1) |
能には
600年もの歴史があります。
さかのぼると室町時代の初期。その頃には、すでに能の基礎っちゅうもんが出来ていたそうです。
有為転変の世の中、時代に合わせて変えて行かなければ生き残れない事が多いのに、600年前の台本が今も受け継がれている…。
先人が積み上げ、磨き、練り直してきたものなんですなぁ。
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2) |
能といったら必ず思い浮かぶのが「能面」。
200種類以上あるらしいですよ〜!
そして「お面をつけた」を、能の用語に翻訳すると「面(オモテ)をかけた」というのですわ。
すなわち、至極簡単に言わせていただきますと、
「能とは、面をかけて劇をするっちゅうこと…。」
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3) |
能楽と言うと、能・狂言両方のことを指します。
因みにこちらの帝塚山大学 能楽部では、奈良の金春流、金春穂高さんを師とし、お能だけをされています。
一般に、狂言が喜劇ならば、能楽は(それと対比させて)悲劇って言われてます。
登場人物も、幽霊とか神様とかお坊さんが多いとか。
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4) |
能の構成には
まず、シテ方(主人公)と
ワキ・アイ(脇役)と呼ばれる役どころがあります。
また、お囃子方(オハヤシカタ)といって音楽を演奏する人や、(シテも謡うけど)
地謡(ジウタイ)といって、うただけを謡う人もいます。
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