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2007年04月18日
おたくな遍歴ダーク・ピット
正直ダーク・ピットは超人過ぎて人間的魅力がないというか、これならまだ暗い過去を持つバットマンの方がましというか惹かれます。じゃあ何が引き続きシリーズを読ませる力となっているのかというと、毎回繰り出される壮大な落ち(^^;)と言いましょうか、あっと驚く新事実が明らかになる、ところでしょうか。
J.P.ホーガンの星を継ぐものを読んだ時はその発想のすばらしさにうなったものでしたが、その小ぶりな(まあ宇宙に比べ地球上の話なので)話が毎回繰り返され、今度は何を持ってくるんだろう、という期待感を抱かせてくれます。主人公がピット、ジョルディーノからピットの息子と娘に移っても気にならないのもそのせいでしょう。
初めて読んだのは古代ローマ船の航跡をたどれでローマ帝国衰亡史からの流れでしたが、その面白さにたちまち夢中になります。まだインターネットがなかった時代、大学の学術情報ネットワーク経由でアメリカの国会図書館に入り、CLIVE CUSSLERで検索、未訳の新刊が出ていることを確認メモ、出張の先生にお土産としておねだりして買ってきてもらったら、50ドル以上するハードカバーで恐縮しまくったこともありました。しかもそれが忍者スーツを着た殺し屋が出てくる日本を舞台にした作品で、重くて持ち歩けないのもあいまって全部読みきらないうちに翻訳
が出るし。この作品でちょこっとテンション落ちましたが今でも新刊でればちゃんと買ってます。
そういえば文献検索頼まれるたびにSTAR TREKなんかも試したこともあったなぁ(^^;)。もう時効だと思うほど昔の話です。
投稿者 idic : 2007年04月18日 21:50
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