イタリア旅行記  〜ミラノ・雑貨屋編〜  

<6/28・午後>

高い天井の店内はガラスに囲まれているせいか開放的で、テラスの様な感じがしました。

入り口は一つなのですが、内部は3つにわかれていて、左がレディース、中央が雑貨、右がメンズという区分になっていました。どの部屋も仕切りはありません。
入ってすぐの所に、ウェディングドレスとパーティードレスのコーナーがありました。色は白が多く全体にボリュームのないデザインですが、着てみると結構ナチュラルな感じで、でもおしゃれできれいに見えるものだと思われます。一人だけ仮縫いに来ている女性がいました。その周辺のガラスケースにはアクセサリーがディスプレイされています。どれも個性的で、結構大きな存在感のあるものです。イタリアというとカラフルなものを想像しがちですが、全体に結構落ち着いた色遣いです。

どうやって着るの?と思う様な洋服もありましたが、全体的には結構普段でも着られるようなものが並んでいました。雑貨のフロアーに移る所には大きな水がめに水がはられ、バラの花弁が浮かべられていました。

雑貨のフロアーはますますテラスといった雰囲気で、自然光がとても気持ちのいい所です。家具も並んでいましたが食器が中心で、見ているだけで楽しくなるような色遣いのガラスがディスプレイされていました。

次のフロアーはメンズなので、ちょっとしか覗きませんでしたが、こちらも結構モノトーンな色遣いの洋服が多い様でした。

先ほど通って来た中庭に出て階段を登り、2階に移動。ここには本屋さんとギャラリーがあります。どちらも店番は一人づつです。ギャラリーはフリーで、写真展をしていたので入る事にしました。
白い壁に白黒の写真がゆったり掛けられています。被写体は60〜70年代の有名人が中心で、ローリングストーンズやビートルズ、アンディー・ウォーホールなどがモデルになっていました。
ゆっくり眺めた後、お礼を行ってギャラリーを後にし、再び外へ。今度は「コルソコモ」の姉妹店だとかいう、もう少しラフな感じの「ハイテック」へ移動。

「コルソコモ」から2分ぐらい歩くと、結構人の集まっている「ハイテック」に辿り着きました。
ここもまたちょっと奥まった所にお店があり、入り口周辺は小さな庭になっています。ベンチまであり、そこでくつろいでいる人がいました。

小さな入り口を入ると正しく雑貨やさんという感じ。文房具はもちろんのこと、バッグ、Tシャツ、バス用品、家具、食器、キッチン用品、装飾品などなど、色々なものが所狭しと置かれています。店内は結構入り組んでいて、あちこちに地下への入り口があり、2階まであります。一番おかしかったのは、日本語で「2階は家具売り場です」と書いてあるボードが階段に立て掛けられていた事でした。ここも日本人観光客が多いんだねと言いつつ2階へ。

2階には男性の店員が一人いました。そこにはソファーや棚、机などがたくさん並んでいます。一番奥は書籍売り場です。どんな本を置いているのだろうと思い近くまで行ってみると、そこは書籍売り場ではあるのですが、テーブルと椅子、そして自動販売機が置いてあり、ちょっとした休憩所の様な感じです。
既に結構疲れていた私たちは、これ幸いと休憩する事に。コークを買ってしばらくくつろぐ私たち。書籍は写真集が中心でした。

それにしても、ミラノには結構自動販売機がある事に私は驚かされました。イタリアには町中に自動販売機はありません。ミラノでも地下鉄ホームとここでしか自動販売機は見かけませんでした。しかもどれもコカコーラでしたが、とにかく、まだイタリアには街の景観を壊すという事もあって自動販売機は路上に置かれていないのです。

再び1階に戻り、フィレンツェで買おうか買うまいか悩んだのと同じエスプレッソ用のコーヒーカップとソーサーを発見。白地にちょっと愛嬌のある黒い犬が描かれているもので、やっぱり欲しくなり3つ購入する事に。ポストカードも1枚選んで早速レジへ。友人はカレンダーとポストカードを購入。
漸く「買い物」が出来た私たちはよろこんで再び地下鉄へ移動。

来た時と同じ地下道を通ったのですが、そこにはもうジプシーの親子はいませんでした。モンテナポレオーネ通りに戻ろうという事で、来たときとは逆の方向の同じ路線に乗り込みました。
すると、何と先ほどのジプシー親子が車内で演奏をしているではないですか!
子供は座っている人たちにお金を入れてもらおうと 帽子を持ってまわっています。 もうちょっとで私たちの所に来るという所で、次の駅に着き、二人は風のように電車を降りていきました。

・上の写真はドゥオーモの前の広場を撮影したものです。(著者撮影)

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