ばんちょにっき

2003.6/27 放送
帝塚山大学 能楽部
取材の前、カメラマン兼ディレクターのK氏に
「次は、のうがく部やから…」
と聞いて、ばんちょ、マジでこう返答した。

「へ〜、帝塚山大学 農学部!?
 じゃ、前行った園芸部とかのような活動してんねや!」
氏  「はっ??能楽やで、そんなことはせーへんよ」
「じゃ〜、田植えとか…うーん、野菜づくり??」

書いてたら長くなりますわっ。
この後2〜3回同じ様なやり取りがあり…ようやく意味が通じたのだった (@_@。

言葉だけではねぇ!
こうやって、
文字で見たらすぐ分かるってもんですよぉぉ!


さて、
能楽

悪いけど ばんちょ、
チンプンカンプン カンプキン??

能楽て、お能のコトちゃうのっ!?


後は……………






(゜.゜)(゜.゜)(゜.゜) 知らん。


必然的に…『能楽のミニ講座〜〜〜!』
※ばんちょが説明するねんから〜 知らない人は、いい機会だと思って見てくだせぃ!!
1) には 600年もの歴史があります。
さかのぼると室町時代の初期。その頃には、すでに能の基礎っちゅうもんが出来ていたそうです。
有為転変の世の中、時代に合わせて変えて行かなければ生き残れない事が多いのに、600年前の台本が今も受け継がれている…。
先人が積み上げ、磨き、練り直してきたものなんですなぁ。
2) といったら必ず思い浮かぶのが「能面」
200種類以上あるらしいですよ〜! そして「お面をつけた」を、能の用語に翻訳すると「面(オモテ)をかけた」というのですわ。
すなわち、至極簡単に言わせていただきますと、
「能とは、面をかけて劇をするっちゅうこと…。」
3) 能楽と言うと、能・狂言両方のことを指します。
因みにこちらの帝塚山大学 能楽部では、奈良の金春流、金春穂高さんを師とし、お能だけをされています。
一般に、狂言が喜劇ならば、
能楽は(それと対比させて)悲劇って言われてます。 登場人物も、幽霊とか神様とかお坊さんが多いとか。
4) 構成には
まず、
シテ方(主人公)と ワキ・アイ(脇役)と呼ばれる役どころがあります。
また、
お囃子方(オハヤシカタ)といって音楽を演奏する人や、(シテも謡うけど) 地謡(ジウタイ)といって、うただけを謡う人もいます。


さて、ばんちょ。この能楽部で一体にゃ〜にをやったのきゃ!??

まず、
「すり足」

へんっ!簡単さぁ!
中腰手前の姿勢でローラースケートじゃ〜〜!! 
シャーシャーシャー

ア・マ・い・ね〜んっ!!
普段使わない筋肉を使い、その状態を持続するのだから、情けないことに体はすぐに悲鳴をあげた  (ToT)


金春穂高 師は、おっしゃいました。
「すり足は、これで良しはありません。死ぬまで
追求する所作の1つです」

どっひぇ─────っ!!
「たかがすり足、されどすり足」 


そして、雰囲気にも慣れてきた頃…。ばんちょはあることを察知した。

「今日も、ミッチリコースだわ…。」


そう、脳裏をよぎったのは、放送3分、実際の収録1時間以上…。
礼から形までしっかり指導して頂いた、 先週のなぎなた部
 
(―_―)!!勘違いしないでください!決して嫌やっちゅうことではありませぬっ!



それから、能のある一部分の仕舞いをすることになった。
ものの1分位の舞いかな…


恒例の対決も、その仕舞いで対決だ!
正々堂々とハンデ無しで、1年生と対決!!
えてきたぜぃ メラメラメラ



座るから 立つ、回る、扇を決まった位置に戻す。

足の方向!顔の角度!!

ふぃ〜これらの動きをバランスよく行うのは難しい!
余計な力が入るんだなぁ…。


余計な力はいらないけど、扇の先まで神経は通わせなければならない!
力強く!美しく!!
??どっかで聞いた言葉の連続だぞ…
 
 
あ…先週のなぎなたや。



「力強く」というものは、ばんちょ得意のようであります。

一心不乱で挑んだ対決!
今までに無い
喜びを味わいました。




勝ったのだぁぁぁ!!!



最後に、部長中谷くんの言葉を。
「能は分からなくても、下調べもしなくても楽しめます。
 装束の美しさを見るも良し、舞台の造りを見るも良し、
 どんなすり足をするか見るも良し、個々の自由なんですよ。」

そんなきっかけから、能楽に ふれてもらえたら…と、言っていました。

Image Image Image Image Image
今回の対決=仕舞入門対決!
(一番動きのある舞いで、どちらが力強く美しく舞えるか勝負)
ばんちょ 和田さん
勝ち 負け
現在までの対戦成績 25勝27敗 

▼過去の日記▼

Go_K-Para Go_Familychannel
All Rights Reserved,Copyright(C) KCN 1996-2003.