアを開けると、そこには同じツアーのおばさん2人組が驚いた顔をして立ってました。
「あー、良かった。私たち、さっき添乗員さんが部屋かわったって言ってたから無人だと思ってたのよね。そうしたら、なんか音がするじゃない。怖くなってブザーならしてたら、ドアが開くんだもの。びっくりしちゃって。で、どうして部屋かわったの?」
それで説明をし、「それだったらお風呂使いにきなさいよ」と言ってもらいました。

もう、ありがたかったです。遠足状態のアッシジの後にはお風呂が必要でした。
その後、お風呂をかり、帰りぎわにはさくらんぼまでもらってしまってその日は眠りについたのでした。

・上の写真はフィレンツェのホテルを撮影したものです。 (著者撮影)

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