・旧市街広場周辺です・

・2007年プラハ&ウィーン旅行記 vol.5・

〜王の道編 2〜


 天文時計のある広場を通り過ぎ、先ほどと比べると細い石畳の道を進んで行きます。先ほどから目にする建物は歴史を感じるものばかりで、思わずその装飾に目が行きます。
 ガイドブックによると、昔プラハには番地が無かったそうで、その代わり家紋を壁に掲げていたそうです。その家紋は未だ建物の壁を飾っていて、思わず写真を撮りたくなるような美しい物が数多く存在しているのです。プラハに来てからずっと感じているのですが、この国は一つ一つの物が、丁寧にデザインされています。

・壁につけられた家紋です・

 さて、いよいよ有名なカレル橋が近づいて来ました。案外細い路地の向こうに現れた塔。そしてその手前の車道。ここで初めて信号を発見。というのも、このプラハには信号がほとんど無いのです。何故なら、人が歩いていれば車は止まるのがルールみたいなんですよね。という訳で歩行者に信号は基本的には必要ないのです。(車同士はどうなんだと書いてて今思いましたが。笑)

・奥がカレル橋の袂です・

プラハで見る初めての信号の奥にはカレル橋の入り口の塔があり、その側面には彫刻が施されています。信号が青になり、いざ、聖人の像30体が両サイドに並ぶカレル橋へ!橋の袂から奥を見ると、そこは観光客で混雑していました。

・カレル橋の上です・

そして観光客目当ての露天商、ストリートパフォーマーも沢山居ます。日曜日のせいもあるのでしょうが、とにかく賑やかな橋の上です。

・カレル橋のストリートパフォーマーたち・

スリも居ると聞いているので気をつけなければなりませんが、観る限りでは皆楽しそうでとても穏やかです。そして、吹き付ける風が寒い!!10月とはいえ、ダウンコートを着てやっとしのげるというような寒さです。

・カレル橋のストリートパフォーマー・

 プラハに行くと人に話す度に、皆が口に出していたカレル橋。有名なんだなぁと思ったこの橋は歩行者のみが渡れるものでヴルタヴァ川にかかっています。川には遊覧船が浮かび、鳥の姿も見えます。そして赤い屋根の街が広がり、右手前方奥には目的地であるプラハ城が見えました。一目見れば直にそれと分かるほどの存在感がプラハ城にはあります。キリスト教信者やチェコの国民なら分かるのでしょうが、有名な聖人の像も我々には残念ながらただの彫像。。。という訳で、30体よりもそこからの景色と橋の上に居る人々に俄然注目してしまいます。

・カレル橋からの景色・

 途中、吹き付ける風に耳が千切れそうだ!と思いながらもヨーロッパならではの美しい街、風景に心奪われます。カレル橋が有名なのは、彫像もさる事ながら、ここからの眺めの素晴らしさの為じゃないかと思う眺めです。

 人でごった返しているカレル橋を渡りきる頃、橋の左手に水車を発見。そして、鳩が出入りする場所がいくつも設置されている屋根も発見。鳩小屋というには普通の家屋のサイズです。これは一体何の為に作られているのでしょうか?疑問は疑問のまま答えは出ずにカレル橋を渡りきります。

・王の道をプラハ城に向かって進みます・

 再び石畳の道を進んでいきます。途中、路面電車に会い、教会の前も通り、相変わらず王の道にはお土産物屋さんが多いなと思いながら進む事十数分。目的地プラハ城までの坂道が段々急になってきました。

・王の道をプラハ城に向かって更に進みます・

この道はスニーカーとかブーツとかでなければ、とにかくヒールでは歩けません。結構きついと話しながら登って行くと、レストランやホテルが多いエリアになりました。
「ここのホテルに泊まってる人達って」
「この道を上り下りしないと何処にも行けないんでしょ?」
「・・・・大変だよね」
そう。眺めはいいかもしれませんが、絶対に!街中がおすすめな程結構急な上り坂です。

いよいよプラハ城が見えてきた!という所で、またまた長めの急な上り坂が出現。石畳で足の裏が結構痛くなって来ています。と、ここでふと横を見ると、バギーに乗せられた赤ちゃんが母親に押されて上り坂を上昇中。。。言うまでもなく、石畳ですから・・・赤ちゃんの顔が険しい!!!ガッタンガッタンに必死に絶えてる赤ちゃんの顔が本当に厳しい!!(笑)
この後、プラハで出会うバギーの子供たちは皆ガッタンのせいで顔が険しい!!のが、かわいそうだけど、ちょっとかわいかったです。苦悩する子供たちです。でも・・・脳に悪影響は無いんでしょうか?地震みたいなもんですよね?

 苦労の末に絶景がある、というのはいつものパターンで、頑張って登るうちに右手にプラハの街が広がってきました。赤い屋根と紅葉の街が実に美しい。全体に赤い光景です。そして先ほど渡ってきたカレル橋を発見。こうしてみると随分遠くまで移動して来たことが分かります。ヨーロッパな景色だなぁとその美しさに思わずシャッターを切ります。そして遠くに見えるプラハの街からすぐ下の建物に目を移すと、そこに不思議なものを発見。何?これは何なの?!と、ヨーロッパな光景の中、微妙に浮いてる不思議な物体に思わずシャッターを切ってしまったのでした。


◆写真は全てなつむが撮影したものです◆


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