＜6/28・夕方＞
結構時間が経ち、もうそろそろイタリアのお店は閉店だという時間に近づいていました。
友人がプラダ本店に行きたい！というのでヴィットリオ・エマヌエーレ２世のガッレリアへ。プラダはもう、日本人女性で埋め尽くされていました。
一階の狭いフロアーにはお財布やバッグがショーケースに入れられて並んでいます。靴が欲しいという事なので、一階は素通りして階段を降りて地下へ。下は結構大きなフロアになっていました。
でも、ここも日本人だらけ。私は見学を決め込んでブラブラしながら見ていました。
友人が靴売り場に行ったので付いていくと、どれもサイズが合わない靴が並んでいます。
店員に聞いてみると「23.5の靴は全て売れています。25.5ならあるのですが」と英語で（ここは本当にイタリアか？）答えてきました。かわいそうだと思いつつ、無いと友人に伝えました。
どうやら日本人が根こそぎ買いまくっているようで・・・・恐るべし、日本人！ちょっと恥ずかしいぞと思いつつ外へ。
ちょっと沈んでしまった友人とヴィットリオ・エマヌエーレ２世のガッレリアを再び歩く。
すると、結構よさそうな靴屋さんがありました。入ってみようという事になり中へ。閉店近いのに、快く対応してくれました。
ショーウィンドーで見た靴を試したいと言うとサイズを聞かれたので、日本での彼女のサイズを伝えると、店員は頷いて商品をとりに行きました。日本のサイズが通じる？！またまた恐るべし、日本人！と心の中でつぶやく。
ソファーに座って待っていると、商品を持って来てくれました。丁度いいと言っていると、「他のも試してみますか？」と言うのでお願いする事に。
入った時に居たイタリア人女性のお客さんは10足以上試したあげく、何も買わずに出ていきました。
持ってきてくれたものを全部試し、結局最初の靴に落ち着く。やっと靴が手に入り、ちょっと明るい気分で外へ。出てみるともうプラダのシャッターは閉まっていました。
空はかなり暗くなってきました。どうやら雨が降るようです。
疲れたので夕飯は目の前にあるマクドでいいかという事に。中に入るとかなりの混雑。注文が楽なので、セットメニューを頼みました。でも、日本のセットとは違い、どれもボリュームのあるものばかり。一番食べられそうなダブルチーズバーガーとドリンクLとポテトのＬのセットを購入。7500リラでした。（600円）
店内は一杯なので、ガレリアに出ているテーブルへ。それが、結構いい席でした。観光客は沢山通るので見られているという感じはあるものの、美しいアーケードの下で食べるというのは得がたい経験でした。
きれいだなぁと思っていると、食べ物を目当てに来た小鳥が数羽やって来ました。そばまで来た鳥に、試しにポテトをやってみると初めは用心深く眺めていましたが、ちゃんと食べはじめました。余りの量に持て余し気味だった私は鳥にポテトをあげる事にしました。ポテトをやっていると、隣のテーブルに座ったおじいさんと目が合い、お互い微笑みあいました。
それにしても、こうしてガレリアに座っていると日本人観光客が結構目に付きました。見ていて思ったのは、結構無防備な人が多いこと。日本でも狙われるような感じで歩いています。肩からリュックを下げて手にプラダとかの紙袋を下げて歩いている人が結構多いのです。あの感じなら、私でも気づかれずにリュックを開ける事が出来そうです。ブランドもの紙袋を持っているという事は、それだけでスリの目を引く条件があるという事なのですから、もう少し自分で注意しなければ、絶対にいつか被害に合うと思いました。
簡単な夕食を終えてホテルヘ帰る事にしました。でも、外は滝の様な雨。
タクシーで帰ろうかという事になり、スカラ座の前のタクシー乗り場をガレリアの屋根が付いている最後の場所から眺めてみたのですが、やはり一台も止まっていません。どうしようと言っていると、同じツアーの新婚さんに合いました。タクシーに乗ろうとすると必ず誰かに合う私たち。
ついている！と思いつつ交渉。４人でタクシーに乗ることになりました。少し濡れるのは覚悟でタクシー乗り場へ。ほどなくタクシーが来て、漸くホテルへ帰れる事になりました。
ホテルの部屋に戻ると外は激しい雨に雷までもが加わって、とても歩けない程になっていました。
窓から外を見ると民家が見えるのですが、そこに干してあった洗濯物には、傘をさしてありました。何ともイタリア人らしい発想に笑いながら眺めていると、あちこちに稲光が。
明日はいよいよ帰国なので、荷造りをして早めに就寝。また、上のレストランの足音に悩まされながら眠りにつきました。
HOMEに戻る
ミラノ･到着編に戻る
ミラノ･ホテル編に戻る
ミラノ･最後の晩餐編に戻る
ミラノ･ドゥオーモ編に戻る
ミラノ･地下鉄編に戻る
ミラノ･雑貨屋編に戻る
ミラノ・買い物編1に戻る
ミラノ・スカラ座編に進む