いくら旅行会社の企画しているパックツアー＆フリースティが安くなったからって、やっぱり自分で泊まる所は決めたいし、自由に行動したい！そう思う人は案外多いのではないでしょうか？
ましてやロンドンに行くのなら、絶対に夜は劇場通いと決めている私などにとっては、劇場とホテルとの距離は大問題になってきます。
過去において一度だけイタリアのパックツアーに参加した私の経験から言うと、数都市をまわる場合、ホテルは直前まで決まらない事もあるし、とんでもなく辺鄙な所になる事があります。
又、ホテルが指定出来るフリースティにしても、既にチョイスされている中から選ぶというものだったり、グレードのみの指定だったりという事が多いと思います。
という訳で、私は前回と同じく自分で航空券とホテルの手配をする事にしました。以下は、その一部始終です。
1997年、初めてロンドンを訪れようと思った時、何せ初めての事で既に出遅れているという事に全く気付かず、旅行の１カ月前に手配を始めて大変な思いをした事があります。
のんきにただ漠然と行くとしか考えていなかった私は、１カ月前になって漸く重い腰を上げました。ところが、それではもう遅かったのです。
当然の事ながらホテルも航空券も取れないかもしれないという最悪な事態に陥り、それ以来「旅行の手配は先手必勝」が私のモットーとなりました。
という訳で、今回再びロンドンを訪れるにあたり、１０月の旅行に４月ぐらいから調査を開始。まず予算に見あう、便利なホテルを探します。
最初は一番手っ取り早いので「地球の歩き方」や「個人旅行」を使って紹介されているホテルをチェック。
もちろん選ぶ基準はウェストエンドに近くて駅からも近い場所。そして、ヒースロー空港からも行きやすい場所。最後に一泊ツインで£100を切るホテル。
前回は簡単に迷子になれるほど広いマンモスホテル、「ストランド・パレス」に泊まってエレベーターがなかなか来ないなど結構大変だったので、今回は朝食付きで快適そうなＢ＆Ｂ（日本でいうペンションのようなもの）をターゲットに探しました。
いくらＢ＆Ｂとは言え、物価の高いロンドンでそんなうまい話しはないだろうと言われそうですが、探してみるといくつか該当するホテルが出てきました。
ガイドブックの次に使ったのは、もちろんインターネットです。
ここでインターネットの実力発揮！という事で、こんなサイトを見てみました。
まずはイギリスのYahoo!キーワード検索をかけるのに便利です。
私はB&Bで探してみたり、ピックアップしたB&Bの名前を直接入力したりして検索してみました。
もちろんＢ＆Ｂのガイド兼予約が出来るＨＰもあります。ここはエリア別になっているので便利ではないでしょうか？
・A1 Tourism・
http://www.a1tourism.com/uk/london.html
ロンドンのホテルとＢ＆Ｂのデータベースとしても、旅行代理店が手配したホテルの、部屋の備品等の情報を得るにも便利なのはこちら。
・London - HotelGuide・
http://london.hotelguide.net/
そして、英国全土のホテルを探すならここが便利。ロンドンのホテルの検索も充実しています。
・Smooth Hound's・
http://www.smoothhound.co.uk/shs.html
以上、ガイドブックとネットを使って絞り込みを行った結果、候補に残ったのは２件になりました。
一つはパディントン駅に近い"Kingsway Hotel"で、もう一件はマーブルアーチ駅に近い"edward lear hotel"です。
いずれも上に記したＨＰから直接ホテルにEmailが送信出来るようになっていたので、早速問い合わせました。
まず、ツインルームでバス・トイレ付きの部屋はあるのか。ロンドンでは案外シャワーとトイレというのが多いのです。
次に、ドライヤーは貸して貰えるのか。女性には結構重要なポイントです。
メールを出して数時間後、さすがEmailです。"edward lear hotel"からあっという間に返事が返ってきました。そして、もう一件からも翌日には返事が返ってきました。
その結果、"Kingsway Hotel"にはシャワー・トイレ付きしかないという事がわかり、ちゃんと揃っているという返答のあったマーブルアーチの"edward lear hotel"に決定しました。
"edward lear hotel"は、実際に訪れてみないと分かりませんが、メールの文面では親切でとてもよさそうな感じです。
