秋も深まりいよいよ待望の本格的な“ワインの季節”がやってまいりました。 今月もまた今年の4月に引き続きましてボルドーのワインを取り上げさせて頂きますが、今回はボルドー地方の中では比較的無名に近い地域で造られるワインでありながら、今、日本のみならず世界中で注目を集めている人気急上昇中のシャトーを取り上げさせて頂きます。 プルミエ・コート・ド・ボルドーと言う地区はガロンヌ河を挟んでグラーヴ地区の対岸に位置するエリアで近年とてもコストパフォーマンスに優れたワインが造り出される地域として人気の高まってきているエリアです。 その中でも特に人気の高いのが今回取り上げましたシャトー・モン・ペラのワインで1998年に現在のオーナーに替わってから品質が著しく向上し、今やこの地区を代表するワインとして世界中で大変な人気を博しており、日本におきましても人気マンガ“神の雫”で取り上げられて以来大人気となり、つい最近新しいヴィンテージが入荷するまで全国的に品切れ状態になっていた程です。
  今回ご案内させて頂きますワインはそのシャトー・モンペラの畑の中でも特別に選ばれた区画からとれたブドウのみを用いて造られたスペシャル・キュヴェでとてもピュアで凝縮された果実味としっかりとした骨格とヴォリューム感のある素晴らしいポテンシャルを持ったワインです。 勿論、今すぐに飲んでも十分美味しく楽しめるワインですが出来ればデキャンタをするか飲む1時間以上前に抜栓をして大きめのグラスでしっかりとしたお肉料理やコクのあるタイプのチーズ等と一緒にお楽しみ頂きたいワインです。