ワインセラー



ラ・スウフランディエール 2002

 アルザス地方はフランス東部、ドイツとの国境沿いに南北に細長く広がる非常に風光明媚なエリアでフランスの中でもいろんな面で最もドイツに近い地域です。その為ワインのタイプもドイツワインにかなり近いものが多くほんの少しピノ・ノアール種で赤ワインも造られてはいますがほとんどはリースリング種、トカイ・ピノ・グリ種、ミュスカ種、そしてアルザス特有の品種であるゲヴュルツトラミネール種等の白ワインがほとんどです。
最近日本のみならず世界的に注目されて来ているワインに有機栽培ワインというものがあります。 有機栽培ワインとは農薬や化学肥料を使わずに成育されたブドウから造られたワインのことですが、その有機栽培ワインをさらに極めた造り方としてビオ・ディナミと言う造り方があります。 ビオ・ディナミとは本来畑がもっているポテンシャルを最大限に引き出し、出来る限り自然な形でワイン造りを行なうという方法ですが、農薬や化学肥料を使用しないのは勿論のこと酸化防止剤の使用も最低限に抑えブドウの育成からワインの熟成に至るまで天体の運航に合わせて行なうと言う極めつけの方法です。 このオステルタークもまた2003年より完全にビオディナミに切り替えた造りをしており、アルザス地方を代表するブドウ品種であるリースリング種のしかもグラン・クリュ(特級畑)からとれたブドウで造られたこのワインはリースリング種特有の非常に良く熟したピュアな果実味が程よい酸味ととても良くバランスがとれた抜群の凝縮感と旨味を持ったワインでメロンやイチジクと合わせた生ハムや鮭やマス等の川魚の料理やグリルしたソーセージ等にピッタリのキリッと冷やして飲む、まさに夏にピッタリのワインです。

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