またインターネットで予約したので、通常一泊一室（ツインルーム）£92.5のところ、ネット割引で£89.5になりました。
英国式朝食付きで、税込みの価格がこの宿泊代です。
マーブルアーチ駅から徒歩３分（私たちの足では５分ぐらいかかるような気がしますが）で、ショッピング、観劇にも便利なロケーションです。
また、ヒースローからパディントン駅まで直通電車に乗れば15分。そこからタクシーでホテルまで５分というので、空港からうまくいけば３０分ぐらいで着くはずです。
詳細を知りたい方は、ぜひ彼らのＨＰを訪れてみてください。
・edward lear hotel・
http://www.edlear.com/index.html
ところで、Ｂ＆Ｂが密集している場所というとヴィクトリア駅とパディントン駅周辺ですが、ロンドン在住の人に言わせると、パディントン周辺は避けた方が無難という事です。特に夜は要注意と言われました。
また、これはあくまでも私の印象ですが、ヴィクトリア駅も大きな駅で人の出入りが激しいので、余り夜に通過したい場所ではありませんでした。
さて、次は航空券です。
ミラノからフランクフルト経由で日本に帰国した際に、ミラノからのエアバスが雨の為なかなか飛べないという事でフランクフルトへの到着が大幅に遅れ、あわや日本行きの飛行機に乗り遅れるか？！という事態を経験した事のある私は、それ以来がちがちの直行便派になりました。
という訳で、今回は私が予定している日に飛んでいるのがJALしかなかったという事で、全く選ぶ余地なくJALに決定。
JALから直接購入する割引チケットも考えましたが、予約から７２時間以内に購入の事などという説明を読んでいるうちに、やはり簡単にいつも通りHISにしようという事になり、早速ＨＰへアクセス。念のためURLを掲載しておきます。
・HIS・
http://www.his-j.com/
今回は直接店頭に出向くという事はせず、全て電話で済ませました。
１０月の予約は８月からという事で、８月になった時点で早速電話。まだ料金が出ていないので、予約だけ入れて料金が出次第連絡を貰うことに。
その時先方から、去年の料金を告げられ、それと余りに差が出た場合は、予約を取り消してもらって結構ですという説明を受けました。
そして、８月下旬。関空〜ヒースローのJAL直行便で往復チケット￥115000との連絡が入りました。
その後、キャンペーンチケットになる事が決まったので、先駆けて￥110000にしますとの連絡をもらい、HISは良心的だなぁと少し感心しました。
ところで、先日新聞に出ていましたが、今年は昨年（1999年）に比べ、全体的に格安航空券が値上がりしているそうです。
その値上がりがツアー旅行の料金引上に繋がるのではないかと書かれていました。
以上がホテルと航空券の予約についてです。先日ホテルは一日分だけクレジットカードから引き落としがありました。
そのレートをもとに７泊８日（ホテルに宿泊するのは６日）の旅にかかった基本料金は次の通りです。
これに、別途掲載している観劇代（4公演分）を合わせても￥177,954でした。
さて、最後に旅の楽しみの一つである食事に関するホームページをご紹介しましょう。
とかく美味しい物がないと言われ続けてきたロンドンですが、最近ロンドンもおいしくなったという話しを聞きます。
私の経験からしても、ちゃんと選べばおいしいものは食べられるはず。という訳で、これからかの地を訪れる前に、一つの目安としてこのサイトを訪れてみてはいかがでしょうか？
・London Restaurant Review・
http://www.londonrestaurantreview.co.uk/
ここではロンドンのレストラン評が読め、接客態度、スピード、質、値段との満足度などが事細かに採点されています。もちろんコメントもついています。
以上が、今回のロンドン旅行に際し私が便利に使ったサイトと手配の全てです。
これからロンドン旅行を計画している人＆近々訪れる人にとって、少しでも旅の助けになれば幸いです。
お互い、ロンドンを楽しみましょう！
West Endのチケットを自分で購入する方法を見る
London Restaurant Information,2000 を見る
1997年ロンドン旅行記インデックスを見る
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