アニーママ奮闘記

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アニー(12歳3ヶ月)、
目力あってまだまだ元気でしょ♪


みんな頑張ってたもんね!
第o章 いきなり、肺に転移 − [とうとう来たか・・]

『12歳前のバーニーズで、これだけ反応も良くて表情も良くて検査結果も良いのは奇跡です。』

2月末の術後1ヶ月検査の時に院長先生が言った言葉。
実はこの言葉には、続きがあった。

『今はそうでも、後何年かしたら、いずれ癌という事になっていくと思います。
その時に、この体重(22.6kg)ではもたないから、体重を増やして下さい。』

胃捻転から復活して喜び一杯の私に、身体にシコリも1つも無いアニーに、
冷静に言う・・。目標は25kg。
全盛期に37.8kgのアニーは、10歳を超えたあたりから徐々に食べれる物が減っていて、療養食は1日6カッフも食べれるのだけれど、サツマイモやヨーグルトでさえ、下痢&嘔吐をしてしまうようになっていたので、体重を増やすのは容易ではない。

そんな話から4ヶ月・・。
胃を固定したお陰か、不思議な事に何を食べても下痢&嘔吐は一切しなくなっていた。体重も病院に行く度に増えて、26.7kg。

でも体重が増える事を待っていたかのように・・。

1ヶ月前ぐらいからだろうか・・。
お散歩に行き始めるとすぐに、アニーの息使いがおかしくなっていた。
『ゼーゼー』と、あまり距離も行きたがらなくなり、すぐに家に帰る。
でも11歳台のバーニーズが2頭、老衰で亡くなったと聞いていたので
『13歳にはもうなれないなぁ・・。』と思いはしたが、歳のせいだと思っていた。

2006年6月29日
夕方のお散歩中に前足から3回こけた。
癌を患ったたくさんのバニ達の話から、前足のふら付きや不調は要注意だと
思っているので、とてもショックな事だった・・。

2006年6月30日
9時〜14時の間だけ、自力で立てなくなった。後ろ足が踏ん張れない。

2006年7月5日
主治医の夏休み明けを待って、病院へ行く。
前足のレントゲンを撮ると、素人目にも明らかな左足の関節炎。腫れていた。
骨も回りも綺麗だしこれ以上の検査は必要無しとの事で抗生物質を貰う。
アニーは何事もないように、軽快な足取りになる。

2006年7月26日
しっぽ付け根左横に、球のような固いシコリを見つける。

2006年7月27日
そのシコリは1日で1.5倍程も大きくなったように思う。病院へ行く。
シコリを注射器で吸い取って組織検査に出して、後日 ”炎症性肉芽腫”で
良性だと結果が出る。
ここ数日の間に、興奮時に息が吸いにくいような状態にもなっていた。
数分で治まるけれど、呼吸困難ぽくなっていたので、
レントゲンを撮ると・・
肺に2つ。肺の上の方に2.8cm。気管近くに1.6cm。大きいと思う・・。
更にお腹辺りのレントゲンも撮ったが、胃腸辺りは異常無し。

『肺に2個というのは、肺が原発では無いと思います。
おそらく、喉とかどこかに原発があって、転移やと思います。
これ以上調べるのは麻酔をしないとダメなんで、もう麻酔が危ないし、
分かったとしても手術も非常に困難なものになります。
もう何もできないですね・・。
お散歩にももう行かないで下さい。これだけ暑いし、涼しい所で安静にして
呼吸を楽にしてあげる事だけ考えて下さい。』

☆☆☆

いつからか、考えてた・・。
胃捻転は麻酔をして処置をしないと即、死んでしまうからもちろんする。
でも癌とかになったら、もう何もしない。
抗癌剤も使わないし、麻酔をする検査だってもうしない。
若ければもちろんするよ。絶対にする。麻酔だって怖くないし、
前向きに戦っていく。
でもアニーは12歳。もう麻酔も怖い歳になった。
本当によくここまで頑張ってくれた・・。
痛みは押さえてあげて、ゆったりのんびり過ごして欲しい。

それにまだまだアニーは元気♪
気管支拡張剤と皆の応援のお陰で、興奮時の息も楽になった!
血液検査も異常無いし、食欲もびっくりする程にあるしね。

今までたくさんのバニ達が頑張ってたように、
今までたくさんの飼い主さんがしてきたように、私達も頑張りま〜す♪

−−−つづく−−−
(2006年8月15日 up)

特別日記(とうとう・・)

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